TanteOLのキドアイラク

歌が好き、お料理が好き、食べるの好き、お酒も好き

世界一のコーヒー グラン クリュ カフェ

2010-07-22 10:31:57 | Gourmet-Food

今日は、日頃からお世話になっている女性社長のHさんにお誘いいただき、
大変珍しくゼイタクなコーヒーをいただいた話題を・・・
Hさんは、
いつも私が全く知らない素敵な世界を見せてくださる方です。



伺ったのは、帝国ホテルのオールドインペリアルバー。
こちらは、
フランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルライト館の面影を、
唯一今の帝国ホテルで感じられる空間とのことで、
壁には、ライトが設計した当時の大谷石やテラコッタを残しています。



さて、
このコーヒーは、世界でおそらく唯一人しかいない
「コーヒーハンター」の川島良彰氏がプロデュースしたコーヒー、
グラン クリュ カフェ
このコーヒーの豆、そして、このコーヒー用に開発されたという、
オリジナルショコラとともにいただくのです。

川島氏の名前でネット検索をすると、
何しろ最近様々な雑誌やメディアに「コーヒーの達人」として
ひっぱりだこのようです。

コーヒーの焙煎業をしているお家に産まれた影響で、
コーヒーの栽培に興味を持ち、
東洋人は絶対に入所させなかった
エルサルバドル国立コーヒー研究所というところでコーヒー栽培の技術を学び、
そのことがきっかけでUCCに入社。
UCC勤務の時代に、
ルイ15世が愛していたという幻のコーヒーの木
「ブルボン・ポワントゥ」を発見して製品化したことで話題になったとのこと。

ちなみにそのコーヒーは、100グラム7000円で売り出されましたが、30分で売り切れたそうです!

現在は、独立なさって(ミ・カフェート)、ご自分の求める究極のコーヒーを
作り続けていらっしゃるようです。

私には縁はありませんが、
一流ブランドの宝石の展示会などで、
世界一のコーヒーとして紹介されているのですって・・・




Hさんにそんな話を伺いながら待っていると、
コーヒーが運ばれてきました。
まず、香りがすばらしいことにビックリ・・・
そして、添えられたコーヒー豆は、
コーヒー豆をそのまま食べるなんて初めての経験!
ほどよい酸味が広がり、ちっともにがくありません。

そしてコーヒーは、
なんといえばいいのか、
とにかく、香りもすばらしいし、まろやかで後味がスッキリしていて、
本当のコーヒーっていうのはこういうものなんだ、
という味でした。



ショコラも、甘すぎず、濃厚でコーヒーによく合う・・・

普段は断然紅茶派、
そして、時々コーヒーを飲むときは、カフェラッテかカプチーノ・・・
ブラックで飲むことはほとんどないのですが、
そんな私でも、このおいしさはわかりました。

豆は、ワインと同じように木から選定し、
すべて手作業で収穫して天日干しにし、
空輸で運ばれてくるのだそうです。
(普通の豆は、機械で乾燥させ、保存環境が悪い船便)

こんなにコーヒーに対してこだわっている方がいらっしゃるなんて、
ちっとも知りませんでした。
Hさんは本当に色々なことをよくご存知です。

ちなみにこのコーヒーは、1杯2,500円というお値段なのですが、
川島氏のコーヒーは、ここでしか飲めないそうなので、
(しかも9月までの期間限定、1日20杯だけ)
何かの記念などで少し贅沢をしてもいいかなあ、という機会や、
もちろんコーヒー好きの方も、紅茶派の方も
ご興味おありでしたらいらしてみてください。

まだまだ知らない世界があるなあ、と思ったひとときでした。