阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

民主党代表選挙-現時点での私の考え

2010年08月29日 00時28分41秒 | 政治

 昨日、キルギス共和国から帰国しました。現地では、大統領や財務大臣、観光担当大臣や中央選挙管理委員長などと面会し、民主化に向けたキルギスの挑戦を応援する上での道筋をつける貴重な意見交換ができました。

 詳しく報告したいところですが、民主党代表選挙が菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちの公算が高くなり、私の考えについて聞かれることが多くなりました。従って現時点での私の考えを書きたいと思います。今日から党員・サポーターの方々に私の考えを手紙で送りますので、その内容をお伝えします。


 党員・サポーターの皆様へ

                                 衆議院議員 阪口直人                                 

 厳しい残暑が続きますが、党員・サポーターの皆様方にはご清栄のこととお慶び申し上げます。

 日ごろから、私、阪口直人の政治活動へのご支援に加え、今年度民主党党員・サポーターに登録を頂きましたこと、あらためて御礼申し上げます。

 さて、9月14日には民主党代表選挙が行われます。今回は8年ぶりに党員・サポーターにも参加して頂く選挙になります。昨年8月30日に民主党政権が誕生し、今回の選挙は「皆様の一票で首相を選ぶ」貴重な機会です。皆様のお宅に投票用紙が届きますので、ぜひ投票して頂きたくお願い申し上げます。
 
 現時点では、菅直人首相と小沢一郎前幹事長が立候補予定です。立候補者が最終確定していない段階ではありますが、私自身は下記のような基準で一票を投じるつもりです。

 1. 国民の生活を守り抜くビションと覚悟を持っている人
 2. 財源の制約に鑑み、政策(マニフェスト)の優先順位を明確にして、そ  
    の根拠を国民に説明できる人
 3. 徹底的にクリーンな姿勢で政権運営を行える人
 4. 選挙結果に関わらず挙党体制で「ねじれ国会」に立ち向かえる人   

 完璧な候補者はいないかもしれませんが、こうした基準に基づき、候補者の演説や地域・国民の皆さんの声も聞きながら最終判断し投票します。特定の議員グループや団体の意見に左右されることはありません。今は、前回の代表選で自ら選んだ菅総理を支えることはもちろんですが、誰が代表になっても「民主党代表=首相」を徹底的に支えるつもりです。

 代表選を通じた真摯で活発な議論によって党が一枚岩になり、国民の生活を守る、元気な日本を復活させることをお約束した私たち民主党の働きに弾みがつくと確信しています。

 私自身は、国会では事業仕分け第1弾、第2弾ともに参加し、第3弾においては外務省、法務省・検察を担当することになりました。無駄を徹底的になくすと同時に、農業や医療・介護、環境分野を成長分野に変え「和歌山が和歌山らしく輝く」ための政治を実現するために頑張ります。同封の「民主号外」と「民主プレス」も是非ご高覧ください。


ピンチをチャンスに-ねじれ国会を機に民主主義の成熟を図ろう!(わかやま新報「がんばってます」掲載)

2010年08月17日 09時29分24秒 | 政治
ピンチをチャンスに――ねじれ国会を好機に民主主義の成熟を図ろう!

                               衆議院議員 阪口直人

ねじれ国会はチャンス

 先の参議院選挙では、民主党は獲得議席が44議席と大敗を喫しました。和歌山県を含む地方の一人区では8勝21敗。この結果は、「苦境にある地方には民主党政権に交代した恩恵が十分に伝わっていない」との民意のあると、厳しく認識しなければなりません。
さてねじれ国会ですが、私は必ずしも悪いことだとは思っていません。議席数こそ改選第二党でしたが、選挙区、比例区とも全国の総得票数はそれぞれ数百万票の差をつけて第一党の票をいただきました。無駄を省き、社会保障や環境分野を成長産業にする理念や方向性が否定されたわけではないけれど、国会運営の強引さや説明不足、政権運営の未熟さなどについては、反省し、正しなさいという国民の意思の表れだったのでしょう。
気づくべきは、「ねじれ」のおかげで、政府・民主党は、野党に対してしっかり説明し、その政策にも謙虚に耳を傾け、熟議をしたうえで、政権政党の責任で判断をする。さらに、そのプロセスをしっかり国民にも見せるという土壌ができたことです。これは、成熟した民主主義では当たり前のことなのです。一見、民主党にとってピンチのように映る現在の政治状況こそ、新しい政治の仕組みをつくるためのチャンスなのです。民主党は利権やしがらみのない政党です。受益者の立場、弱い立場の方々の意見を政策のベースにして、しっかりとした国家戦略を持ち、党利党略にとらわれず大局的に判断する。そんな政治に進化させるためのステップにしていく決意です。


国家戦略に基づいた港湾政策 
 
 国家戦略から政策を考える一環として、参議院選挙終了後すぐ、和歌山下津港の視察を行いました。国土交通省の案内で地方議員の方々や港湾関係者、マスコミ関係者らに加わってもらい、業務艇で海上から五つの港区を巡回。その後は、地元企業の経営者に集っていただき、政治や行政に対する要望を企業の視点で伺いました。津波対策の浮上式防波堤の早期完成など、切実な要望を具体的に沢山お聞きすることができ、政策課題が明らかになりました。

 私は外国から日本を見る機会が多かったせいか、国家戦略として港湾を考え、機能強化を図ることが必要と常々考えてきました。97もの地方空港がありながら、ハブ空港としての機能を韓国・仁川空港などアジア各国に奪われている空港行政は前政権の国家戦略の欠如を如実に表しています。港湾も、神戸港や横浜港が世界有数だった時代は遠い過去の話となり、ハイテク管理された上海港や釜山港と比べるとコストもスピードも劣る日本の港湾は国際競争に完全に乗り遅れてしまいました。

 和歌山下津港など地域港湾との役割分担を明確にして、地域の特徴を活かした発展につなげる国家戦略が必要です。私は、地方の声を踏まえて政府への申し入れを続けます。また、今後は農業や社会保障分野についても同様の機会を設けていくつもりですので、是非ご参加ください。


「民主党政治スクールわかやま」で議論をしよう!

 民主党和歌山県連は、この9月から「民主党政治スクールわかやま」を開講します。私が塾頭として実施する今回は、「和歌山の良さを活かした地域活性化」に焦点を絞って皆さんと一緒に勉強する予定です。

 和歌山は全国でも有数の果物の産地であり、農村の生活文化、自然や伝統と調和した農村・漁村風景など、独自の魅力が沢山あります。「ないものねだり」から「あるもの探し」に発想を転換し、今あるものの魅力を活かし、地域の活性化につなげる視点が必要です。
今回は、地方の特徴を活かしての活性化に大きな成果をあげた講師陣を囲んで議論することにします。来年4月には統一地方選挙があります。将来、議員として元気な和歌山づくりに貢献したいと願う方々の参加を特に歓迎します。スクールでの議論を通じて、統一地方選挙に向けた民主党の地域マニフェスト作りも計画しています。志ある皆さんの参加をお待ちしています。

 なお、募集要項は民主党和歌山県連ホームページよりダウンロードください。応募締め切りは8月21日です。

http://www.minshu-wakayama.jp/


政治スクールわかやま 参加者募集

2010年08月14日 23時28分32秒 | 政治
 民主党和歌山県連は、この9月から「民主党政治スクールわかやま」を開講します。私が塾頭として実施する今回は、「和歌山の良さを活かした地域活性化」に焦点を絞って皆さんと一緒に勉強する予定です。

 統計やデータを見る限り、和歌山県は社会・経済の活況を示す数字は全国でも下位のものがほとんどです。また、生活実感としても、働く場のない若者は出て行き、企業誘致は苦戦を続け、また、基礎的インフラ整備も遅れています。

 一方で、和歌山は全国でも有数の果物の産地であり、農村の生活文化、自然と調和した農村・漁村風景など、和歌山独自の魅力が沢山あります。「ないものねだり」から「あるもの探し」に発想を転換し、今あるものの魅力を活かし、地域の活性化につなげる視点が必要だと思います。

 「住んで良かった」「人にも勧めたい」そんな和歌山にするにはどうすればいいか、 今回は、地方の特徴を活かしての活性化に大きな成果をあげた方々を囲んで話し合う ことをテーマに議論することにします。

 来年には統一地方選挙があります。将来、議員として和歌山の活性化に貢献したいと願う方々の参加は特に歓迎します。今回の「民主党政治スクールわかやま」を通して統一地方選挙に向けた民主党の地域マニフェスト作りに参画する。そんな目的を共有できる皆さんの参加をお待ちしています。

 なお、募集要項は民主党和歌山県連ホームページよりダウンロードください。応募締め切りは8月21日です。http://www.minshu-wakayama.jp/



保守王国への挑戦者、来たれ-民主党2011年統一地方自治体選挙候補者公募

2010年08月09日 20時58分58秒 | 政治
 私たち民主党和歌山県連は、来春に行われる統一地方自治体選挙に民主党から立候補する意思のある方を公募しています。

 昨年の夏、民主党は政権交代を実現しました。旧態依然の政治を変える、税金の使い方を変える、政治風土、選挙文化を変える、そんな志を持って、悪戦苦闘しながらも頑張っています。

 和歌山県も、和歌山1区の岸本周平氏、和歌山2区の私が小選挙区の議席を頂き、もっとも厳しい和歌山3区でも玉置公良氏が比例復活で議席を得ました。しかし、和歌山の地方議会では未だに政権交代が実現していません。

 だからこそ、やりがいがあるのです。可能性があるのです。

 お金はおそらくあなたが想像しているほどはかかりません。政治を変える爽やかな気迫さえあれば。実際に、毎日駅に立ち続けて当選した人、自転車に乗ってマイク一本の挑戦を実らせた人など、新たな議員が続々誕生しています。

 私も、多くの支援者にご支援を頂き、約30000軒の挨拶回りと、9000キロを超える自転車に乗っての演説の繰り返しで国会の議席を得ました。皆さんの政治参加は、闘う意志さえ持ち続ければ届くところにあるのです。

 公募により、広く一般市民に政治参加のチャンスを提供すると共に、地域における有権者の意見を地方政治に反映し得る有為な人材を発掘・擁立することを目的とします。

 是非、ご検討ください!

 なお、応募書類は下記の要領で民主党和歌山県連宛てに郵送にて応募してください。


 ●公募期間 

  2010年8月1日(日)~ 2010年8月12日(木)必着

 ●提出書類

 ・所定の経歴書(ホームページよりダウンロード可)
 ・小論文「なぜ議員をめざすのか」(2000字以内)
 ・バストアップの写真 1枚

 詳しくは民主党和歌山県連のホームページをご覧ください。


 http://www.minshu-wakayama.jp/


臨時国会が閉会

2010年08月06日 21時26分03秒 | 政治

 臨時国会が閉会しました。7月30日から短い間でしたが、私にとっては中身の濃いものでした。
 
 民主党内の動きとしては、9月14日の代表選挙に向けて活発な党内グループの動きがありました。菅直人総理として闘った参議院選挙で民主党は大敗を喫しましたが、今こそ党内が一致結束して首相を支え、ねじれ国会を乗り切って国民の生活を守る政治に変える努力をすべき時です。代表選挙があるわけですから、できれば幅広い層から候補者が立候補し、活発な議論を行う中で新たな民主党の方向性を打ち出すべきだと思います。そして、代表が決まった以上は、新首相を全力で支えるべきでしょう。この過程がフェアでレベルの高いものになれば、私は再び国民の支持を得る大きなターニングポイントにつながると思っています。

 その一環としての政策調査会が復活し、様々な部門会議がスタートしました。民主党らしい自由闊達な議論を行う場が再スタートしたことを嬉しく思います。

 さらに行政刷新会議における特別会計の見直し、そして事業仕分け第3弾として、これまでの仕分けが本当に実行されているかどうかのチェックが始まります。第1弾、第2弾に続いて私はメンバーになり、とりわけ事業仕分けのチェックに力を注ぐことになりそうです。

 ブログの更新が滞ってしまいましたが、臨時国会の後は、地元活動に全力を尽くします。できる限り地域を歩いて皆さんの声を聞くと同時に、県知事選挙を闘う基盤作りに力を入れます。来年の統一地方選挙まで選挙が続きますが、引き続きご支援をお願い致します。