阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

まるで不二家の3秒ルール!

2007年01月30日 17時45分47秒 | 政治
 柳沢伯夫厚労相が「女性は産む機械」と発言しました。

 少子化問題対策に関わる大臣としては非常に不適切な発言ですね。でも、さらに驚くべきは塩崎官房長官の発言です。「不適切だったと私も思うが、直ちに訂正している。結果を政策で出していくことが大事だ」と擁護しました。(安倍首相も同様の発言をしています)

 これって「不二家の3秒ルール」と同じですよね。すぐに訂正すれば何でも許されるのかな?

 私は一度の失敗や失言で全てが否定される社会はおかしいと思うけど、でも、大臣の立場の重さを考えれば、この女性蔑視発言は許されるものではないと思います。野党の女性議員が辞任要求をしているだけでなく、不妊に悩む高市早苗氏や野田聖子氏など自民党の女性議員も強い不快感を示しています。

 私はカンボジアやボスニアなどの紛争地で活動中、地雷原で生活したことがありますが、地雷を踏んだら次の瞬間にはサヨウナラというのが現地での現実でした。今のは間違いでした。次はちゃんと歩くのでなかったことにして! とはならないのです。国民の未来を守るため「戦場」で身体を張って闘うのが大臣の役割。自らが招いた問題に対する身の処し方は、ご自分で決断すべきだと思います。

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いじめを受けた経験(2)

2007年01月26日 18時48分57秒 | 政治
 話し合いの解決などは望むべくもなく、ましてや先生は全く頼りにならないとすれば、実力行使で解決するしかありません。私は意を決して柔道の道場に通い始め、また、独学で空手の練習も始めました。絶対に勝たねばならぬ。悲壮な決意で運命の瞬間に備えました。

 いつものように小突かれたある日、決死の思いで拳を固め、いじめっ子に飛びかかりました。意表を突かれた相手を倒し、ヘッドロックで締め上げました。そんな私をクラスメートも応援してくれ「柔道殺法や!」などと応援する友人の声が私を後押ししてくれました。ついにいじめっ子が泣き出し、私は勝利しました。

 もっとも相手は私の反撃に対して納得しておらず、「俺にも殴らせろ!」と泣きながら訴えてきました。「殴ったらええやないか」と差し出した頬に反動をつけたパンチはかなりの衝撃でしたが(その衝撃でアゴがズレたらしく、今でも時々カクッと鳴ったりするほどです・・・)勝利感は確固たるものになりました。一年近く自分を苦しめていた心の傷が、一気に癒された気分でした。

 子供なりに自分の全てを賭けて闘いに挑んだ結果、その子が行っていた「弱い者いじめ」自体がなくなったように思います。また、その子ともかなり仲良くなって、その後はプロレスごっこなどをして一緒に遊ぶようになりました。

 決死の反撃によって自分の居場所、尊厳を守ったことには満足していますが、しかし、それがベストの方法だったかどうか、今でもわかりません。もし勝てなかったら、もし、相手に怪我を負わせていたらと思うと、幸運だっただけなのかもしれません。でも、それが唯一の打開方法としか思えなかった、そんな状況を作った責任は学校にもあると思います。

 いじめによる自殺のニュースを聞くと、本当にやりきれなくなります。自らの命を絶つ決意があるんだったら、どうして状況を打開すべく闘いを挑まないのか?と口惜しい限りです。そして、いつも行われる犯人探し。いじめを行うなんて最低だと思いますが、いじめをした側の当人だけでなく、親も先生も、そして同時代の社会全体も、共に責任の一端を担うべきだと思います。しかし、自殺した本人にも、命を粗末にすることに対して憤りを感じるのです。

 それ以来、いじめを受けたことも、もちろん、いじめたこともありません。しかし、いじめられている子が、極力リスクを負うことなく解決できる支援体制を作るのは政治の役割と感じるようになりました。殴りあいの喧嘩をしたのもその時が最初で最後ですが、強い者が弱い者イジメをしている行為を見ると、瞬間的に怒りが込み上げてきます。米国によるイラク攻撃などの理不尽な対外政策、そして、その米国ブッシュ大統領をご主人様と仰ぐ小泉・安倍政権の弱い者イジメ政策への怒り。それはいじめを受けた自分の経験にも起因しているように思います。庶民に痛みを押しつけて平気な顔をしている権力者に対しては徹底的に闘いを挑みましょうね。腕力、そして社会的立場にかかわらず、私たちは同じ一票を持っているのですから!


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いじめを受けた経験(1)

2007年01月25日 23時59分29秒 | 日常
 先日、道を歩いていたら5年生ぐらいの男の子が、数人の子供たちに小突かれていて、半泣きになりながらもされるがままになっている様子を目撃しました。何か言ってあげるべきと思いながらも、その背景を知っているわけでもなく、躊躇しているうちにタイミングを逃してしまいました。ちょうど同じ頃、自分もいじめにあっていたことを思い出し、胸が痛くなりました。

 小学校5年生の時、私は新潟県長岡市から兵庫県尼崎市に転校しました。それまではのんびり育った田舎の優等生で、必ず学級委員などを務める積極的な子だったのですが、都会の学校ということもあってレベルが違い、成績は一気に落ちてしまいました。また、背が伸びるのが遅かったこともあり、大きくなっていく同級生にコンプレックスを持つ目立たない存在になっていきました。偶然座った席が、体が大きなクラスの番長グループ的な子たちの真ん中だったせいもあり、やがてふざけて小突かれたり、からかわれたりするようになりました。今にして思うとさほど陰湿ないじめだったわけではありません。しかし、私の反応が面白かったのかどうか、少しずついじめっ子グループの欲求不満の捌け口になっていき、また、そうなると、クラスの中でも強い疎外感を感じるようになりました。

 転校した最初から、当時の担任の先生は肝臓病で入院されていて、他の先生が交代しながら教える変則的な体制でした。クラス担任は教頭先生が代行していましたが、多忙のためあまり来ることができず、自習の時間などいじめっ子はやりたい放題でした。先生が復帰された時は本当に救われた思いでした。

 しかし、いじめはなくなりませんでした。ご自分の体調に不安があったせいかもしれませんが、授業をするのが精一杯の様子でした。カバンや勉強道具を隠されたり、落書きされたり授業中も全く集中できませんでした。

 ある日、先生が教室に入ってきて黒板にいきなり「おしゃべりマシーン」と書いたのです。何のことだろうと思っていたら、「私は誰にもあだ名をつけるのは好きではないけれど、授業の時に私の話を聞かない人は許しません。これからは阪口君のことを「おしゃべりマシーン」と呼びなさい!」と言って、みんなの前で私を攻撃したのです。青天の霹靂というか、全く何のことか分かりませんでしたが、いじめに対処するべく授業中にガサガサしていたことが気に入らなかったらしく、先生からもいじめのお墨付きをもらってしまったのでした。とにかく悲しく、そして口惜しく目の前が真っ暗になりました。いじめっ子たちの攻撃がエスカレートしたのは言うまでもありません。

小さな世界の中に生きている子供にとって学校生活の苦痛ほど辛いものはありません。朝起きた時から学校に行くのが苦痛で苦痛で仕方がなく、もう、このままどこかに行ってしまいたいと思うようにもなりました。


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noblesse oblige-貴人の義務

2007年01月22日 21時16分18秒 | 政治
 そのまんま東氏が宮崎県知事に当選しましたね。

 芸能人としての彼の活動、また不祥事については全く知りません。しかし、しがらみのなさ、そしてタレントの応援などを封印し、愚直に選挙活動に邁進したことが好感を持たれたようですね。宮崎県を良くしたい!そんな純粋な思い、私も感じることができたような気がします。

 しがらみのなさという点では、南足柄市から県会議員選挙に立候補予定の瀬戸利一氏も全く同じです。とにかく利権政治は許さない、そして、地域の人々の心を心とするまっとうな政治に改革したい! そんな思いで常に爆走しているのが瀬戸利一氏です。

 「noblesse oblige=貴人の義務」という言葉がありますが、歯科医師、そして極真空手の師範と本当に多忙で、かつ自分自身は何の政治的野心も持たないにも関わらず、あえて火中の栗を拾う心意気に心から感謝したいと思います。こんな人こそ地域の政治的リーダーになるべきです。

 皆さんも、是非応援してください!

 写真:松沢知事と話し合う瀬戸利一氏

 
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闘う大型新人、いざ出陣!

2007年01月19日 23時39分10秒 | 政治

 今日は南足柄市から県会議員に立候補予定の瀬戸利一氏、および支援者の方々と一緒に神奈川県庁を訪ねました。松沢成文知事を訪ねて連携をお願いした他、選挙管理委員会での手続き、記者クラブでの写真撮影を行いました。自分自身が衆議院選挙に立候補した時を思い起こし、身が引き締まる思いでした。

 瀬戸利一氏は、歯科医師、極真空手上席師範(7段)を務める文武両道のスーパーマンのような方です。海外から治療に訪れる人も大勢いる名医であり、極真空手の世界的な選手としても活躍しました。私の政治活動の最大の支援者でもあります。

 談合政治を続けていては、県西地区は衰退するばかり。クリーンな政治に改革し、地域の声を県政につなげるためには選手交代が必要です。瀬戸氏は従来の利権政治を打ち破るまさに切り札。現職に対し徹底的な闘いを挑む覚悟で立候補を決意して下さいました。このような大型新人を擁立できたこと、本当に嬉しい限りです。投票日は4月8日。私も全力で支え、応援する決意です。


 写真:極真空手の試合後、子供たちの表彰を行う瀬戸利一師範(左から2番目)


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政治家のカリスマとは(続々)

2007年01月18日 23時59分59秒 | 政治
 政治家のカリスマについて、さらに書きたいと思います。

 三高さんがコメントに書いて下さったように「詩人」であること、美しい言葉を持っていることがカリスマの条件とは目から鱗が落ちるような表現でした。人々の未来を守る純粋な使命感と行動が一致しているところから生まれる言葉、それはきっと人々の心に美しく響くものなのでしょうね。

 私は日本の政治に欠落しているものは「美しさ」だと思っています。政治の世界は汚いものと思っている人が殆どですし、私も何の疑問もなくそう思っていました。しかし、南アフリカやビルマ、東ティモールなどで見た、人々の希望を一身に背負う存在としての政治家、さらに、日本においても、この国の未来を何とか守りたいと、身を捨てて政治の世界に飛び込んでくる人々の思いに接するにつれて、私の先入観は違っていたと思うようになりました。

 13日のブログではアウンサンスーチー氏と、対話集会に集まった人々が作り上げた空間の美しさについて書きました。政治の美しさは人々との共同作業によって作られるもの。マスコミは権力に対する厳しいチェック機能であると同時に、政治が持つ「美しさ」という側面を伝える役割も果たしてもらいたいと思います。 

 さて、Nさんが書いて下さった、祖国の独立に立ち会えた経験、それが自分たちの独立運動の成果であるとすれば、その高揚感は本当に大きなものでしょうね。独立運動をつぶすため、人口の4分の1が餓死するような仕打ちをした国家からの独立ならばなおさらです。ウクライナの国旗、また、サッカー代表チームのユニフォームは青と黄色が印象的ですが、それは青い空と小麦畑を表していたのですね。私がウクライナに行ったのは春先だったので「地平線まで続く小麦畑」を実感することはできませんでしたが、平和的な特徴が国旗の色になるとはいいですね。 もっとも政権運営に関してはその後も混乱が続いていて、こちらも美しいストーリーの中だけには納まりきれないようですが・・・。

 過酷な時代をもたらした社会主義革命であっても、政権交代が重要な役割を果たしたという意見、Nさん自身がウクライナで経験したことだけにしっかり受け止めたい言葉です。政権交代とは新たな創造を生むための破壊。その過程を私たちがいかに美しくデザインできるか、日本の未来はそこに懸かっていると感じています。


写真:ウクライナ大統領・ビクトル・ユーシェンコ氏の以前の顔(左)と、毒を盛られた結果とされる現在の顔(右)
(http://www.tachu.net/blog/archives/000543.html より引用)


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政治家のカリスマとは(続)

2007年01月17日 00時18分49秒 | 政治
 「政治家のカリスマ」について、読者の皆さんがとても含蓄のあるコメントを寄せて下さったこと、興味深く拝読しました。

 特にNさんの言葉は、自らの祖国ウクライナが、命に代えても国民の幸せ、そして正義を守ろうとするカリスマ的リーダーの存在によって変わろうとしていることへの喜びに満ちていますね。そんな時代に立ち会えること、政治に対してそんな思いを抱けること、とても羨ましく思います。オレンジ革命のニュース、私も心を躍らせて見ていました。映像から伝わってくる激しい鼓動。ユーシェンコ大統領、そして人々がつくり出す連帯感は、私が実際に接したビルマや東ティモールでの興奮を蘇らせました。
 
 しかし、新しい歴史をつくろうとしているのは私たちも同じです。

 戦後、選挙による政権交代が未だ起こったことがない国、民主国家の中で、このような国は他にはありません。私たちが実現しようとしていることは、歴史的事業なのです。そんな高揚感、その必然性をより多くの国民と共有できれば政権交代は実現します。民主党は、その使命を果たさなくてはなりません。


写真:東ティモール大統領選挙においてシャナナ・グスマン大統領候補の新聞記事を帽子にして応援している少年。(2002年4月撮影)

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まずは国民ありきの政治

2007年01月16日 22時23分06秒 | 政治
 今日は民主党2007年度定期大会に出席しました。 

 今年は「天下分け目の決戦」参議院選挙があります。まさに勝負の年。小沢一郎代表がどのような年始のメッセージを発するのか、何よりもその一点に期待、注目して参加しました。

 メッセージは明快でした。参議院選挙の争点として安倍首相は「憲法改正」を挙げているけれど、今日、格差が拡大し、多くの国民の生活に将来への不安がある。しかし、このままでは弱者切捨ての社会になってしまう。それを受け入れるのか、或いは民主党政権を誕生させてストップをかけるのか、それが最大の争点である。このような内容でした。

 私はこの争点の設定を全面的に支持します。このブログでも再三訴えてきましたが、政治が何のために存在するのか、それは、苦しんでいる人々、弱い人々のためにあるのです。そんな人々の不安を取り除くための政策を実現する。究極的にはそれが政治の目的なのです。今日の鳩山由紀夫幹事長の言葉を借りれば「まず国家ありきではなく、まずは国民ありきの政治を行う」こと。それが、民主党と自民党の違いであり、その是非を問うのが参議院選挙なのだということ、との主張は、私にとってはとても納得できるものでした。一昨年の衆議院選挙において、このような争点の設定ができていたら・・・と思うと、残念なほどでした。

 安倍政権が政権末期の様相を強くする一方、民主党の支持も劇的に高まっているとは言えません。しかし統一地方選挙で、そして参議院選挙で、生活に根ざした様々な事例をベースにこのメッセージを訴えること。まずは、それが私たちの役割と思いを強くした次第です。

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政治家のカリスマとは?

2007年01月13日 01時20分14秒 | 政治
先日、いつも素敵なコメントを下さるウクライナ人のNさんから、ウクライナの政治とオレンジ革命についてのコメントを頂きました。

http://blog.goo.ne.jp/xday0321/e/87a1f710e7d6f23edc75c476e02ed6a9

志を同じくし、祖国のために闘う仲間が活動中に知り合って結婚する・・・。何だかロマンティックでいいですねえ。私は「民主化支援」をテーマに活動していることもあって、いろんな活動の現場を見る機会に恵まれました。崇高な理想を共有し、ともに闘う仲間に特別な感情が芽生えることは、自然なことだと思います。

各国の民主化運動の中でとても印象的だったのは、1996年2月、および3月に見たビルマでの人々の姿です。当時私はビルマの視覚障害者の学校を支援する活動をしていましたが、同じ頃、民主化運動の指導者・アウンサンスーチー氏が毎週末、ラングーンの自宅前で対話集会を行っていました。1990年の選挙でスーチー氏が率いる国民民主連盟は485議席中392議席を獲得しました。にもかかわらず、軍事政権は政権を移譲せず彼女の自宅軟禁状態が続いていましたが、6年目のこの時期、一時的に軟禁が解除されていたのです。

私はこの対話集会に4回参加しましたが、灼熱の日差しの下、スーチー氏が現れるまで何時間も待っていた支援者の人々は、いつも温かい微笑みで外国人である私たちを前方に案内してくれるのでした。公安や密告者が大勢いる中、その場に参加すること自体が本当に命懸けであるにも関わらず、支援者の人々の瞳には、スーチー氏に寄せる信頼、希望、そして自らの勇気が宿っていました。そしてスーチー氏が持っている凛とした美しさ、そして志の強さは、そんな多くの瞳に照らされて、さらに輝きを放っていました。命懸けの活動でありながら、やさしさにあふれた何とも言えない美しいオーラを感じる空間でした。

スーチー氏のスピーチをビルマ人の友人に訳してもらったのですが、彼女は子供の頃からマハートマ・ガンジーに傾倒していて、イギリスから独立を勝ち取ったガンジー主導の無抵抗運動について、本当に詳しく語り続けていたそうです。「時間はかかるかもしれないけれど、インドの人々にも負けない勇気と叡智を結集して、一緒にビルマの未来を作りましょう! 絶対に暴力に訴えてはいけません」スーチー氏は繰り返し語りながら、同時に、あらゆる質問にもわかりやすく応えていました。

スーチー氏はまた、軍事政権を潤す結果になる海外からのODAの凍結なども訴えていました。当時、私の大学の後輩が大手商社の駐在員としてラングーンにおり、「あのババアのせいで商売が上手くいかないんですよ」と嘆いていましたが、私は彼の言葉に強い違和感を感じました。

政治家のカリスマ、そしてオーラとはどのようにして生まれるのでしょう。自分に命に代えてでも、人々の尊厳を、命を守る。自らの権力のためではなく、人々の未来のために自らを捧げる。そんな駆り立てられるような思いで人々と連帯する使命感の中からだと思います。それは、親が政治家であるというだけの理由で地盤を継いだ2世議員には決して持ち得ないものだと思います。


 写真:自宅前で対話集会を行うアウンサンスーチー氏(1996年3月撮影)

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何のための政治?

2007年01月11日 23時57分00秒 | 政治
 今年は選挙year。新年早々、4月の統一地方選挙、さらに7月の参議院選挙に向けて連日慌しく動いています。安倍政権が政権末期を思わせる失策を重ねていることもあって、衆参同一選挙もあり!? の雰囲気が日に日に強くなるようです。 

 新年の挨拶まわりや会合において、安倍首相の感覚が庶民感覚と決定的にズレていることが話題になります。「残業代ゼロ=少子化対策」との発言は決定的でしたね。どう考えても生活観が欠如していると思います。「ももりん」さんが書いて下さった下記のコメント、その通りだと思います。

首相→「家で家族そろって食卓を囲む時間はもっと必要ではないかと思う。」
国民→「家で家族そろって家計を心配する時間が増えたと思う。」

 残業代がなくなるとお給料が減り出産、教育費に余計不安を感じるのが普通の感覚ですよね。そんな感覚が一切欠如している人ばかりが国の政策を決めている政治、早く変えなくてはなりません。

・・・こんなことを書いていたら、ちょうどテレビ朝日の「報道ステーション」で、ホワイトカラー・エグゼンプション(残業代不払い法案)は、ブッシュ大統領が小泉前首相に要請したものと報道されていました。米国企業が日本に進出しやすくするために、日本にも同様の制度の導入を求めている、とのことでした。

 小泉前首相が国会を解散してまで導入した郵政民営化も何のことはない、アメリカ政府の年次要望書を受け入れたまでのこととは良く知られています。

 政治評論家・森田実氏 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02030.HTML

 そして、このホワイトカラー・エグゼンプションの導入、そしてそのためのなりふり構わぬ詭弁(にさえもなっていませんが)は、まさに米国のためなら何でもする「小泉・安倍米国出先機関内閣」の本質を現していると思います。国民の生活より米国の大統領に誉めてもらうことの方が大切なんですね。よくわかりました。


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残業代なし=少子化対策?

2007年01月06日 22時43分47秒 | 政治
「残業をしないことは働きすぎの日本人が家庭で過ごす時間を取り戻し、少子化対策にもつながる」これが、残業代不払い法案(=ホワイトカラーエグゼプション)についての安倍首相の見解だ。

http://www.asahi.com/politics/update/0105/007.html(朝日新聞1月7日朝刊)

 残業をしないことが少子化対策につながるとの見解の根拠、私には全くわからない。残業代が出るか否かに関わらず、仕事がある以上はやらなくてはならない。どんな職場でも、それが実体であろう。かつ、残業代も出ないとは、そんな金銭的余裕のない状況で、子供を産み、育てることができるのか。結婚したとしても、仕事を掛け持ちすることにもなりかねない。そうすればますます家庭で過ごす時間が減ってしまうではないか!

 経団連はこの残業代不払い法案を推進したい意向だ。国際競争力に対する配慮は必要だが、だからと言って法人税を減税しろ、そして残業代も払わないとは何と身勝手な論理だろうか。長い目で見れば消費は冷え込み、結果的に税収も落ち込んで経済・社会への悪影響は必至だ。また、一部の人しか教育にお金をかけられない状況になれば、教育の格差=世代を超えた格差の固定にもつながってしまう。これは日本の未来を危うくする。

 安倍首相は、格差社会の是正を正規雇用の待遇を非正規雇用に近づけていくことで図っていこうとしているとしか思えない。ワーキングプア(働く貧困層)の労働条件を勤労者の基準にするかのような安倍首相の政策、それが少子化につながるとの見解には呆れるばかりだ。

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初笑いはぜひこのCMで!

2007年01月03日 22時16分02秒 | 政治
 「第一発見者」さん、三高さん、皆さん、こんにちは。民主党のCM「生活維新」についてお知らせ頂きありがとうございます。

 私も早速観てみましたが、このCMは、これまでの民主党のCMの中では絶品だと思います。嵐の中、沈みそうな船の舵取りをする小沢一郎代表、そして、それを必死で支える菅直人代表代行、そして鳩山由紀夫の真剣さ。大層なBGMと3人の大根役者ぶり(ゴメンナサイ)が何とも言えない妙味になっていますね。私にとっても今年の初笑いはこのCMでした。 

 http://www.dpj.or.jp/news_video.html

 このCMを観て私が思い出したのは、2000年6月の衆議院選挙における自由党の選挙CMです。連立与党から離脱し、与党に残った保守党と分裂した自由党。ビルの谷間をスーツ姿で歩く小沢一郎代表が何者かに左右の頬を引っ叩かれながら不屈の闘志で前に進む姿は、強面だった小沢代表のイメージに、極めて人間的な、親しみやすいイメージを加えたように思います。そして、その効果もあって、自由党は何と660万票もの比例票を獲得したのでした。まさに土壇場で見せたこの力は、創価学会がフルに支援する公明党の比例票が780万票、解散前、衆参合わせて26議席と自由党を24議席を上回っていた保守党が24万票だったことを考えてもすごい数字だと思います。

 嵐の中を行く、今にも沈没しそうな船。それは、今の日本、そして近未来の日本を暗示しているのです。思い切り笑えば笑うほど、笑ってはいられない日本の現実に危機感を突きつけるメッセージと思うのは私だけでしょうか。


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新年のご挨拶

2007年01月01日 23時42分03秒 | 政治
 あけましておめでとうございます!

 昨年は、大変お世話になりました。このブログを開設して10ヶ月。政治活動、国際協力活動、また、スポーツや日常生活について思いのまま綴ってきました。多くの方々の積極的な参加によって、とてもアクティブなブログになったこと、感謝申し上げます。

 政権交代可能な政治の実現。それは皆さんの声が政治に届くフェアな社会の実現に必要と思っています。その礎となる統一地方選挙が4月に、参議院選挙が7月に行われます。日本の未来にとって本当に重要な選挙です。今年はより政治や政策に軸足を置き、なるべくわかりやすく私の考えを綴るブログにしたいと思っています。皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。

 では、今年も宜しくお願い致します。


 阪口 直人


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