写真は血圧の薬をもらっている内科のモノ。おそらく高齢者への配慮だろうけど、赤字で「朝」と大きく印刷され、「食前、食後」「朝、昼、夜」などには、該当項目を赤丸で囲み、関係ない項目を赤×で、その他、注意事項についても関係のないものを赤線で消すという処置がとられている。
一見とてもわかりやすい。
多分、高齢でも健常者であれば、この袋を見れば、自分がいつ、どのように薬を飲むべきか判断出来るだろう。
(中の薬も朝用は青線付き袋、夜用は赤線付きと区別され「あさ」と書いたシールが貼られている。)
ところが、この「丁寧さ」が母には情報過多であるらしい。
「ねぇ、この薬、朝に○がついてるの。昼と夜に×の印があるんだけど、これは何?訳が分からない」
ある日、母は私にこう言った。この時、初めて私は、親切丁寧なこの印がかえって認知症の母には逆効果であることを知った。
赤印は印刷なのだけど、下の文字が透けて見えている。健常者には気づけない落とし穴。
きっと母に与える薬袋は「朝ごはんの後一包」くらいが丁度良いのだろう。
(もちろん、もうずっと薬の管理は私の役目で、母が薬袋を手にするのは窓口でもらう時だけ)
よく、理解力が落ちているから一度にたくさんの事を言ってはダメと言われるのたけど、ついつい以前の感覚で話してしまうし、実際のところ、どの程度なら理解出来るのか判断に苦しむ。
大抵、分かっていなくてもつじつまを合わせる技術には長けているものだし…。
そういう意味で、私は、この薬の袋が、母の理解力の低下をよく分かる形で示してくれたと感じた。
一見とてもわかりやすい。
多分、高齢でも健常者であれば、この袋を見れば、自分がいつ、どのように薬を飲むべきか判断出来るだろう。
(中の薬も朝用は青線付き袋、夜用は赤線付きと区別され「あさ」と書いたシールが貼られている。)
ところが、この「丁寧さ」が母には情報過多であるらしい。
「ねぇ、この薬、朝に○がついてるの。昼と夜に×の印があるんだけど、これは何?訳が分からない」
ある日、母は私にこう言った。この時、初めて私は、親切丁寧なこの印がかえって認知症の母には逆効果であることを知った。
赤印は印刷なのだけど、下の文字が透けて見えている。健常者には気づけない落とし穴。
きっと母に与える薬袋は「朝ごはんの後一包」くらいが丁度良いのだろう。
(もちろん、もうずっと薬の管理は私の役目で、母が薬袋を手にするのは窓口でもらう時だけ)
よく、理解力が落ちているから一度にたくさんの事を言ってはダメと言われるのたけど、ついつい以前の感覚で話してしまうし、実際のところ、どの程度なら理解出来るのか判断に苦しむ。
大抵、分かっていなくてもつじつまを合わせる技術には長けているものだし…。
そういう意味で、私は、この薬の袋が、母の理解力の低下をよく分かる形で示してくれたと感じた。
でもって、確かに、認知症は自分でチェックしても絶対忘れます…(^^ゞ
親切がアダになったようなものですけど、そこまでいっちゃうと大変。
でも、薬って、特に高齢者は何種類も飲むから、もっと簡単に、一粒でいくつもの効用があって、朝だけ…みたいのがいいんだろうなーと思います、はい。
私があまりにも前面に出てしまうとおもしろくない。プライドはしっかりしていて、他人に管理してもらってるなんて現状は許せないん母なので、毎日薬を飲ませることはほぼ無理状態です。
それも悩みの一つです…((;・・ヘ)
勉強になります。
でも、頭で理解しても、実際となると、かなかなです…(∋_∈)
トラ子さんのオカーサマはどうなんでしょう?
うちの母は、私の言うことは大抵なんだかんだと理屈をつけてきます。
AというばB、BというばCって感じです。
これがほんとに、やりにくい、ムズカシイところです。
自分でチャックしたものだと、まだいいけど、人がしたものは特にわかりくくなるのではないかと。
しかしながら、認知症の場合、自分でしても忘れちゃったりするのですけど。
うちの母の場合、自分でしたことは大丈夫なのですが、人にされるとダメみたいです。
信号は不快の部類にはいるようです。
うちはもらったらすぐに曜日、朝昼晩と分けられる薬ボックスの中に入れてしまいます。認知症じゃなくても、間違えそうなので・・私が・・・(笑)
苦手になってきた事柄を克服したい意識の現われ。
とはいえ、本人がその場で自覚している苦手なことって・・なんじゃろ???
と言う疑問もありながら
主治医は「できないことを無理にやろうとすることもストレスになって、よくないのよ。
だから、道具のほうで工夫しよう、
あなたが使いやすいものに、作り変えたり、入れなおしたりすればいいよ」
と母に言ってくださった。
つまり私が母にあわせて工夫をすること?と言う意味で、
母の後ろで私が自分の鼻を指差すと、主治医がにっこり微笑んだ。
あ?私に言ってるんだ?ね。
お母様もお薬をもらったら、自分でキチンと知りたいと思うんだろうね。
知りたい欲求、把握したい気持ちは、ウチのママさんにもある。
だからよく「わたし良くわかってないんだけど・・・」
と言う前置きでいろんなことを聞いてくる。
その時、簡潔な返答ができないと、私たちの返事の複雑さに
さらに混乱するということもよくあるの。
一つづつ、用事を頼むと言うことが望ましい。
たとえば、「手、洗ってきて~、お注射してほしいから」これは○。
母は何か頼むと必ず手を洗いに行くし、
注射してくれとだけ伝えると、まず手を洗いに行って、
行った先で注射することを忘れて洗面台を磨いたりする。
結果いつまでも、父は自分のおなかにインシュリンの注射の針をさした状態で、母待ち。
この前も、父が車椅子の後ろに引っ掛けた買い物袋を、はずしてもらおうと思って
「背中の荷物おろして」と言った。これは×。
誰の背中、かがわから無い指示語では、母は自分が荷物を背負っているかと思うわけ
で、背中を見ようとぐるぐる回りながら「背中に荷物ないよ」
正確に簡潔に伝えなければならないので、この場合は
「僕の車椅子の後ろにかけている荷物を、おろして」
と父は言わなければならないのでありました。
日本語は難しい。
父も、変な言い方で母を混乱させているけど、命に危険の無い限り、
私は二人のじゃれあいの一種のリクリエーションだと思うことにしてる。
イングリは、たま~に来たときに、行為場面に遭遇して
この点を厳しく父に指導しなくてはならない、と言うんだ
お父さんのお母さんへの対応が・・・って。
お前が言うな!
なのであります。