阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や平和構築活動、趣味や日常生活についてメッセージを発信します。

国政報告会と斎藤幸平氏を招いての勉強会-マルクスの遺稿から新しい解釈を世に問う『人新世の資本論』の価値

2025年01月19日 21時32分50秒 | 政治
昨日は各務原市と関市で2時間ずつの国政報告会。合計50人の方々が熱心参加してくださいました。臨時国会での私の質問と、その質問を作ったプロセスなどを紐解きながら、公共財としての国会議員をどう使えば地域の問題を政府に届けることができるのか、古川明美各務原市議会議員、川合治義関市議会議員や参加者の方々と一緒に考える機会になりました。

https://www.youtube.com/live/ik1_E62ZrBs?si=7EL1dFGcQsQxSA7T(鶴見健太氏のYouTubeライブ)

その後東京に戻り、『人新世の資本論』の斉藤幸平さんの全国勉強会。マルクスが遺した原稿やメモを調べ上げた結果、マルクスは晩年、住民参加型の共同体(コモン)に環境保護や持続可能な経済の可能性を見ていたとのこと。これはエンゲルスがマルクス存命中に出版された資本論との整合性を重視するあまり見逃していた視点だそうです。マルクスが現代の課題の解決策をすでに提示していたとは、歴史的な発見ですね。

私はカンボジアやモザンビークで平和構築活動をしていた時、山岳少数民族の村で計2年近く活動していました。独自の文化や自然の恵みを大切にしながら質素な暮らしを営む持続可能なコミュニティだった村々が、平和になったと同時に強欲な資本主義に蹂躙される姿を見てきました。コモンの在り方を研究し、現代に合った形にして横に広げていく、こんなビジョンをより多くの方々と共有していきたいと思いました。

今回が16回目の全国勉強会でしたが、司会として沢山の質問を瞬時に切り貼りしてビジョンを引き出す役割にはいつも身が引き締まります。今回は特に準備をして臨みました。












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