お盆休み、大阪に行って楽しい1日だった。
古くからの友達らと、
懐かしい街を炎天下彷徨ってた
駅の改札でヤツを見つけ
「久しぶり」とはしゃぐわたしは、
「やっかましい!」と芸人さんのように頭をはたかれる(ドSの浜ちゃん並みに)。
感動の再会5秒後に!
卒業以来会ってないというのに。
ブランクをものともしない、この自然な感じがいい。
その街は、
ウチらがまだ子供で、
無責任で、
社会に出てない頃を過ごした街で
それはとても無邪気で、
ある意味キケンで、
野良犬のように自由な時間だった。
いま、絶対にみんな当時と違う人生を過ごしてるにきまってるけど、
なんか不思議と街と違和感がない。
懐かしい~ってイジョーに感極まったりもしない。
もうちょっとノスタルジーに浸るかと思ってた
なんなんだろう、この自然な感じは、と日中ずっと不思議に思っていた。
夜になって、
ミナミへ移動して飲んでる時に友達が言った。
「そらあのまんまなワケないし、大人になったけどな、
でもな、基本的な考え方ってハタチの頃にすでに決まってたんちゃうかな」
関係ないけど。
ハタチの頃、
バンド(ギャルバン)のベースが抜けてメンバー募集をかけていた。
そしたら、31歳の女の人が応募してきた。
正直に言うと、当時のあたしたちは
「31! どえりゃーオバチャンやな!」とたまげたものだった。
(実際会って、そのオバチャンのこと大好きになって一緒にバンドやってたけど)。
ふふ、オバチャンやってさ。
たかが31なのにそんな事を思っとったんやなぁ、
と思わず戦慄が走る現在のわたしである。
若さの特権なんて単なる思い上がりであるのと同様、
単に年くってるからって偉いなんてことも、勿論ない。
年くってるからっておとなしくする必要もないし、
若いからって遠慮する必要も、全くない。