2019年5月2日 トスカーナ州 キャンティ ルフィーナ Frescobaldi Castello di Nipozzano (フレスコバルディ カステロ・ディ・ニポッツァーノ) フレスコバルディ社で日本でもよく知られているのが「LUCE(ルーチェ)」、「光」という名のワイン。 ヴィットリオ・フレスコバルディ氏と、カリフォルニアのロバート・モンダヴィ氏によって1995年に設けられたワイナリー「ルーチェ・デッラ・ヴィーテ」のプレミアムワインです フレスコバルディ フェミリーの歴史が始まるのは西暦1000年頃からです。 中世フィレンツェにおける橋や教会の建設、改修などの大規模な公共工事によって一家は多大な財産を築きました。 彼らがワイン生産を始めたのは1300年代初頭で、生産開始当時よりテロワールを反映した高品質を追求し、創業100年後にはローマ教皇や英国のヘンリー8世の宮廷で供えされるようになりました。 家族経営を貫き、700年間30世代に渡ってイタリアワインのリーダーとして存在しています。 こうした歴史や文化への貢献から、現在も「マルケーゼ(侯爵)」の名で多くの人々に愛されているワイナリーなのです。 トスカーナ地方に9つの農園を有する同家は、ヨーロッパ屈指のワイナリーとしても広く知られる存在です。 トスカーナに所有する畑は広大ですが、その中には特に秀逸な事で知られる2つのブドウ園の一つが今回訪問した「カステッロ・ディ・ニポッツァーノ」 ルネッサンス時代の記録によると、ドナテッロやミチェロッツォ・ミチェロツィなどの芸術家がここのワインを定期的に購入していたと記されています。 1855年にフレスコバルディ ファミリーは1000フロリアンを投資して、当時のトスカーナでは知られていなかったカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどの品種を栽培し始めました。 以後100年以上に渡り、彼らは辛抱強く土壌の改良を実践し、後にここのフラッグシップワインとなった 「モルモレート」 が生み出された。 トスカーナ、モンタルチーノの畑で育てられるサンジョヴェーゼと、国際品種メルローをブレンドするという画期的な発想から誕生しました。 小高い丘に広がるニポッツァーノ城は、どこからみてもキャンティ・ルフィーナのぶどう畑が広がる素晴らしい眺望です 歴史的な古いお城をそのまま使われていますが、トイレなどの設備は本当に気持ちよく近代的で居心地がとてもよかったです 醸造所やセラーなどの見学の後、このお城のダイニングでライトランチ付きのワインティスティング(一人 85ユーロ)ができるので、観光で訪れるのもおススメです。 かつてぶどう栽培やワイン醸造に携わる従業員が住んでいたため、その当時使われていた教会や宿泊施設も残っています。 社会貢献の活動として、小島ゴルゴーナにある刑務所へ、ワイン醸造の技術提供をする「ゴルゴーナ・プロジェクト」やアグリツーリズモなども行っている時代の先駆け的なワイナリーです。 キャンティ・ルフィーナのぶどう畑が広がる 小高い丘からの景色は素晴らしい ワイナリーのガイドさん 昔の建物がそのまま使われている 花々が咲き気持ちがいい空間 思わずピクニックしたくなるエリア 花が咲きオリーブの木もところどころに かつて使われていた教会 キャンティ地方はどこも素晴らしい眺めです フラッグシップワイン 「モルモレート」の刻印が入った樽 いいヴィンテージしか造られないそうです セラーには新樽の比率が非常に高くで驚き! 毎年4000個もの新樽を発注するそうです(フレスコバルディ社全体で) プライベートコレクション フレスコバルディ家では男子が産まれると500本のワインがプレゼントされるそうで、プレゼントされた人の名前ごとにストックされて、18歳になって初めて飲むことが許されるそうです つまり、長熟ワインを500本プレゼント! 1864年のワインも! 貴族のお城らしい調度品 アメリカのクリントン夫妻も訪問していて写真が飾ってありました しかしながら、別々の日の訪問! 暖炉の前のダイニングルームでのランチ&ワイン ワインは、 ポミーノ・ビアンコ シャルドネ、ピノ・ビアンコ主体 ニポッツアーノ・リゼルヴァ ヴェッキエ・ヴィーティ 2015 サンジョヴェーゼ、マルヴァシーア・ネラ、コロリーノ、カナイオーロ フレスコバルディの家紋入り ブラータ&トマト バジルソースで ズッキーニとハンドメイドパスタ ホワイト ヨーグルト 季節のフルーツソース添え ワインは ヴァン・・サント(陰干しぶどうで造られた甘口ワイン) ポミーノ・ヴィンサント トレッビアーノ、マルヴァジア・トスカーナ、サン・コロンバーノ フレスコバルディ家が手間暇かけて作ったオリーブオイル フレスコバルディ・ラウデミオの一番搾り30周年記念ボトル トスカーナの刑務所へ社会貢献の活動として、小島ゴルゴーナにある刑務所へ、ワイン醸造の技術提供をする「ゴルゴーナ・プロジェクト」を2012年にスタート。 この地に適したヴェルメンティーノとアンソーニカをベースにした白ワインで、「ゴルゴ―ナ」。現在はオリーブオイルの製造もしています。 アグリツーリズモもやっている |
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大切な人たちとの楽しいおしゃべり、幸せな時間
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私たちの笑顔、喜び、幸せが地域に波及して
明るい未来につながることを心から祈っています。
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