阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

町屋と人形さまの町おこし

2006年04月29日 09時11分45秒 | 日常
 皆さん、おはようございます。

 今週は、とにかく地域を歩きました。火曜日は山北町、水・木曜は秦野市、そして昨日は小田原市の支援者と一緒に商店街や民家を訪ね、地域の方々と意見交換をしました。昨年は、一軒でも多く訪ねることを自分に課していましたが、今は、件数よりも、できる限りお話を聞かせて頂く事を念頭に置いて歩いています。

 中小の商店の状況は本当に厳しく、改めて、格差が広がっていることを実感しました。同時に、多くの方々が、地域の環境や文化を活かし、何とか町を活性化したいと必死に努力していることも改めて感じました。

 私の大学時代の友人である吉川真嗣さんが新潟県村上市の町おこしに奮闘する姿を描いた「町屋と人形さまの町おこし」(学芸出版社・吉川美貴著)をHPの掲示板でも紹介したことがあります。古い町並みと人形を活かした町おこしの過程がイキイキと描かれていて、ひとりの人間が、町おこしを通して人々の価値観までを変えることができるんだ!」と力を与えてくれる本です。以前、私が熱心にその話をしたところ、私が住んでいる国府津で、まさにその本をテキストにして、新たな町おこしの機運が盛り上がっています。国府津を気に入り、避寒地として何度も滞在していた第15代将軍・徳川慶喜をテーマとした町おこし。このことはいずれ詳しく紹介したいと思います。

 今日はこれから小田原・足柄地域連合のメーデーに参加し、午後からは和歌山に行って来ます。様々な地方都市の町おこしの現場を見ると同時に、遠い親戚でもある和歌山1区の民主党候補者・岸本周平氏と意見交換を行うのを楽しみにしています。

 
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衆議院補選、勝利の効果

2006年04月24日 09時26分57秒 | 政治
 皆さん、おはようございます。

 今朝はツルネン・マルテイ参議院議員と一緒に小田原市の鴨宮駅で駅頭活動を行いました。

 「昨日は良かったねえ!」「小沢さんになって流れが変わったね!」マイクを持って話していると昨日の補欠選挙の結果について本当に多くの方々から温かい言葉を頂きました。民主党が自信を取り戻し、団結して協力すればやれるという気持ちを国民の皆さんと共有できた、貴重な、意義のある勝利だったと思います。

   

民主党候補が勝利

2006年04月23日 23時55分45秒 | 政治

 千葉7区で行われていた衆議院補欠選挙で太田かずみ民主党候補が勝利しました。現地に入って応援をしていただけに、多くの支援者の努力が実ったことを本当に嬉しく思います。

 この勝利を政権交代に向けての反転攻勢の足がかりにできるよう、引き続き頑張らなくては!

負け組ゼロへ!千葉7区補選

2006年04月22日 23時56分42秒 | 政治
 衆議院千葉7区の補欠選挙は今日が最終日。今日も朝から、街頭演説の設営やビラ配りのお手伝いをしました。

 印象的だったのは、本当に熱気に包まれていたことです。とりわけ、お昼の時間、小沢代表、菅代表代行、さらに鳩山幹事長が、太田かずみ候補とともにダイエー前から新松戸の駅まで歩いた「桃太郎」の熱気は凄いものでした。また夜の最終演説の後も、大勢の支援者が太田かずみ候補のまわりを取り囲み、激励の声が渦巻いていました。

 格差社会をなくし、負け組をゼロにする!という、民主党の政策を象徴する太田かずみ候補のキャッチコピーも大変わかりやすく、好感を持たれているようです。ビラを配っていても何度も何度も激励の声を掛けて頂き、民主党に勢いが来ていることを感じました。

 何故か私もテレビ朝日にインタビューされました。「小沢代表になって何が変わったか」聞かれ、地を這いながら有権者の声を聞いていく民主党の姿勢が伝わりつつあると応えました。もともと、議員になっていない候補者は、まさに地を這って活動するしかありません。また、私の国際協力活動のスタンスも常にそうなのですが、若くして国会議員になった民主党の議員に対しては、国民の皆さんの中にはあまりそんなイメージがないようです。しかし、小沢代表になり、泥臭く、したたかに闘って政権交代を実現するイメージが党内外に浸透してきたように感じています。

 私が応援させて頂いた選挙は1月の秦野市長選挙、3月の逗子市議会選挙と連勝しています。投票率が低く、いつも民主党は苦戦する補欠選挙ですが、今回は何としても勝って、今後の選挙、そして政権交代へ弾みをつけたいものです。

   

民主党VS自民党候補の一騎打ち

2006年04月21日 23時55分53秒 | 政治

 皆さん、こんにちは。阪口直人です。ご無沙汰してしまいましたが、現在、千葉7区の補欠選挙の応援に入っています。

 民主党候補・太田かずみ氏と自民候補の一騎打ちになっており、まさに大接戦が繰り広げられています。小沢一郎氏が代表になってから、政権交代への期待が再び盛り上がっているのを日々感じていますが、今回の補欠選挙は、「小泉改革」の成果を問うと同時に、小沢代表になって高まった民主党への期待が、どのような形で反映されるのか、大変注目度が高いものになっています。

 今日は地図を持って車に乗り、支援者の方々を訪問して支持を訴えました。私は神奈川17区でも、この2年間に約2万件を回ったこともあって未知の方々を訪問することには慣れていますが、手応えがいいことに驚きました。

 太田かずみ候補は、連日自転車に乗り、「負け組ゼロへ」をキャッチフレーズに頑張っています。小泉改革は自由と身勝手を混同した結果、弱肉強食の格差社会を生み出しました。本当の自由とは誰もが共に生きていける共生の理念が前提であり、その共生のルールが「公正」であるはずです。しかし、今、「負け組」はいつまでも再チャレンジができない格差拡大社会が生まれつつあります。
 
 こんなおかしな方向性を公正な未来に変えるためにも、今回の補選は大切です。私もあと一日、全力で太田かずみ候補を応援したいと思います。

最強の支援者宅で音楽会

2006年04月11日 03時21分35秒 | 政治

 日曜日は、私の支援者である歯科医師・瀬戸利一氏が主催する地域の音楽会に参加しました。

 私のHPでは掲示板や活動日記にも何度か書きましたが、瀬戸氏こそは考えられる最強の支援者です。何と極真空手7段! 極真空手の創始者・大山倍達総裁の元、内弟子として空手を学びながら医学部に通い、麻酔医師と歯科医師の免許を取得した、まさに文武両道の鉄人と言えるでしょう。

 私にとっては飲み友達でもありますが、ありとあらゆる地域の支援者を紹介して下さるだけでなく、元自衛隊の中隊長としての経歴を活かした軍事や様々な科学技術、さらに地方政治などの知識は本当に広範囲に及び、瀬戸氏との議論では本当に鍛えられます。また、私の車の看板や音響装置をいつも手作業で修理をして下さるなど、本当に類まれな能力を持った方です。

 日曜日も、設営から料理まで用意した上で、何と正拳でブロック2枚を叩き割る荒業まで披露していました。肘打ちのブロック割は私も何度か経験がありますが、正拳は本当く怪我の危険も高いのです。翌日からの診療を思うと見ている方がハラハラしてしまいました。 

 さて、この音楽会では、瀬戸道場の門下生が次々に現れてはピアノ等を演奏しました。ブロックや瓦を叩き割る無骨な手で、力強くも繊細にピアノを操る姿には驚かされましたが、とりわけ、瀬戸氏の長男が弾く「チュニジアの夜」は絶品でした。
 
 前衆議院議員で私の首藤信彦氏や、参議院議員候補の牧山ひろえ氏、さらに山北町長選挙に立候補予定の瀬戸孝夫氏が参加し、私たちも挨拶の時間を頂きました。
また、200名近い参加者の方々とじっくり話すことができましたが、そこで感じたのは小沢代表への期待の高さです。どん底からの信頼回復は容易なことではありませんが、何よりも現場を重視し、自民党への明確な対立軸を提示して政権交代を実現する。そんな明快な主張に強い期待を強く感じることができ、励みになりました。


鉄人・金本の大記録

2006年04月10日 01時43分58秒 | スポーツ
 
 今日、阪神タイガースの4番打者・金本知憲選手が904試合連続フルイニング出場の世界記録を達成します。

 私が何より敬服するのはチームを勝利に導くプロ意識の高さです。とにかくチームにとって金本選手ほどありがたい選手はいないでしょう。プロ最高レベルのパワーを持ちながら、同時につなぎの打撃、チームバッティングも徹底する。足も速く、守備も鉄壁。何よりも、何があっても試合に出続けることは、監督にとってもファンにとってもこの上ない安心感があります。
今では筋肉隆々の体と卓越した飛距離が代名詞ですが、入団した頃は体も細く、故障も多く、なかなかレギュラーを獲ることもできませんでした。「いくらでも代わりがいる選手」だったそうです。しかし、徹底した練習、そしてウエイトトレーニングで体を鍛え上げ、球界を代表する選手になりました。

 ファンとして見ていると、そのバッティングは自分の成績ではなくチームの勝利に貢献する意識に満ち溢れ、状況に応じて自分の成績は犠牲にしてでも進塁打も打つ。その結果が去年の今岡選手のチーム史上最多打点にもつながりました。長年低迷を続けた阪神タイガースが強くなったのは、金本イズムが選手に浸透したことが最大の要因だと思います。

 日本記録の701試合をあと3試合に控えた2004年、中日・岩瀬投手からデッドボールを受け、左手首を骨折してしまいました。誰が見ても出場は難しい状況なのに、右手一本でヒットを打ったり、セーフティーバントを決めたり、まさに鬼気迫る活躍。何と打率も急上昇し、初めてのタイトル(打点王)も獲得しました。37歳の昨シーズンは、自己最高成績で優勝に貢献し、MVPをも獲得。年齢の壁を乗り越え進化を続ける姿には私にとっても大きな励みです。

 アニキに負けないように自分も頑張らなくては!
 

民主党の再出発と桜の思い出

2006年04月08日 22時33分56秒 | ボランティア

 民主党の代表が小沢一郎氏に決まりました。挙党一致体制の構築と、国民にわかりやすい選挙の実施を両立させることは、決して易しいことではありません。しかし、民主党の再生と、政権交代可能な2大政党制の構築への並々ならぬ危機感が今回の結果を生んだものと思います。

 美しい桜の季節、民主党も再出発です。

 新しい生命が芽吹く季節。その中でも桜ほど、春の喜びを感じさせてくれる花はありません。きっと皆さんにも、桜と共に心に刻まれた多くの記憶があることでしょう。

 桜は私にとっても特別な花です。とりわけ13年前からは・・・。

 カンボジアで国連ボランティアとして私と共に活動した中田厚仁さんが射殺された日がちょうど桜の季節だったのです。ちょうど13年前の今日、1993年4月8日のことでした。酷暑のカンボジアに桜はありませんでしたが、知らせを聞いた中田さんの家族は桜の一枝を持ってプノンペンにやって来ました。厚仁さんが生まれた時に庭に植えた桜の一枝だったそうです。

 1995年10月1日。私自身もカンボジアで武装集団に襲撃されたことがあります。カンボジアでの選挙の実施に関わった一人として、3年後のカンボジアがどうなっているか、「新生カンボジア・3年目の現実」というNHKのドキュメンタリー番組をリポーター&インタビュアーとして取材した直後のことでした。

 命の終焉を覚悟した恐怖。一瞬の後に実感した生きる喜び。それは自分にとって運命的な瞬間でした。自分の命が大切であると同時に、他人の命も同様に尊いのです。それが理不尽な戦争で奪われることがあるとすれば、何と悲しいことでしょう。身近な人が命を奪われ、自分自身も命の危機に瀕した経験は、自分の使命を明確にしてくれました。若い世代の目で戦争の悲惨さを伝え、紛争解決、平和構築に寄与すること-今の私の活動の原点は、全てそこにあります。政治活動に関わるようになっても、現場での活動の重要性をますます痛感しています。

 「僕の夢は世界を平和にすることなんです」ルームメートだった中田さんは、幼い頃ポーランドで見たアウシュビッツの記憶と共に、彼を駆り立てた思いを話してくれました。彼は命を失った代わりに平和構築活動や国際ボランティア活動に光を当て、間違いなく日本人の価値観にも変化をもたらしました。彼が渡してくれたバトンをしっかり繋ぐ責任。より多くの人々と共に果たしていきたいと思っています。

 私自身も政治活動、そして様々な国際協力活動を通して、その使命を果たしていく覚悟を新たにしています。

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民主党執行部の総退陣

2006年04月01日 23時56分54秒 | 政治

 2005年の総選挙で完敗した後、民主党は、党の再生を前原代表に託しました。総選挙への対応があまりにも後手後手であったことを鑑み、現代社会のダイナミズムに対応するには古い考えに縛られない新しいリーダーが必要だと感じていた私は、若い前原執行部の誕生を支持していました。それだけに、退陣へと追い込まれたプロセスが残念でなりません。

 前原代表の無念は同志として察するに余りありますが、何より国民の政治不信を深めたことを本当に申し訳なく思います。また、2大政党制の一翼を担おうとする民主党が、何らかの問題を起こした時、その問題の本質よりも、その対応のまずさによって大きな痛手を負い、国民の期待をも裏切ってしまう。この歴史がまたも繰り返されたことは大きな損失です。

 政権を担うことは、国家の危機管理を担うことでもあります。危機が生じた時の的確な初動、明確な決断、さらに説明責任を果たすことがリーダーの条件でしょう。そして、そのためには、十分な情報の収集・分析が欠かせません。ところが、今回のメール問題においては、その全てが不十分でした。これでは、民主党の政権担当能力が疑われても仕方ありません。

 もっとも、この点において自民党が優れているとも思えません。誤魔化し、先送りしてしまうことが、将来へのツケをさらに大きなものにしていることに大きな怒りを感じます。しかし、少なくとも国民への「見せ方」においては雲泥の差があり、これもまた政党の実力でしょう。
 
 今回、私は情報(intelligence)の大切を改めて感じました。intelligenceとは安易に得られるものではなく、徹底した現場での検証と、それを精査・分析する高度な知識が必要です。我々ひとりひとりが、いかにこの意識を共有し、徹底できるか。そこに党の未来、さらに日本の未来も懸かっているように思えます。