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今日は那智勝浦町と新宮市を結ぶ「那智勝浦道路」と「グリーンピア南紀」の視察を行いました。民主党の国会議員団(川内博史、大島敦、田村謙治衆議院議員)と合流し、現地視察と地元の方々との意見交換、そして記者会見に出席しました。
ガソリン税の暫定税率廃止、および道路特定財源の一般財源化の意義については、このブログでも再三訴えてきましたが、実際に、今、議論になっている道路が、巨額な予算を投入して作る必要があるのかどうか。道路の必要性は認めた上で、もう少し、持続可能な使い方が可能ではないか、現地の方々のご意見も伺いながら考えることが目的でしたが、大変に有意義なひとときでした。本当に現場を見て良かったと思います。
那智勝浦道路は全長15.2キロ。1240億円かけて作られています。昼間は極めてスムーズに流れる道路ですが、朝晩は渋滞が発生するため、その緩和を行うのが主な目的です。制限速度は80キロ。4車線の高規格道路です。
新宮市三輪崎の起点に着くと大勢の報道陣とともに「歓迎 地方の道路の実情をよく見て下さい」と書いた横断幕を掲げた方々が待っていました。「民主党に対する申し入れ」を行う方々と聞いていたので、かなり刺々しい雰囲気を予想していましたが、その表情には敵意よりも切実感が漂っているように感じられました。
この道路が無駄かどうか、短い時間でそんな判断はできません。しかし、この道路が、あまりにも過剰品質で、実際に必要な品質を超えていることはすぐにわかりました。
調査団の団長である川内議員が中心になって様々な情報開示とともに対話をを行いました。国土交通省のHPによると「那智勝浦道路」がない場合、この地域の移動に17.6分かかりますが、整備後は17.4分になるそうです。つまり、12秒(!)を短縮するため、1240億円が使われているのです。また、この事業の総便益は1850億円と計算されていますが、これは、観光で来た人や、偶然通りかかった人も含めた全ての人が、日給7万2000円(時給3000円×24時間)である想定に基づいていているそうです。どちらも頭の中が???マークでいっぱいになりそうな説明ですね。
「いい道路を作りたい!」気持ちはわかります。しかし、今の財政状況を考えれば、1キロ80億円を超える道路、川内議員によれば「ヴィトンやエルメスのような道路」ではなく、もっと身の丈に合った道路に変える必要があります。例えば、道路計画と建設は地方に任せ、制限速度80キロの道路を2車線の60キロにすることで、おそらく費用は半分以下になるのです。そうすれば、もっと他にも道路が作れるでしょうし、教育や医療、地域振興に使える費用も確保できるはずです。また、今の最高品質道路ではお呼びではないであろう地元の業者にもお金がまわっていくでしょう。私たち民主党が目指しているのは、そんな、地域の皆さんが納得できる政策であり、ガソリン税の暫定税率廃止、そして道路特定財源の一般財源化がその突破口になるんですよ! 私たちの説明に多くの方々が頷いて下さいました。
「よくわかりました!」「頑張ってください!」横断幕を持った方々は安心した表情に変わり、私たちが出発する時は、温かい笑顔で手を振って見送って下さったほどでした。
明日は高野口駅で駅立ち後、橋本市内、九度山町で活動します。企業での挨拶の他、今日の視察の感想を街頭演説で伝えていくつもりです。またも朝4時起きですが頑張ります!
写真:「那智勝浦道路」の橋脚を視察。そのあまりの壮麗さに、みんな驚嘆の声を上げていました。右下が団長の川内博史議員です。
ガソリン税の暫定税率廃止、および道路特定財源の一般財源化の意義については、このブログでも再三訴えてきましたが、実際に、今、議論になっている道路が、巨額な予算を投入して作る必要があるのかどうか。道路の必要性は認めた上で、もう少し、持続可能な使い方が可能ではないか、現地の方々のご意見も伺いながら考えることが目的でしたが、大変に有意義なひとときでした。本当に現場を見て良かったと思います。
那智勝浦道路は全長15.2キロ。1240億円かけて作られています。昼間は極めてスムーズに流れる道路ですが、朝晩は渋滞が発生するため、その緩和を行うのが主な目的です。制限速度は80キロ。4車線の高規格道路です。
新宮市三輪崎の起点に着くと大勢の報道陣とともに「歓迎 地方の道路の実情をよく見て下さい」と書いた横断幕を掲げた方々が待っていました。「民主党に対する申し入れ」を行う方々と聞いていたので、かなり刺々しい雰囲気を予想していましたが、その表情には敵意よりも切実感が漂っているように感じられました。
この道路が無駄かどうか、短い時間でそんな判断はできません。しかし、この道路が、あまりにも過剰品質で、実際に必要な品質を超えていることはすぐにわかりました。
調査団の団長である川内議員が中心になって様々な情報開示とともに対話をを行いました。国土交通省のHPによると「那智勝浦道路」がない場合、この地域の移動に17.6分かかりますが、整備後は17.4分になるそうです。つまり、12秒(!)を短縮するため、1240億円が使われているのです。また、この事業の総便益は1850億円と計算されていますが、これは、観光で来た人や、偶然通りかかった人も含めた全ての人が、日給7万2000円(時給3000円×24時間)である想定に基づいていているそうです。どちらも頭の中が???マークでいっぱいになりそうな説明ですね。
「いい道路を作りたい!」気持ちはわかります。しかし、今の財政状況を考えれば、1キロ80億円を超える道路、川内議員によれば「ヴィトンやエルメスのような道路」ではなく、もっと身の丈に合った道路に変える必要があります。例えば、道路計画と建設は地方に任せ、制限速度80キロの道路を2車線の60キロにすることで、おそらく費用は半分以下になるのです。そうすれば、もっと他にも道路が作れるでしょうし、教育や医療、地域振興に使える費用も確保できるはずです。また、今の最高品質道路ではお呼びではないであろう地元の業者にもお金がまわっていくでしょう。私たち民主党が目指しているのは、そんな、地域の皆さんが納得できる政策であり、ガソリン税の暫定税率廃止、そして道路特定財源の一般財源化がその突破口になるんですよ! 私たちの説明に多くの方々が頷いて下さいました。
「よくわかりました!」「頑張ってください!」横断幕を持った方々は安心した表情に変わり、私たちが出発する時は、温かい笑顔で手を振って見送って下さったほどでした。
明日は高野口駅で駅立ち後、橋本市内、九度山町で活動します。企業での挨拶の他、今日の視察の感想を街頭演説で伝えていくつもりです。またも朝4時起きですが頑張ります!
写真:「那智勝浦道路」の橋脚を視察。そのあまりの壮麗さに、みんな驚嘆の声を上げていました。右下が団長の川内博史議員です。
まず勝浦市 千葉県ではありませんから。
次に計画では4車線ですが、そうなることはまずないでしょう。
海南湯浅道路が21年かかって工事に取りかかったぐらいですから。
それと開通後の制限時速は60キロです。
安く道を造ってくれるのはありがたいこと。ただこの陸の孤島を何とかしてほしいですね。
あとグリーンピアの問題はもっと追求してほしいですね。
ご指摘ありがとうございます。「那智勝浦町」に直しておきました。大急ぎで書いた結果ですが、大変申し訳なく思います。ただ、設計速度、車線数は、国土交通省・近畿地方整備局・紀南河川国道事務所が発行したパンフレットの説明をそのまま転記したものですよ。もっとも、このパンフレットは、実際には1キロあたり80億円以上コストがかかっているのに、1キロあたりのコストを60億円、一方、500床以上の病院建設の総費用を20年間で2500億円と説明しています。これらの数字にも疑問を感じますが…。
地元民ですが、流石にこの数字には疑問を持ちます。
が、どこからどこまでの移動時間の比較なんでしょう。
高速道路約9kmをどれだけ低速で走ればこの数字になるんでしょうか。
インターが国道から離れまくってるわけでもないのに。
情報源の詳しい明記をお願いできないでしょうか。
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/18sinki/1_h17_010.pdf
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/18sai/2_h18_047.pdf
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=141480
上記URL等を参照して私なりに調べてみました。、
阪口様のこの記事は、故意に言葉足らずな表現をして誤解を与え
この道路の評価を不当な手段で下げようとする悪意に満ちたものでは
ないかと私は疑っています。
短縮効果を批判するために出した時間の算定根拠があいまいなうえ、
暫定2車線・事業費600億円で開通することを故意に隠してませんか?
4車線での開通時期は未定ですし開通するとしても十数年先です。
暫定2車線の現状を全線4車線開通時の総事業費等で比較すること
はおかしいと思います。
さて、私の情報源は、主に那智勝浦道路のパンフレットと、国土交通省のHPに基づく川内議員の記者会見における説明、そして、現地でのヒアリングです。私自身、教員やジャーナリスト、また学術研究の立場で文章を書いたことがありますので、そのような立場では、違った書き方をしたと思いますが、今回は「不偏不党」の立場ではなく、あくまでも民主党の立場で書いたものです。
和歌山県においては、道路建設推進の側に都合のいい情報が、一方的に、かつ圧倒的な情報量で流されています。本来中立であるべき行政までが、まるで自民党の下部組織であるかのように、道路建設のメリット、暫定税率廃止のデメリットばかりを伝え続けています。その中で、異なる視点と情報を提供することは必要だと思います。それが、「悪意」「情報操作」であれば、行政や自民党の行為はどのように表現されるのでしょうか。
確かに暫定2車線ではあっても、道路計画自体は総予算が1240億円で4車線です。暫定2車線の予算が1240億円と示唆しているわけでもないですし、隠しているという批判は当たらないと思います。
あなたは道路開通前と開通後の那智勝浦-新宮間の交通所要時間(という言葉があるのかは分かりませんが、意味が伝わればいいと思います)を捏造していませんか。
実際に走った感想として、少なくとも5-10分は短縮されました。開通前は那智勝浦まで17分では済みませんでした。特に夕方は渋滞が毎日必ず発生していましたので。(今でも発生していますけど)
どこの集落にも繋がっていないような道路や、利用する人が極めて限局的でしかもそのごく僅かな利用者ですら無くても困らないような道路整備するカネと資源と労働力があるのなら、高規格道路整備して欲しいと思います。
何でもかんでもライバル党のすることに反対すればいいというものではないでしょう。もっと地元民目線で考えて欲しいと思います。