「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

デイのスタッフTさん

2005-08-19 | ●介護録(~2015.2月)
Tさんはギリギリ20代(本人の弁)の男性。
最初の面接も彼だった。

母への対応を見ていると、手慣れているのが分かる。
認知症者と関わるときは、営業マンのような舌のなめらかさやテンションの高さ、話の持っていきかた、相手を乗せる技量がいる…なんだか詐欺師みたい…アララ…。
「最初の頃は、こうやって訪問しても何を話したらいいのか分からなくて…」と語る彼に、思わずこちらも苦笑した。

そのTさん、昨日、母を送って来たときに突然に「カーラーありますか」と聞いてきた。
???カーラー?どうするの…と思ったら
「それを使ってコミュニケーションしてみたい。髪を洗ってもらえるかもしれない」ということだった。
母はいつも自分でカーラーを使ってセットしていた。それは三年ほど前までつづいていた習慣。
Tさんはその話を知って試してみようと思い立ったらしい。

さらには、母と話を合わせるために、以前住んでいたM町(今も頻繁に話が出てくるし、帰ろうとするのもそのM町)にいずれ母と一緒に行ってみる話してくれた。

個々に対して、このような自由度の高い対応が出来るのは少人数制のプラスかな。

それにしても、なにより、このTさんの対応には頭が下がる思いです。
 

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6 コメント

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Unknown (☆ちゃん)
2005-08-19 14:09:35
おぉ~~~、そのTさんの熱意、お母様に伝わると良いね。

ビゴビゴちゃん、ディのスタッフもすてたもんじゃないじゃん。

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仕事とはいえ (トラコ)
2005-08-20 02:02:16
プロのかたの熱意とアイデアに、頭の下がる思いがすることってありますよね。

半端な身内よりプロの手って思っちゃうのはそういうところダヨン

シャンプー作戦の成功を祈る!

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☆ちゃん (ビゴ)
2005-08-20 10:42:49
>ディのスタッフもすてたもんじゃないじゃん



だね~。

ビックリしたもん。

母は多分、妙にしっかりしてるとこがあって、対応しにくいと思うんで、Tさん、いろいろ考えてたんだうーね。



昨日はTさん、母の昔の写真を貸してほしいといって持っていった。

突然あれこれ言われてこっちが大あわて。

ファンデーションはないか、口紅は…と。なぜか二つとも行方不明…(^^ゞ
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トラトラさまへ (ビゴ)
2005-08-20 10:49:16
シャンプー作戦、成功しました!



お風呂には入ってなかったけど、髪を洗ってTさんがカーラーで巻いた。

セットローションつかってないから、帰ってきたときには取れてたけど。(パーマもかかってにいし。ただ母は天然パーマ)



アイリスの時も髪をあらってもらうためにどうしたらいいか…って話は出ていたみたいだけど、なかなかアイディアがなかったし、母一人にどこまで手を掛けられるか…ってあったみたい。

どこにいっても、その辺で手がかかるタイプで受け入れ余裕ナシになっちゃうんだなーって最近分かってきた。



Tさんに出会えたのはラッキーかもしれない。



アイリスで人気のあった男性職員がアイリスをやめてGHに移ったら、利用者の一部もアイリスをやめてGHへ…ってこともありまた。



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「ヒント」探しってあるんです (かい)
2005-08-20 21:09:31
方向転換も悪いことばかりでない。



絶望感の中で、フとしたひとことが・・とか・・・。



老人介護は、敵対しているだけの時間がない。ひとつの対応を考えている間に、すでに老化進行。 

それが、ベテランとかヒヒヨッコとかも関係なかったり。

色々かなあ。



私は「波長」だと思うの。





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かいさんへ (ビゴ)
2005-08-21 16:23:02
なるど「波長」ですか。



それはあるのかもれしないのですね。



Tさんの迎えの日に、母は時間がかかったことがない。

「私なんか役に立たないのよ」といいながらサッサと行く。

他の人の時は同じセリフで、かたくなに拒否する。



単純に話し方や持っていきかたの上手い下手ではなく、その人との相性なのかな。
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