永遠の物語

2012-11-11 15:57:52 | 劇場アニメ
だいぶ間があいてしまったけれど、後編感想。

後編はもはやシリアス一辺倒で
後編だけ観た人は金返せ!って怒るかもしれんね。

いろいろ削られた前編とは対照的に、
尺が伸びたおかげでTV版では描ききれなかった部分を補完できた感じ。

「これだけで劇場版が1本作れる」とまで言われたTV版の10話部分も
アイデアとエネルギーの密度はそのままに
ガリガリと熱いシーンが追加されていて、見逃すまいと目がスクリーンに釘付け。


そして挿入されるTV版オープニング。

TV版では3話EDのmagiaのインパクトが大きかったことと
クラリスという「流行りモノ」を起用したことにより
OP曲からは若干目を逸らされがちだった。

しかし10話EDにOPをそのまま持ってくることで
実はほむらのテーマであったことが明確になるという、
すでに発売されていたCDのジャケットまで含めた緻密なトリックだったのだけれど
劇場版でも演出としてきっちりハマってしまったのが凄い!!
やはりシャフトはわかっている!!


ワルプルギス戦の迫力も段違いにアップ。
ほむらのロケット弾道計算のメモもそのままだった!
映画館できちんと見えるわけねーけどw

バトルシーンはもちろん派手派手なのだけれど、
ハリウッド映画などがそうであるように、派手さだけが先行すると
一人で戦う悲愴感が失われて感情移入しづらくなってしまう。
それを防ぐべく、ほむらの動きと表情につねに細心の気配りを払っていることが
観ていて痛いほど伝わってきて、そのバランス感も実に素晴らしい。


TV版でわからなかった最終話の演出もわかりやすい解答として提示されたので
単なる総集編以上の意味があって良かった。


ふとした日常のすれ違いから、宇宙規模のスケールへエスカレーションしていく手法。
70年代のSFブームを彷彿とさせるストーリー展開なのだけれど
ベースとなるのが「魔法少女モノ」という、アニメ界でも相当な歴史を持つジャンル。
そこへ30年以上を経て革命を起こしたプロジェクト。
ここまできちんと狙いを的中させた例も珍しいな。


というわけで、TV版に入れ込んだ自分でも、実に面白かった。
オリジナルの新作にも超期待!
まだ観てない人は今からでも間に合うぞ!!






その後ローソンで劇場版タイアップのグッズが売ってたので買ってきた。
ティッシュ
貯金箱 まどか さやか
貯金箱2つ購入でもらえるクリアファイル

スーツ着たおっさんが買うようなものでもないけどな…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする