「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

徘徊と在宅介護

2006-07-06 | ●介護録(~2015.2月)
六月半ばから徘徊が続く。

私はまだ在宅介護を続けるつもりだけど、GH入所などの話も浮上した。
ケアマネは元々「徘徊があるしGHが合う」という考え方。それを強要はしないけど。

この間お世話になった町内の人にも「どこか預かってくれるところないの」といわれた。
そんなに簡単に決められない感覚を、簡単に施設に入れたら?という人に話すのは疲れる…だから適当に答える。

私なりに考えるとこもあり、フクザツな思いもあり、母の日常を見ていて全てにおいて在宅の限界を感じてもいないので「まだだ」と思っている。
だけど、それが「無理している」というふうにとられるらしい。
一人でみていることや年齢的にこれからのこともある…と、そのように思ってくれてのことと理解出来るけど、まだギブアップしていないから(グチも出るし、疲れるし、イヤにもなってしまうけど)そっとしておいてほしい~なんて思ってしまう。

ただ、以前は、進行し身体介護がおもくなり在宅の限界を感じるのだろうと想像していたけれど、最近は、母の身体的な進行より、徘徊や妄想に疲れた私が在宅を断念するような気がしてきた。
そして、それは私の想像より早い時期にくるのでは…と思う。

昨夜9時過ぎからまた外出。スゴイ早い足取りでビックリ。
20分くらい歩いて店に入ると「下駄がほしい」という。扱っていないと言われても意味が理解出来ず何度も「時期的にないのか」とか「高下駄はあるけど、普通のはないということか」など質問を繰り返し、下駄そのものを扱ってないと納得するまでにかなり時間が掛かった。
天気が崩れてきていて風が冷たい。おかげてまた咳がひどくなった。
帰り道「寒い、寒い」と言っていた母だけど、今日もとっても元気……。

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4 コメント

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愚痴るのやめちゃ駄目だよ (トラ子)
2006-07-07 10:25:00
ビゴチャン、在宅限界ポイントは、ビゴチャンにしか決められない、

これは、冷静に考えて決まる場合もあるし

突発的に決めざるを得ないこともあるし

疲れ果てて決まることもあると思うのね。



周囲の方たちからのいろんな情報は、いざとなったらそういう手もあるさ、ってことで

ビゴチャンの中にひとつの情報として持ってれば良いよ。



愚痴ると限界だと思われるかもしれない、とは思わないでね。

そうやって発散してるから、続けていけるということもあるわけだしさ

って・・・取り越し苦労かな?



ただ最近のように夜間のお出かけが重なると、やばいですなと、思えちゃう

このまま昼夜逆転みたいになっちゃうと、やっぱり一人で相手をするのには限界があるんじゃないかと・・



コノ病気、予想のとおりには進まないもんね。

体と、心と、脳の、変化は一緒に進まないし、その辺も悩みどころだ。



ただ、ビゴママさんのように、お体に支障がなくて、それなりに周囲とおしゃべりなどしてコミュニケーションが取れてる方は、確かにGH向きかと思う。

ウチもね、施設内で、それなりに相手を選んでほら吹いて居るわ(^_^;)





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グチ… (ビゴ)
2006-07-08 21:40:18
私はグチを言いたいです。

でも、言うとみんな心配します。限界を超えているんじゃないの?と。



私はまだ在宅を続けたいです。

デイやショートを増やすことだってまだ出来るし。



私がシングルではなく家族がいるなら、また考え方は違っていたかもしれないけど、母の介護が可能な環境だから、いくとこまでいきたい。

それは単純に、やはり一人になったら寂しいかなーってのもある。いつかはそうなるんだから、だったら、限界まで。



それが「今」だってことなのかな?私だけがそう思ってないのかな。



離れて暮らしたら完全に忘れられてしまうんたろうな…。

それとも、私のことちゃんと娘と思ってない現状だからGHに入るにしても、後ろ髪引かれることなく出来る…って考えるべきなのかな。



ひよっとすると、こんな小さなことから、介護者って外に向かってグチを出せなくなって、一人で頑張って孤独になるんだろうか。



周りがみんな同じ意見だと、一人で抵抗出来なくなる。

ガンバル…という言葉をそのまま受け止めて貰えない場合がある。

一人は無理よ…って。



正直、ケアマネとかにツライってあんまり言わないでおこう…って思う時がある。

言うとどうしても施設の話になるし。

施設話を拒否すると、世間体なんて気にしなくていいとか、施設選択は悪いことではないとか、そういう流れになるの。そんなことで別に無理しているわけじやないんだけど、分かって貰いにくい。



友人から徘徊が続いていることで、行政に相談にいったらって言われたけど、行政はGHにいけと言うので(ケアマネが徘徊対策として警察なとで何かないのかを聞いた時の答えがGHだった)相談しても仕方ないと思っている。



その時がいつかはワカラナイけど、私はちゃんと自分で決断したいデス。

なのにイロイロ言われると揺らぐのね…きっと、だからそっとして…って思うんだろね。

はっきりと「いえ、まだ在宅を続けます」って言えない弱さです。

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そうだね・・ (トラ子)
2006-07-09 09:00:28
>ひよっとすると、こんな小さなことから、介護者って外に向かってグチを出せなくなって、一人で頑張って孤独になるんだろうか。



これは・・・思い当たるです。(/_;)

私自身も、愚痴れなくなってるところあるもん。(^_^;)

ネットのおかげで、あれこれ書けるから助かってるなと思ってる。



今の実家両親のケアマネは、相談相手にはならないし、

いまだに両親のことについて相談するのは、元のケアマネさんだったりする。

これも、単に利用者とケアマネの関係だけだったら、無理だろうなと思うんですよね。

一緒に仕事をしていたお仲間だったから、介護事務所の人たちも、気にかけてくださる。



私の場合も、確かにきつい生活だったけど、まだ何とかなるんじゃないかと、思ってた。

ビゴチャンはすでにご存知のことだけど、←何度も書いてるから(笑)

父の入院が何度も繰り返されることがわかって、ケアマネさんが施設を探して下さった。



ヘルパーさんの導入も考えたけど、夜間の母をどうする?

ショートではママさんはなじまず、ショート先の看護婦さんから、体調不良ばかり聞かされると、

正直、ショートを使うことは・・辛かった。



そういうときの、家族としての辛い気持ち、叔母連には通じなかったんだよね。

「あなたが倒れたらどうするの?」って言われると、確かにその恐れはあったし・・



でも、たとえ本人の兄弟姉妹でも、今そばにいる家族とはとらえ方がちがうんだなと、叔母連を見て思ったから

叔母連には一切愚痴らなくなった。



そうやって、私自身も、自分の周りを狭めているんだ、と思うこと、多々ありです。



先日裁判があった認知症のお母様と心中しようとした息子さんの事件、

身につまされました。

裁判でも、介護者が追い詰められていった経過が配慮されていたようだけど



実際に介護をしている現状が辛い、と言う以上に、何とか現状維持を続けたいと考えている複雑な気持ちを、周囲にわかってもらいにくい、ってことがあるんだろうな・・

そしてそれが辛いところ・・だ。



ビゴチャン、寒い時期、あなたの体調が悪い時期に、母様の夜のお出かけが続くと、

私も無責任に、もう・・限界なんじゃないのかと、思ってみてることがあるけど

限界まで母様との暮らしを守りたいと思ってることも、良くわかるよ。



私はうまく続けていけなかったけど、ビゴチャンは自分で無理だと決めるまで、

もうすこしやってみっか(^_^)v



ケアマネさんはお仕事柄、介護者のサポートをしようとしてくださるから、

辛いと言えば、解決策として施設、と言うことを考えてくださるんだろう、と思う。

ビゴチャンとはお話が合いそうなケアマネさんだったよね。



自分で溜め込まないで、愚痴言わない、って決めないでさ、少しづつ発散しような~(/_;)



と、あれこれ書いて、ごめんね。m(__)m
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言いたいことがすごーくよく分かる (ビゴ)
2006-07-10 15:26:20
>実際に介護をしている現状が辛い、と言う以上に、何とか現状維持を続けたいと考えている複雑な気持ちを、周囲にわかってもらいにくい、ってことがあるんだろうな・・



これです。そう、「現状維持したい気持ち」ここのところがなかなか伝わりにくいし、私自身うまく言葉にならなかった部分。

まだ頑張りたい…というと、がんばり過ぎる…と言われるから、「現状維持したい」…このフレーズは案外、気持ちと現実とをうまくつないでくれるようなきがしてきたゾ。



ただ、確かに、本人は平気と思っていても、気づかないで限界越えているってことがある、そこがムズカシイところ。

自信もないところ。



やはり、国も在宅奨励するのであるなら、夜間や休日の介護サーピスの充実や、独居に限らず使えるようにするとか、対策が必要なんじゃないのかな。



この間風邪ひいたとき、入院するでもなし、緊急ショート…というほどでもないけど、ちょっとしたヘルプ何か頼めたらいいなーと思った。

あのときは、有料でもいいと思ってた。

求職中の人はたくさんいるし、マジに手伝って~~といいたい気持ちだったなー

ケアマネも食事とる暇がない…と嘆いていた。助手がほしいって。



手の回らない人がいて、仕事したい人がいて、なのに……うまくいかない世の中。



福祉、介護分野をもっと厚遇してもらいたいものです。
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