
エルミナージュ異聞 アメノミハシラ 公式サイト
夏購入ゲー感想第4弾。
「エルミナージュ」というシリーズをご存知でしょうか。
RPGの元祖であるWizardryのシステマチックな楽しさを凝縮して
独自の世界観で再構築したマニアックなゲームでございます。
その外伝として純和風の世界観をのっけたのがこの『アメノミハシラ』。
これより先に『エルミナージュ ゴシック』なる外伝が発売されていて
タイトルどおり純西洋風の世界観を目指したのだけれど
ゲーム内容が酷すぎて感想を書くまでもなく売り払った経緯あり。
なので今度こそ冒険心ゆさぶる感動巨編の超大作にちがいない!!
という大きな期待を込めて購入。
で。
敵が弱い!
オート戦闘(攻撃のみ)→戦闘終了後に回復だけで終盤まで行けてしまう。
エルミナージュシリーズは敵の強さも魅力のひとつなのに
何故それを潰す!?
別に敵が弱くてもRPGとしては成立するのだけれど
それはシナリオやグラフィックをストレスなく楽しませる場合に許されるもの。
このゲームの話と絵は20年前のラノベのようだし
妖怪の敵グラフィックもひたすら気持ち悪い。
ゲーム的にもひたすらお使いを繰り返すだけの展開にウンザリ。

自分で行けや!!
キャラクターメイク、アイテム蒐集、進行の自由度、固有の世界観
すべてを徹底してスポイルした結果生まれた作品。
たった2作でシリーズのブランドを崩壊させるとは
スターフィッシュあなどれねぇな。
というか、それまでのシリーズを手がけた名物プロデューサーが
会社から追い出されたのが原因らしいのだけれど、何があったんだろうなー。
是非呼び戻してエルミナージュ4を作れ。早く。