公式サイト
観てきました!!
ねこ大好きで福士蒼汰(フォーゼ)大好きとしては
この映画は鑑賞必須だよな!!
飼い猫であるナナのモノローグを高畑充希が担当していて
なかなか味があっていい!!
でも、猫が人間の気持ちを忖度したり
人間の社会生活における知識をもってたりするのは
なんか違う気がするんだよなー。
「猫は自分の気持ちを全部わかってくれる!」という
エゴイスティックな思考の飼い主なら共感できるのかもしれん。
そして、事情により飼い続けることができなくなってしまった
ナナの飼い主を探す旅。
ていうか、引き取ってくれそうな友達のところを回るだけで
実際は旅でもなんでもないんだよな…。
前半はずっと過去の回想シーンで糞みたいな恋愛話を延々見せられるし、
しかも「男はこんなセリフ言わねーよ」と文句をつけたくなるスイーツ脳全開の内容。
主人公の思考回路や行動理念がまるで理解できない。
自分で車の外に猫を出しておきながら
数秒間見失っただけで発狂して喚き散らす異常性。
お涙頂戴のためだけに不遇な設定を次から次へと上乗せさせてばかりだし
あまつさえ「病気で余命わずか」とか
これ典型的な糞ケータイ小説ってやつじゃないのか?
猫が見たくて来たのにほとんど猫ほったらかしで
ゴミみたいな恋愛話や家族のゴタゴタを見せられてイライラMAX。
猫との思い出をろくに描写しないくせに
別れるときだけ大仰な音楽で泣かせにくる安直さ。
旅でもないし猫でもないしリポートでもない。
子供騙しにすらなってない、バカしか騙せないクソ映画。
なんで有川浩ほどの実績がある作家が原作・脚本を担当していながら
こんな駄作が出来るんだ?
いわゆるF1層狙いなんだろうけれど
それなら最初からそういう売り方をして欲しい。
後ろの席が孫を連れて観に来た老夫婦だったのだが
ガキが俺の席をガンガン蹴りながら「つまらないから帰りたい!!」と騒ぎまくってて
結局途中退席してたし
肝心のターゲットである若い女子は上映後に「途中で寝ようかと思った」なんて話してたし、
観た人が誰も幸せになれない。
自分はどんな作品であれ映画を鑑賞した以上、その対価は払うべきだと思っているが
数年ぶりに「金返せ!!」と言いたくなる映画だった。
福士蒼汰ってフォーゼであれだけの実力を身に着けたにも関わらず
映画やドラマにまるっきり恵まれてないよね…。
どんどん使い減りだけさせられて人気がなくなったら捨てられるのかな…。
TVでの宣伝にえらく力を入れていて
「猫好きな人もそうでない人も~」なんて謳ってるが
少なくとも猫好きな人は観るのをやめておけ、と忠告しておきます。