「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

人の凹みも知らないで

2007-09-15 | ●介護録(~2015.2月)
なんの話をしていたときだっけ?母がそれはそれは明るくノリノリで

「遠慮することのないしょ、姉妹なんだから~」と言った。
一応
「姉妹じゃないよ、娘だよ」と言ってみた。
どんな反応するのかと思ったら
「娘だって、姉妹なんだからさ~~」と楽しそうに笑っていた。

なにげに凹んだ私の気持ちなんて知りもしないで…。

その同じ日の夜、母が

「○○ちゃん(私の名前)、こっちおいで」と、後ろを振り返りながら呼び続けた。それは小さな子供を呼ぶトーン。

悲しい……目の前にいるのに。
でも、そのフクザツな思いも、飲みこむしかない。
「何言ってるの、私はここにいるでしょ」って叫んでも、事態が変わることはなく、むしろ悪いほうに傾くことを私は経験から知っているから。

でも、時々思う、私だって生身の人間でなのに、耐えて、忍んで、受け入れなくっちゃならないの?…なんてさ。
泣きたいのに。叫びたいのに。
母に対してだってホントはもっともっと言いたいのに。ぶつけなきゃたまらない日もあるのに。
そんなに強くないのに。

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6 コメント

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誰が娘? (りん)
2007-09-15 13:45:01
昨日の夕飯時に、
「○ちゃん(私の娘)、遅いね。」と母。
「学校が遠いからね。」と、さりげなく。
「どうしよう、私がここの家に来ていること、○ちゃん知らないわよ。」今までにない新しい展開に、次はどう来るかと思いつつ
「大丈夫よ。○ちゃんの家、ここだから。」先生の安心させなさいの言葉通り、模範解答!
「えっ!?○ちゃんよ。私の子よ、○ちゃんは!!」

そこで、「じゃぁ、私は誰?」って聞いたら、どう答えただろう・・・怖くて聞けなかった・・・

慣れるものではないですよね。
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すごく わかる。。 (まり)
2007-09-15 13:57:58
読んでてギューッと抱きしめたくなっちゃった。やはり私はオンニだね(年上)。ビゴヤ~悲しまないでぇ~

いつもじゃなく「たまに」ママさん、タイムスリップしたり、違う世界に行っちゃうのよね。実は私も食いついて反論して、泣いて自分の部屋にストライキしたことある。最近では、母の妹たちが必ず「長女の○○ちゃんに宜しくね」とか長女とか娘を頻繁に使ってくれるようになった。

言葉が普通にしゃべれる分、やはり尋常じゃない様子を受け入れるのは、病気と解っていても辛いわ。
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(v_v) (しょうこ)
2007-09-15 17:25:04
わかっていてもどうすることも出来ないんだよね!!

”認知症”・・残酷な病気だわ!!

ビゴさん
遠くからだけど・・此処にも応援者が居ます・愚痴何時でも聞くよ~~~
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りんさんへ (ビゴ)
2007-09-16 21:15:05
りんママはお孫さんの名前が=娘さんの名前になってしまっているんですね。
…名前の混乱?それともやはり、子供は小さいイメージあるのかしら?

うちの母は「小さい娘の○子」がいて、でも目の前にも同じ名前の○子がいて、それで、母の中では矛盾がないみたい。

妹だといいながら、兄妹の数はちゃんと実数を言えるので、名前を順番に言うと、目の前の「妹である私○子」の名前は余ってしまう。
それで、アレ?って感じなになるのにウヤムヤのまま都合良く収まるようです。

りんママは、目の前のリンさんを、どう認識しているんでしょうね……それはやはりなかなか聞けないデスよね。
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まりオンニヘ (ビゴ)
2007-09-16 21:18:44
抱きしめて~~~~

今更…ではなあるものの、時には凹みマス。
あ~今もやはり妹か……って感じてしまって。

うちの母って、他人が介在すると、私はちゃんと娘になるの。

ヘルパーさんやケアマネ、デイの送迎時には、「娘」です。他人がいると気が張るのかな?

私の二人だと、私は大抵妹でか、まったくの他人。
娘はまだ小さいという前提で話してるよ。その小さい娘が自分の手元にいないのことにフシギさはないみたいで…そこがワカランです。
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しょうこさんへ (ビゴ)
2007-09-16 21:20:35
分かっていても、やはり、キツいです。
苦しい~とか悲しい~とかも思っちゃう。

もうこのまま、母はいつか終わってしまうから、普通の話は出来ないんですよね。

あったかいエールをありがとうございますデス。
またくまっちくんに癒されに行きますわ。
猫飼ってみたいな~~
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