阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

勝ち馬に乗る政治家集団でいいのか

2006年09月20日 23時18分26秒 | 政治
 今日、安部普三氏が自民党新総裁に選出されました。小泉チルドレンを始め、自民党議員の大半が、われ先にと争うように勝ち馬に乗った総裁選。郵政民営化反対派の自民党議員が「非情な仕打ち」を受けた昨年の衆議院選挙の影響か、小泉政権の影の部分に対する真摯な議論がなされなかったことは本当に残念でした。

 私は連日後藤祐一氏と行動をともにして、地域を歩き、また自転車に乗って社会的に「弱者」と言われる人々の声を聞いてまわっていますが、「それは違う!」と大きな声をあげたくなります。

 「小泉改革」がもたらしたものは、豊かな人はより豊かに、そうでない人はますます厳しい格差拡大社会だと改めて感じています。正社員と同じ仕事をしているにもかかわらずパート、アルバイトの身分のまま年収200万円にも満たない生活をしている若い人たちが、何と多いことでしょう。ミニ集会などでお話を聞かせて頂くと、年配の方々の心配は、自分の年金よりも、そんな子供や孫たちの将来であることを痛感しました。

 「小泉改革」を継承し、格差拡大を是認する安倍自民党で本当にいいのでしょうか。神奈川16区補欠選挙は、そんな趨勢に問題提起をする選挙でもあります。弱肉強食の世界と共生の世界、いずれが私たちの未来に相応しいのか、もっと真剣に考える場を作り出すのが私たちの役目です。

 後藤祐一氏は経済産業省の官僚として「構造改革特区制度」を考案、実現するなど、異色の官僚として実績を積んできました。頭脳明晰。行動力、さらにルックスも抜群で、自分の思いのままに人生を生きてきた人のようにも見えます。しかし、幼い頃から右目の視力がほとんどなく、また、30歳前後には眼球が全く動かなくなり、失明の危機に瀕した経験を持っています。そんな彼だからこそ、弱い立場の人々を救いたい思いも強いのでしょう。

 何としても、彼のような人を国会に送り出したいと強く感じています。


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ガンバレ、後藤祐一!

2006年09月16日 00時42分53秒 | 政治
 神奈川16区補欠選挙に立候補を予定している後藤祐一さん付きのスタッフとして、連日、駆け回っています。

 一瞬たりとも無駄にせず、全身全霊で活動に取り組む後藤さんの姿勢、そして、経済通産省の官僚としての問題意識に基づいた志の高さに本当に感化されながら、少しでも力になれるように全力でサポートしています。厚木のホテル住まいになり、早朝から深夜までの活動なのでなかなかブログの更新はできません。でも、できる限り、活動中に感じたことをメッセージとして、伝えていければと思っています。

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あれから1年、あれから5年

2006年09月11日 23時59分59秒 | 政治
 今日は9月11日。

 世界を震撼させた同時多発テロから5年。誤った方向に進んだ世界を正しい方向に直すのは政治の責任だと思います。

 あの衆議院選挙から1年。手塩にかけて育てた作物が台風によって無残に破壊されるような空しさでいっぱいでした。

 そして2006年。今日から10月22日まで、隣の選挙区で行われる衆議院補欠選挙の専従スタッフとして、立候補予定者の後藤祐一氏と行動を共にすることになりました。

 あと40日あまり、全力で後藤氏を支えます。皆さんのご協力もよろしくお願い致します。


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私の「政治参加」のきっかけ

2006年09月09日 21時26分51秒 | 政治
 「具体的な政治参加」についてのご質問、ありがとうございます。

 首藤信彦前衆議院議員は、行動する学者として危機管理、平和構築などの分野で活躍しており、この分野のエキスパートとして有名でした。間接的に様々な接点があり、2000年衆議院選挙への挑戦も応援していました。

 仕事の関係で選挙自体を手伝うことはできませんでしたが、開票速報によって当選されたことを知りました。日本政府のカンボジア派遣選挙監視ミッションの仲間で首藤氏の選挙を手伝っていた松浦香恵さんに祝福の電話をしたところ、政策秘書を探していて、チャレンジすることを勧められたのです。

 政策秘書は3人の公設秘書のひとりですが、唯一国家資格なので、衆議院が実施する資格試験に合格し、さらに国会議員に採用されなくてはなれません。ところが、本当に幸運なことに、多くの優秀な志願者の中から、私が採用されました。官僚出身者や、研究者のようなより専門性の高い方々が数多く応募していましたが、共通するテーマで国際協力活動を行っていたことから、同志的な雰囲気を感じて頂いたことが要因だったと思っています。

 首藤議員の秘書として勤務したのは2003年の衆議院選挙に立候補するまでの3年間ですが、国会の秘書仲間と比較してもかなりユニークな、そして恵まれた環境で活動していました。

 毎日議員会館に通い、政治活動のサポートをさせて頂く傍ら、首藤氏が設立したNGO、インターバンドの事務局長も務めていました。世界各国の紛争地での選挙監視活動をミッション責任者として率いたり、カンボジアでの除隊兵士支援活動のプロジェクトや、紛争解決などに関する様々な国際会議にも関わらせて頂きました。

 私は、政局や国会対策、また選挙に精通している秘書ではありませんでしたが、永田町の論理で動く政治ではなく、「現場の問題意識を政治活動につなげる」本来あるべき政治の在り方を追求する首藤議員をサポートできたことは、本当に貴重な経験でした。
 
 首藤議員の国会事務所は、大学の研究室、またはNGOの拠点のような雰囲気で、多くの活動仲間として、学生、研究者、NGO活動家、ジャーナリストなどが集まっていましたが、私は、そんな方々の窓口も務めていました。首藤議員の指示・指導で「質問主意書」の草稿をまとめる役割を担っていましたが、様々なNGOの方々から、国会質問や質問主意書を行うことでそのテーマを取り上げてもらえないかとよく相談され、国会以外の場所でも一緒に作戦を練ったり勉強会に参加していました。このような付き合いからも多くを吸収することができました。
 
 大学教授をしながら、NGO活動、政治活動、執筆活動を行っていた首藤氏は、組織の在り方として、行動する小集団「バンド」に注目していました。人類が最初に作った組織は、狩りをするグループだそうです。狩りではひとりが何役も同時にこなしながら、その時々に応じた役割を果たしていくことが必要です。一緒に政治活動を行うためには「2足のわらじ」どころか、3足でも4足でも同時に履き、常に現場を歩いて徹底的に勉強するのが当たり前! という首藤氏の考え方は、オシム日本代表監督の言う「考えて走るサッカー」の思想とも共通しているかもしれません。驚くべきことは、本人が、独自のフィロソフィーを持った監督でありながら、常に前線で体を張るプレーヤーでもあることです。
 
 首藤議員と比較すれば、学識も、ビジョンも足元にも及ばず、十分に期待に応えることは常に難しかったのですが、その精神からは本当に多くを学びました。 

 また、現場の問題意識を持った普通の市民が、誰でも国会議員にチャレンジできる政治を作ろうという首藤氏の考え方を私も自然に共有していました。自分には及びもつかないと思っていた衆議院議員選挙に立候補するチャンスまで掴むことができたこと、それは首藤氏との出会いがなければありえませんでした。

 皆さんも「政治参加」したくなったのでは!?


 あ、そう思って頂くためには私も結果を出さなくてはなりませんね!


 写真:総選挙に向けた出陣式にて(2005年8月)  

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政治参加で未来をまもろう

2006年09月05日 22時57分32秒 | 政治
 「政治参加で未来をまもろう」

 これは、8月に首藤信彦前衆議院議員が出版した本(岩波ジュニア文庫)のタイトルです。民主主義を成立させる高い意識を持ち、行動する「市民」の政治参加こそが未来を守る! そんな首藤氏の信念が、日本、そして各国の様々な歴史や実例、さらに具体的な政治参加の提言とともに書かれています。

 選挙権を持たない高校生によるデモが極右政権の誕生を阻止し、また、若者の解雇が容易になり、雇用の不安定化を生み出す初期雇用計画(CPE)を撤回に追い込む成果を生み出したフランス、高校生市長を生んだアメリカ、また、先進的なインターネットの活用が大統領をも生み出した韓国の例など、純粋な動機による若者の政治参加が社会を動かしていく様子が、その背景とともに興味深く描かれています。

 また、大学教授であった首藤氏が民主化支援や平和構築NGOを自ら設立し、行動する学者として紛争の現場で活躍する様子、ところが、いくら問題提起をしても、官僚と闘って政策を実現する熱意を欠いた政治家に失望し、自らが国会議員を目指した経緯などを読み、共感を覚える方々も多いと思います。

 この本を読むことで、政治が身近になることでしょう。政治家を「利用」して、自分たちの問題意識を政策の実現や阻止につなげること、また、政治家になって政策を立案・実施することは、決して一部の人だけのものではないことを感じ、心躍る人も多いのではと思います。

 私自身も首藤氏と活動をともにする中でそのビジョンや行動力に影響され、政治参加のきっかけを見つけたひとりです。その時は、まさか衆議院選挙に挑戦することになるとは思いませんでしたが…!

 写真:東ティモールにて。首藤信彦氏、シャナナ・グスマン現大統領、およびANFREL(Asian Network for Free Elections)の方々と。2001年8月。


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ダブル直人で実現男を応援!

2006年09月01日 22時03分01秒 | 政治
 がんばれ、後藤祐一!

 今日は神奈川16区の補欠選挙に立候補予定の後藤祐一氏と小田急線伊勢原駅で街頭活動をしました。菅直人・民主党代表代行も駆けつけ、隣の選挙区の責任者である私も一緒に演説をさせて頂きました。10月22日投票日の補欠選挙は、小沢代表率いる民主党と、自民党の真っ向対決。多くの方々の熱い期待、強い関心を感じることができました。
 
 神奈川県西部の政治の停滞は本当に深刻です。その最大の理由は、世襲の国会議員が代々議席を独占しているため、一般市民の目線で政策を立案・実施していく土台が極めて脆弱であることです。その結果、既得権益を守ること自体が政治の目的になってしまっているのです。私自身が痛感してきた状況を中心にお話し、現状打開の必要性を訴えました。

 この負の連鎖を断ち切るためにも民主党から初の衆議院議員を誕生させ、健全な競争が機能する政治的土台を作りたいのです。10月22日の補欠選挙は、その大きなチャンス。何とか後藤祐一氏に風穴を開けてもらいたいと、応援にも力が入ります。

 経済産業省のキャリア官僚でありながら、その職を投げ打って挑戦している後藤祐一氏。5月6日のブログでは、和歌山1区から挑戦している岸本周平氏の例を挙げて書きましたが、彼もまた政官業の癒着の構造、その問題の大きさを知っているからこそ、それを打破するために一身を捧げる決意です。

 このように書くと堅苦しい人柄を連想するかもしれませんが、熱く爽やかで、かつ、とても面白い人です。「実現男」としてご存知の方も多いかもしれません。高邁な理想を語るのも結構だけど、まずは身近なことからでも、「実現」することで政治家としての実行力を見てもらおうじゃないか! とのユニークな発想で読者からアイディアを募り、全く政治に関係のないことも含め、次々に実現させてきたこと、こちらのHP/ブログに紹介されていますので是非、ご覧下さい! 

 http://www.jitsugen.jp/top.htm

 私も、9月10日頃からは本格的に選対に入り、10月22日の投票日まで、連日応援をさせて頂く予定です。がんばれ後藤祐一! 俺たちがついてるぜ!


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