阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

キャッチボールの愉しみ

2008年11月30日 01時30分21秒 | 政治

 連日、訪問活動と街頭演説、そして対話集会を続けています。今週はかつらぎ町と下津町で徹底的に活動しました。かつらぎ町では今週だけで4回対話集会を行いました。徹底的に議論し、意見交換できる機会が増えてきたこと、本当にありがたい限りです。

 私はあまりストレスを感じない性質のようですが、活動がハードであればあるほど、リフレッシュすることも必要ですよね。私の気分転換は基本的にはスポーツをすることなのですが、今日は活動の合間にキャッチボールをしました! 

 キャッチボール、楽しいですねえ。一球一球、相手と、自分の体と、そして自分の記憶と対話しながらボールを投げて受ける動作がこんなに楽しいとは! キャッチボールをしたのは30年ぶりです。その頃、私は野球をやっていましたのでグローブには「一球入魂」と書き、毎日「必殺帳」という野球日記をつけていました。その頃は、将来は阪神タイガースの選手を目指していました。いつの間にか、その夢は彼方に消えてしまいましたが、30年後、同じような熱い気持ちで打ち込める大きな目標があることを幸せに思います。

 

かつらぎ町での対話集会

2008年11月26日 00時31分44秒 | 政治
 今日は日中はかつらぎ町の農村地域で訪問活動を行い、夜は対話集会で、意見交換をさせて頂きました。

 この対話集会(ミニ集会)は、私が好きな活動のひとつです。民家や公民館などに、10~50人程度に集まって頂き、私が20分程度お話した後、質疑応答の時間になります。その中で、政策や政治に対する考え方、なぜ政権交代が必要なのか、なぜ、民主党なのか、など徹底的に議論するのです。

 かつらぎ町では、この対話集会がもう10回を数えましたが、これからも数日に一回の割合で頻繁に企画して頂く予定です。

 私は徹底的に農村を歩くと同時にこのような集会で意見交換をしていますが、今痛感しているのが、「国策として農業&農村を守る」明確な政策の必要性です。そしてそれは若者が農業を継げる環境作りに尽きるでしょう。

 とにかく後継者不足は深刻の極みです。今、農業に従事している方々は60代でも若い方で、10年後、20年後にどうなってしまうのか。このままでは農業のみならず、農村コミュニティーが完全崩壊し、限界集落が増え続けるでしょう。今、手を打たなければ! 食糧安全保障、食の安全の視点から、また、農村コミュニティーや農村文化を守る上でも必要です。また、若者が農村に入ることで、農村観光の振興など、農業の周辺部の産業育成の可能性も芽生えます。

 その切り札が民主党がマニフェストに掲げる「戸別所得補償制度」です。ヨーロッパの多くの国々が、この政策で食糧自給率を上げ、農村を豊かな生活環境として復活させました。実施に必要な費用は1.1兆円。麻生内閣の「経済対策」定額給付金の費用が2兆円ですから、約半分の予算で日本の農業に希望をもたらすことができるのです。

 明日も徹底的に農村を歩きます。




「まぁ、座ってよ!」出会いの日々に想う

2008年11月24日 22時43分03秒 | 政治
 この週末は多くの秋祭りや地域のイベントに参加して挨拶回りを行うとともに、できる限り山間部の集落を訪問し、住民の方々とお話をしました。「かくばん祭り(岩出市根来寺」、「串柿祭り(かつらぎ町四郷)」、「クリーンキャンペーン(磯の浦海岸)」に参加するとともに、紀美野町、高野町、かつらぎ町を中心に、山の奥深くに点在する民家を一軒一軒訪ねて歩きました。

 私はこの山間部の訪問活動が特に好きですね。このブログでも頻繁にテーマにしているように、限界集落に住む方々の困難な生活には、本当に心が痛みます。しかし、自然の中で作物を育て、地域の文化や伝統を継承し、大地にしっかりと根を張って生きている方々の姿は本当に美しいと思えます。また、第二の人生の生活の場として和歌山を選択し、山間部の古民家などに住んでいる方々も相当数いらっしゃいます。「まぁ、座ってよ!」そんな声に誘われると、政治活動であることも忘れ、価値観や世界観を語り合うこともしばしばです。

 総選挙が遠のいたのは残念ですが、これほど徹底的に地域を歩ける時期は、議員になれば簡単には作れません。今の活動は将来への大きな財産になっているような気がします。解散まで、陣営をコンパクトにすることで、スピード感と運動エネルギーを極限まで高めてワイドに展開します。皆さん、是非、私と対話しましょう!



強風の中での自転車街宣活動

2008年11月19日 19時26分29秒 | 政治
 今日は本当に寒い一日でしたね。まるで台風のような烈風が吹きすさぶ大荒れの一日でした。

 そんな中、今日は紀の川市粉河⇔海南市を自転車で往復し、街頭演説を行いました。約70キロを走りましたが、今日の活動は正直、怖かったです。

 強風でノボリがグワングワンと揺れ、トラックが横を通った時などは、吸い込まれるような感覚になりました。これは確か物理学で学んだ「ベルヌーイの定理」ですよね。(間違っていたらごめんなさい!)電車が通過する時、白線の中にいたりすると、そこに生じる空気の流れによって、電車に吸い込まれる危険がある…ということをこの定理で説明できると聞きましたが、今日は何度か、実体験で感じました!

 私は自転車で走る時は極力、白線の外を走るのですが、数十センチの幅しかなかったり、排水溝が続いていたり、とても走りにくい場所が多いのです。その一方で、できる限りの人とアイコンタクトをしたり、手を振ったりします。ドライバーの方々に迷惑にならないように、あまり細い場所を通る時は、車が通過するのを待っているようにしますが、普通に走っている時に突如吹き荒れる横風などは、なかなか心の準備ができません。それでも、何とか無事に戻ってきましたが、あまりにも自然のコンディションが過酷な時は、柔軟に対応する必要もありそうですね。

 一週間のスケジュールとしては、一軒一軒訪ね歩く「挨拶まわり」を3日、自転車に乗って演説&街宣をする活動を2日、街宣カーで、特大のスピーカーで演説してまわる活動を2日ぐらい行う予定です。「挨拶まわり」は自転車で行うことが中心なので、だいたい週に3~4日ぐらいは自転車に乗ることになるでしょう。私の活動の印象度として一番高いのが、この自転車の姿のようなので、凍てつくような真冬にも、思いっ切り走りまわります。また、今年も走っての街宣活動も続けます。

 なお、街頭演説ですが、この1ヶ月の実施は目標の1000回に対して661回でした。11月30日が投票日という予測のもとで作った目標だったのですが、先送りになったので、途中から「挨拶まわり」中心に軌道修正しました。それでも1000回に近づけたかったのですが…。しかし、これからも、魂のこもったメッセージを、できる限り多く、熱く伝えていきます!


写真:事務所と街宣車




農業で儲ける! 「めっけもん広場」の挑戦

2008年11月16日 07時48分04秒 | 政治
 連日、農家を中心に訪問し、お話を伺う活動を続けています。「農業では食べていけやん」そんな悲痛な声を聞く毎日ですが、「農業は儲かる!」と自信満々な人もいます。

 金曜日、紀の川市那賀にある「めっけもん広場」を訪ね、創設者の児玉典男さんにお話を伺いました。ここは、農家が農産物を直接販売する直売所とは異なり、スーパーの売り場に直接農産物を出荷する「出張型」の直売システムで地元の農作物を販売しています。児玉さんは改革者としての自信にあふれ、また、農作物を売りに来る方々も笑顔でいっぱいで、希望を持って農業をしているのが印象的でした

 このシステムを一言で表現すると「流通改革」です。

 JAなどの卸売市場流通では、出荷団体や卸売市場、仲卸、スーパーなどが間に入ります。小売りの店頭に多種多様な農作物が並ぶのはこうした仕組みが機能しているからだと思います。しかし、間に入る業者が多いほど農家の利益は減っていき、その結果農業が疲弊してしまっているのです。一方、このシステムでは、農家が集荷場に持ち込んだ作物をめっけもん広場が販売所(スーパーなど)に配送します。従って、中間のマージンが発生せず、農家の手取りは約50%と、従来の倍の利益が確保できるということです。

 「農家の時給は250円から400円と言われています。その一方で仲買いの業者が時給700円で商品のパッケージなどを作っているんですよ。こういう部分を自分でやればいいんです」

 「農家はJAとも付き合っていますよ。外見が一級品のものはJAに卸し、味は変わらないけど外見が二級品のものを持ってくるんです。でも、農家の手取りはこちらに卸す外見二級品の方が遥かにいいんです」
 
 「1000万円をかけてシステムを開発しました。農家は、農作物がどのような値段で、どれぐらい売れたか、すぐにわかるようになっています」

 このシステムのおかげで収穫の調整、品種の選択などが可能になるのでしょう。

 児玉さんは農業の研究者であるとともに、法律、経営、そしてITの知識で理論武装した最強のコンサルタントとも感じました。そして、その根幹には、「農家が儲かる」「農家が自立できる」農業システムを新たな選択肢として提供したい!そんな使命感、熱い思いを感じました。

 児玉さんとはメールを頂いたことがきっかけで知り合い、活動中に偶然出会った時にも意見交換をしました。自信たっぷりでオープンマインド。メッセージの塊のような人と感じました。

 私自身、流通システムに搾取される貧しい農家を支援する活動をフェアトレードを通してカンボジアなどの農家を対象に行っていた経験があり、とても共感しました。農業システムの在り方についても、さらに勉強を続けましょう! 

 (JA紀の里にも「めっけもん広場」があり、こちらも国内・海外からの視察が殺到するほど大きな成果をあげています。ややこしいのですが、これらは異なる団体です!)




 写真:この文章には直接関係ありませんが、四郷の吊るし柿です。


 

苦しいみかん農家の声

2008年11月13日 21時10分13秒 | 政治

 今日は海南市下津で挨拶回りをしました。今はみかんの収穫期。日中は家は空っぽなので、主にみかん畑を駆け上がり、収穫中や一服中の方々とお話を続けました。

 今日も農家の生活の苦しさを訴える声、声、声でした。  

 「女ひとり残されて、私らみんなひとりでやってるんよ」3人の年配の女性が声を揃えました。燃料代、肥料代の高騰に加え、今年はあまり出来が良くないため、高値では売れないそうです。「一生懸命働いても年収100~150万円。どうやって生きていけいうねん」「赤字になったらもう生活できやん」「もう、腰が痛うて痛うて。若い人に手伝ってもらわな、もう、やっていけやんよ」

 「とにかく政治を変えてもらわなアカン。みんなそう言うてらよぉ」

 大迷走の定額給付金は、ここでも散々の悪評でした。「そんなお金があるんやったら農家を助けて欲しいわ」

 3月が給付開始ということは、麻生政権は4月総選挙を想定しているのでしょうか? でも、これではとても支持率アップにつながりそうにはありませんね。


 写真:挨拶まわりの後、訪問した家々を振り返って。写真ではわかりませんが、夕陽に輝く山々は、一面みかん畑です!



「定額給付金」への人々の怒り

2008年11月12日 21時47分27秒 | 政治
 この5日間ぐらいは、連日、紀の川市桃山町の山間地域を中心に、自転車や徒歩で「挨拶まわり」をしています。柿やみかん、キウイなどの収穫時期ですので、自宅にいらっしゃる時間は限られています。主に朝、昼食時間、そして夕方遅くの時間を狙って伺います。畑の中にいらっしゃるのを見つければ、斜面を駆け上がってお話をしています。

 山間部に行くほど「何とか生きていけるように政治を変えて欲しい」と切実な思いを痛いほど感じます。多くのご家庭で座ってお話をすることになり、本当に切実な生活の不安を訴えられます。それなのに、去り際に袋一杯の柿を頂いたり、収穫したばかりのキウイを箱に一杯頂いたり、温かく迎えて下さるのは申し訳ないほどです。

 それにしても、麻生政権の「定額給付金」に関しては、ほとんどの人が怒り心頭ですね。税金を使って総選挙対策をして、そのツケは消費税で払えと言うのですから。この「政策(?)」を前向きに評価する人には未だ出会っていません。「もらえるものはもらう」にしても、そんなお金があれば年金や医療を立て直して欲しい! と、本当に切なる声ばかりです。

 給付方法についても、減税するなら税金の納入額を減らせばいいものを、それでは有難味が少なく、選挙対策にはならないと考えたのでしょうね。しかし、年度末の超繁忙期に地方に丸投げし、税金を使って自治体の負担を増やすのですから、職員の本来の業務にも支障が出ることでしょう。

 私は、カンボジア、モザンビーク、ボスニアなどで自由で公正な選挙を実施するための指導員をした経験があります。暴力や脅迫、また金品のバラマキなどは厳しくチェックし、そのような事例を見つければ、厳しく対応します。それらが組織的に行われていれば、その政党が勝っても国際社会からは信頼に足る結果とは認められないし、そもそも選挙に参加する権利さえも剥奪される可能性があります。

 現地の人々に、今の日本の政治の状況はどのように説明すればいいのでしょう? 


 写真:桃山町善田地区にて


チェンジの風は和歌山にも-オバマ氏当選

2008年11月06日 10時06分23秒 | 政治

 今朝は貴志川で早朝活動を行い、今、事務所に戻ってきたところです。

 米国民主党の大統領候補、バラック・フセイン・オバマ氏の大統領選挙圧勝のニュースに、私も興奮しています。

 このブログを読んでくださっている方はご存じのように、私は米国の礼賛者ではありません。しかし、オバマ氏を大統領に押し上げた米国民の、世界の民主主義のリーダーたらんとする気概と、それを現実にした高揚感の共有に感銘を受けました。

 ケニア人を父に持ち、上院議員になったばかりのオバマ氏が大統領になるとは、ほんの2年前まで誰も予想さえもしなかったでしょう。しかし、あまりにも鮮やかに、高く大きな壁を突破したことに勇気づけられました。

 今朝もいつものように路上活動をしたのですが、いつにも増して反応が熱かったように思います。Change! そして、Yes,we can! オバマ氏が訴えた変革が現実になった高揚感が、和歌山の方々の心にも届いていることを、確信しました。

 次は、私たちの番です。政治は変えられる! 私たちはできる! 今日もそんな思いをできる限り多くの方々と共有すべく、全力疾走です! Yes,we can!!!


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ダッシュ、ダッシュ、ダッシュ!

2008年11月04日 23時07分31秒 | 政治
 総選挙は先に延びそうですね。選挙に向けた体制も、短距離ランナー仕様から長距離を走り切れる体制に変えなければなりません。もちろん、いつでも短距離を走れる準備はしておきますが…。

 街宣カーに乗って演説中心に行う日と、自転車に乗って挨拶回りを行う日を徹底的に繰り返していきます。基本は徹底して人に会うことですが、新しい宣伝カーの音響の威力は絶大です。私の演説に山の上から手を振って下さるのが見えるぐらいですからね! もちろん、そんな方がいれば一直線にダッシュです。街宣カーの日は、一日に100本以上ダッシュしている感じです! 


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岡田克也・民主党副代表を橋本&粉河に迎えて

2008年11月02日 00時23分28秒 | 政治

 今日は岡田克也・民主党副代表を橋本市、そして紀の川市に迎え、演説会を行いました。両会場とも250~300人の方々が、本当に熱心に参加して下さり、本当にいい演説会でした。岡田克也副代表も、本当に熱く、かつ丁寧に話をして下さり、本当に盛り上りました。

 http://www.dpj.or.jp/news/?num=14455(民主党ホームページに掲載)


 それにしても、麻生総理の経済対策には、期待よりも怒りと失望の声を多く感じています。特に消費税増額とセットになった定額減税案は究極のバラマキであり、まやかしですね。今日の買い物はタダにしてあげるといいながら、3年後から何十倍もの請求書を毎年持ってくる悪徳業者のような発想です。

 景気回復策を首相が発表すれば普通は好感する株価は何と暴落。また、与謝野経済財政大臣が公開した内閣府の試算では、GDP押し上げ効果は僅か0.1%とのこと。国家予算の2.5%を費やして景気浮揚を図る効果はほとんど皆無のようです。これでは将来へのツケを残すだけです。

 こんなことでは内閣支持率は上がりそうにないですね。政権交代が必要との世論がますます強くなり、一日でも首相の座を楽しみたい麻生首相は、とても解散する気分にはならないのでは?


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