俺の血は他人の血

2008-07-08 00:08:59 | その他
今日の結果
D組:4-3-2-0/2-2-1

さて。
確か今まで書いたことはないと思うのですが
私の好きな作家の一人に筒井康隆がいます。

どんな人なのかをざっと説明すると。
一般的なイメージとしては70年代のSF小説ブームにおける巨頭の一人。
もう少し時代が進めば『時をかける少女』の映画化で大ブレイクした人。

しかし実際のところ、ファンの多くは赤塚不二夫的なドタバタギャグのテンポを
文章で表現できる豪腕的な文章力の持ち主と評するはず。
強烈なナンセンスとブラックユーモアは読む人を賛否両論真っ二つに分け、
通った跡には筒井病患者と脱落者のどちらかしか残さないブルドーザーのような作家です。

まあ興味を持ったら今すぐ古本屋へ行き短編集を買ってください。今すぐ。


で、その筒井康隆が最近になってブログ(というかweb日記)を始めたので
いつも楽しみにしています。

偽文士日碌


日常の出来事を書いてるだけなのにベラボウに文章が上手いのはさすが。

日記にも芸能人の名前がたくさん出てきますが
小説を読んだことがなくても、役者としても活躍していることを知っている人は
結構多いんじゃないでしょうか。

ジュブナイルも書ける!
推理小説も書ける!
ホラー小説も書ける!
官能小説も書ける!
絵本も書ける!
漫画も書ける!

んでもって俳優までこなすというのは一体どういう才能だ。
文章だけでなく人間としてのエネルギーの強さが筒井康隆の魅力です。


前置きが長くなりましたが。
画像を見てもらうとわかるとおり鬼瓦のようなジジイなわけですが、
ハルヒを読んで面白かったと語っており、
自身もライトノベルを書いたとのこと。

73歳のライトノベル作家ってすげええ!!!
しかも挿絵はいとうのいぢだそうです。
なんかもうありえねーっつーか方向性がワープというかスパークというか。

ともかく、ファウストという文芸誌の7号に
「ビアンカ・オーバースタディ」という作品が載るそうです。
発売日は不明だけどおそらくもうすぐ出るはず。
騙されたと思って読んでみませんか?
俺も騙されてるような気分なので。
コメント (5)
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