長谷川式は全然ダメ…。以前出来ていたことも昨日は出来ず、言われているコトが理解できないみたい。読んだり書いたりは相変わらず出来るんだけど…。
例の「さくら、ねこ、電車」
ワーカー「さくら」
母「さくら」
…とまず三つを繰り返して、「じゃ、一度言ってみてください」と言われて母が最初に口にしたのは「なかむら」
なぜかというと、ワーカーさんの名前が中村さんで、胸に「なかむら」というネームブレートを付けてるから。もうそこから離れない。
「さくら」と言ったかと思うとつとぎに「なかむら」……もう一回やってもやっぱり「なかむら」
しまいにはワーカーまで間違え爆笑。テストになりませんワ。
徘徊が止まって介護度が心配だったけど、失禁や妄想もあるしテスト結果が悪いし多分大丈夫でしよう。
昨日はとてもテンションが高くずっーーーとしゃべりぱなし。これは前頭葉の影響だそうです。前頭葉は言語とか感情のコントロールをするところだから、それが出来ないってことなんだろうね。
妄想などは頭頂葉。でも、母は文字をバリバリ読む。TVのテロップなども読むんですと言うと先生が漢字テスト決行。
「寝言」…クリア。意味もパッチリ。
「尋常小学校」…クリア。
「慈悲」…「ひげき」と読んだ。もう一度というと「ねごと」と。その後「ねごと」から離れない。この現象を「素読 そどく」というと、先生が言ったような気がしましたが…イマイチ確信が…。
Netで素読を検索したら「意味が分からなくても、とにかく声に出して読む」…とヒット。前頭葉が働くらしいので、前頭葉が乱れている母は一度インプットされた言葉を意味なく繰り返しているということ? ただ、漢字の読みに関しては先生も驚いていた。頭頂葉が萎縮しているとまず読めなくなるので、単純に頭頂葉が萎縮しているとも言えない…と。つまりワカラナイ?
青の四角(下の線が消えてる)が私達の見える範囲とすると、母が認識している範囲はピンク。その外のオレンジぽい範囲にあるものを見たときに錯覚を起こすそうです。
窓の外を見て「隣の屋根に男の人がいる」などというのは、錯覚ではなくて「見えている」らしい。
「明るくなりましたね」と今回も言われた。これってどう受け取ったらいいんだろうな~デイサービスなどの効果なのか、進行したからなのか。
とりあえず、今の状況を維持できているのだからアリセプトは飲みましょうってことでしたが…。
23日が調査日です。
家の父はリハビリで心理の先生に診てもらってからは精神科ってかかった事ないけど妄想はあるけど漢字は読めるし新聞は逆さまでも意味は理解してます。
脳疾患だから脳がおかしいから仕方ないと思っているけど妄想だけは何とかしてほしいですね。
我が家も近いうちに認定があるけど寝たきりじゃないから現状維持だと思っています。
訪問看護士さんも主治医も限りなく5に近い4だよねぇ。と言われています。
それは結局医者も説明は出来ないんだもの。
家族はもうどうにもなりませんワ。
はー、そうですか~デスヨ。
漢字読めること、嬉しいけど、でも、だからどうなんだーとも言えるし…。
生活の上であまりどうにでもいいことでもあるし。
漢字よめなくてもいいから失禁しないでほしいですもん。
寝たきりを5と考えて逆算していくと、おのずと介護度が決まっていく気がするよね。
「寝たきりより大変なコト」もあるんたけど……。