阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

下馬評を覆して勝つ喜び-サッカーも選挙も

2010年06月25日 23時32分57秒 | 政治

 昨日から参議院選挙が始まりました。今回は私自身は候補者ではないので、ブログもツイッターも更新することができます。実は、今回の参議院選挙からインターネットを使っての選挙活動を可能にするべく法律を改正しようとしていました。残念ながら、次の国政選挙に持ち越しになってしまいましたが、「お金をかけない選挙」「多くの人に開かれた選挙」を実施する上で、インターネット選挙の解禁は不可欠だと考えています。

 選挙戦中は、特定の候補者を応援する内容では書けませんので、少し内容が不自然に思われるかもしれませんが、ご理解頂ければ幸いです。

 どちらにしても、早朝から深夜まで、選挙の応援に捧げる日々になることは確実ですが…。

 サッカー日本代表の活躍には多くの人が勇気づけられていることでしょう。私は目の前の闘い-参議院選挙の応援に集中していますので、じっくり観ることはできませんが、今日のデンマーク戦は、早朝活動の前に、後半だけ観ることができました。今回の健闘は、日本代表としての戦い方、いわば、弱者であることを自覚した上での戦い方をしっかりと戦術化できたことが大きな理由になっていると思います。これは、選挙における私の闘い方でもあり、弱者であることを逆手にとってアドバンテージにつなげる方法を考えるのは、心躍る作業です。周囲の理解を得るのにいつも苦労するのですが…。カッコよく勝とうと思わず、しぶとく、数少ない長所を活かすことに集中するしかないと思っています。短期決戦では、この戦法が時に思わぬ力を発揮することは、日本だけでなく、イタリアを破ったスロバキアやブラジルに善戦した北朝鮮の戦いも証明しているように思います。(楽天の野村前監督が言うところの貧乏人の野球ですね。弱小チームを率いて長期のペナントレースで勝つ手腕はさらにすごいものだと思います)

 どちらにしても闘いはこれからが本番。候補者を勝たせるために、私も感動のゴールを決めたいものです。(インターネット選挙が解禁されないと、こんな表現になってしまうのですね!)


 写真:下馬評を覆そうとして挑んだ2007年の参議院選挙前の写真です。鳩山由紀夫幹事長(当時)と


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島くみこ参議院候補予定者に馬淵副大臣が来援

2010年06月23日 23時44分28秒 | 政治

 今日は、島くみこ参議院候補予定者の応援に馬淵澄夫国土交通副大臣が来訪。橋本市、紀の川市、岩出市、海南市で応援演説を行いました。橋本市の木下市長、岩出市の中芝市長も駆け付け、歯切れのいい馬淵副大臣の演説に耳を傾けました。

 いよいよ明日から参議院選挙が始まります。この10ヶ月、子ども手当や高校無償化を実現しましたが、税金の無駄遣いを徹底的になくし、社会福祉や環境を成長産業にする私たちの挑戦の本番はこれからです。参議院選挙で負けることになると法案は通らず、民主党の改革は後退してしまいます。誰も時計の針を逆に戻すことを望んでいないはず。日本の政治をもっと変えるためにも、島くみこと共に闘って参ります。


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「生きているうちに」シベリア強制抑留者の切なる思い

2010年06月22日 22時04分49秒 | 政治
 明日は馬淵澄夫国土交通副大臣が和歌山2区に入ります。

 11:30 橋本市役所前
 13:00 紀の川市・下井阪交差点
 13:40 岩出市・備前交差点
 14:45 JR海南駅前

 私と一緒に島くみこ参議院選挙候補予定者の応援演説をします。馬淵議員は、私がもっとも敬愛する議員のひとり。マンションの耐震偽装問題を徹底的に調べ、歯切れ良く追求した姿を覚えている方も多いことでしょう。私たち新人議員にとっても人情味にあふれたアニキ的存在です。今回、来援くださるのは嬉しい限りです。

 さて、昨日、シベリアで強制労働に従事させられていた85歳の男性が事務所にやってきました。民主党が主体となって元シベリア抑留者の救済法が成立したことへのお礼を言いたいと、不自由な脚と眼にもかかわらずバスを乗り継いでやって来てくださったのでした。

 私は、この問題の解決に力を入れて活動していました。従って、国会最終日に法案が成立した時は心から感動しました。

 私の原点は、子どもの頃から伯父-阪口雄三に度々聞いていた、父の兄弟-阪口彰の話です。生まれながらに心臓弁膜症を持ち、長生きはできないと知っていましたが、少しでも国に貢献したいと満蒙開拓義勇団参加を志願。しかし、異国で大変な苦労を重ね、終戦後、19歳の時に風土病で亡くなりました。健康でさえあったら日本に帰れたのに、異国の地で迎えた終焉、さぞ無念だったことでしょう。

 そんなことから、シベリアでの強制労働についても興味を持ち、それがいかに過酷なものであったか、心に刻みました。そんな私の事務所に前述の男性‐加茂光二郎さんが度々、来て下さり、まだ候補者であった私に度々当時の話をしてくださりました。酷寒の地で衣服も食料もなく、最後は体重が20キロ台にまで落ちてしまったそうです。帰国後も後遺症に苦しみ、思うような仕事ができなかったとのこと。にも関わらず、強制労働に対する未払い賃金の支払いに日本政府は非協力的でした。

 「民主党に勝ってもろて、国に認めささんと死んでも死にきれやん」

 そんな訴えに、政権交代を実現できたら、私もこの問題に取り組もうと決意を固めていました。

 未払い金の支払い義務は本来は旧ソ連にありました。しかし、日ソ共同宣言(56年)で賠償請求権を相互放棄していたため、請求相手は日本政府になりました。ところが16年に及んだ裁判の結果、97年、最高裁で敗訴が確定しました。しかし、民主党が結党されてからは特別給付金を支給する法案繰り返し国会に提出。自公政権の壁は厚く、なかなか成立しませんでしたが、政権交代が実現し、真っ先に取り組んだ法案のひとつが、この救済法でした。

 自民党、公明党、みんなの党が欠席した本会議。法案が成立し、懸命に手を振る方々に、私たちは傍聴席に向かって拍手を続けました。

 抑留期間に応じて、25~150万円が支払われることになりました。60万人中、6万人が飢えや寒さで亡くなる過酷な労働の対価としては十分な額ではないかもしれません。しかし、生存者は約7万人、平均年齢が88歳ですから、一刻も早い解決がまず優先されるべきでしょう。

 「生きているうちに」の願いに、少しでも貢献できたことを嬉しく思います。


 写真:加茂光二郎氏


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海外ボランティアの経験を成長戦略に活用する

2010年06月16日 11時32分39秒 | 政治

 今日は朝8時50分から外務委員会が開催され、私は再生可能エネルギーの推進を国家戦略にするための政府の考えについて質問しました。そのためには「国際再生可能エネルギー機関憲章」参加を国会で承認することが不可欠なのですが、野党の「内閣不信任決議案」提出のため委員会が止まってしまいました。是非採決されるよう、党利党略を超えた協力を求めます。

 さて、一昨日の夜、青年海外協力隊に参加した方々の報告会が首相官邸で行われました。インターバンドの事務局長として、カンボジア総選挙の監視ミッションを派遣した時に参加してくれた女性が、バヌアツでの活動を終えて報告会に参加しており、声をかけてくれました! 私は、カンボジア、東ティモール、パキスタン、アフガニスタンなどで行われた選挙監視チームの団長を務め、国際協力に情熱を持った多くの方々と現地での活動を共にした経験があります。そんな方々が、協力隊員や国連職員、またNGO職員などになり、理想を実現していく様子を見るのは嬉しい限りです。

 しかし、問題は、国際協力活動の現場に飛び込んだ人たちが、その経験を継続的に活かす場を見つけるのが難しいことです。私自身も経験したことですが、安定した職を投げ打って参加しても後の仕事探しに苦労するようでは、参加を促進するのは困難です。報告会は女性が多くて華やかでしたが、不況が続く中、特に男性にとって、参加のハードルが高くなっていることを実感しました。
 
 解決方法としては、3つあると思います。

1.社会福祉や環境、農業を成長産業にするとの政策を実施し、日本国内、特に過疎地域など、若い労働力が必要な地域に、協力隊など海外ボランティア経験者の雇用を作る。

2.国際協力NGOなど国際協力の現場の活動を支える組織、また、プロジェクトに予算配分を厚くし、NGOの中に雇用を作る。

3.「ボランティア休職制度」を企業が実施し、元の職場に戻れるよう環境整備を行う。

 どれも重要です。その中で菅内閣の所信表明演説とも関連するのは最初の方法だと思います。再生可能エネルギーの推進を国家戦略にする外務委員会での今日の私の質問も、「1」の政策を実現する上での有効な方法だと確信しています。

 これから本会議に出席します。どんな展開になるのでしょうか。


 写真:青年海外協力隊OG、および福田衣里子議員と一緒に記念撮影(首相官邸にて)


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明日、外務委員会で質問します!

2010年06月15日 23時37分45秒 | 政治
 明日、外務委員会で質問することになりました。テーマは「国際再生可能エネルギー機関(IRENA)憲章の締結についてです。国会閉会日に質問が決まるとは異例のことですが、どうしても国会で承認し、締結しなければならない憲章なので、その質問者として急遽指名されました。

 私たちの成長戦略の大きな柱は環境であり、太陽光、バイオマス、地熱、海洋などの再生可能エネルギーの割合を高めることは、地域の活性化、地球温暖化の防止、そしてエネルギー安全保障の面からも必要です。優れた環境技術を持つ日本が、その優位性を活かし、この分野でトップランナーとして活躍するために必要な、国際再生可能なエネルギー機関憲章の締結を国会承認するにあたっての質問です。

 企業がいかに優れた技術や製品を持っていても、国際標準化された技術や製品でなければ、国際標準に適合させるためのコストが発生し、また、開発した技術や製品が国内でしか使用できないなど、国際市場への展開において不利となってしまいます。環境分野における国際標準化のリーダーシップを取るためには、各国がインテリジェンスを駆使して臨む競争を制することが不可欠です。

 そのために、今後、政府がどのような取り組みを行うべきなのか、このテーマには特に力を入れて質問します。


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島久美子さんと民主党女性キャラバン

2010年06月14日 12時09分32秒 | 政治
 今朝、和歌山から戻ってきました。これから衆議院本会議。菅直人総理の代表質問に対する代表質問が行われます。

 さて、週末は、参議院選挙立候補予定者による公開討論会、女性国会議員による演説会&自転車街宣活動を行いました。また、昨日は私の活動と島久美子さんの「民主号外」を持っての挨拶回りを行いました。

 非常に手応えが良くなってきたように思います。菅直人内閣の支持率は各社の世論調査では軒並み60%を超えているようですが、地元の声を、自由闊達な議論を経て政策に反映する。そんな新しい政権の体制、そして決意が好感されていること、嬉しい限りです。また、今回の内閣や執行部には世襲政治家はほとんどいません。菅直人総理を始め、様々な挫折も経験し、実社会での経験を積み上げながら、その中での問題意識や専門性を持って政治の世界にチャレンジした人が大半です。このような内閣のカラーも好感されているのではと思います。

 そういう意味では、町工場を経営する家族のもとで育ち、子供たちや障害者、お年寄りを支える活動をボランティアとして33年間も続けてきた島久美子さんは、もっとも民主党らしい候補予定者と言えるでしょう。

 そんな島久美子さんらしさを支える若い女性議員のパワーも圧巻でした。田名部匡代、大田和美、小原舞議員の明るさと力強さに支援者の方々も大いに盛り上がりました。路上での反応も本当に変わってきましたし、公開討論会を見ていても、勢い、そして人々を惹きつける力は島さんが圧倒していると実感しました。

 何とか勝てるように、頑張りましょうね!


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菅直人総理大臣の所信表明演説

2010年06月11日 23時07分39秒 | 政治
 今日は本会議場で菅直人総理大臣の所信表明演説を聞き、夜は、島久美子さんが参加した参議院選挙立候補予定者の方々の公開討論会に参戦して、今、帰ってきたところです。

 菅直人総理の演説は、鳩山前総理の時のようなドラマティックな演説ではなかったけれど、「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」の一体的立て直しを目指す、明快なわかりやすいものだったと思います。私たちが追求するのは、公共事業による雇用創出でもなく、行き過ぎた市場原理主義に基く供給サイドに偏った生産性重視の経済政策でもない『第三の道』」だとして、経済社会が抱える課題の解決を、社会福祉、環境、観光、アジアの市場などの分野に新たな需要や雇用を作り出すことで目指すことを明らかにしました。

 「企業では大胆なリストラを断行して業績を回復すれば、立派な経営者として賞賛されるでしょう。しかし、国全体としてみれば、この政策によって多くの人が失業する中で、国民生活はさらに厳しくなり、デフレが深刻化しました。「企業は従業員をリストラできても、国は国民をリストラすることができない」のです。生産性を向上させる支援は必要ですが、それと同時に、需要や雇用を拡大することが一層重要なのです」これは、民主党の成長戦略のベースになる考え方です。

 民主党席が一番沸いたのは、財政健全化に向けて、与野党の壁を越えた「財政健全化検討会議」を創り、建設的な議論を共に進めようではありませんか!という呼び掛けでした。

 未来への責任として、我が国財政の危機的状況を改善するためには、こうした無駄遣いの根絶と経済成長を実現する予算編成に加え、税制の抜本改革に着手することが不可避です。現状の新規国債の発行水準を継続すれば、数年のうちに債務残高はGDP比200%を超えることとなります。そのような事態を避けるため、将来の税制の全体像を早急に描く必要があります。与党も野党もなく、消費税の増税も含めた議論を進めなくてはならないと思っています。

 鳩山政権の理想を継承し、しかし、十分な実行力を伴わなかった反省点を活かし、国民の生活を守る政治、一緒に実現していく決意です。

 
 明日は島久美子さんを応援するため、田名部匡代議員、太田和美議員、小原舞議員に参加して頂いての街頭活動を行います。自転車街宣も行います。民主党の女性パワーを皆さんにも感じて頂きたいと思います。


 写真:昨年の自転車活動。牧山ひろえ参議院議員とともに。
  

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事業仕分けとマニフェスト作成についての執筆記事が掲載

2010年06月06日 20時19分10秒 | 政治
 今日は紀の川市とかつらぎ町と合計110軒、挨拶回りをしました。地図を見ながら見知らぬお宅を次々に訪問する活動は、地域の生の声を聞く上で、もっとも効果的な活動だと思います。一日中歩いていた割には訪問数は多くはありませんでしたが、農村地域では、温かく迎えて下さる方が多く、新しい政権への期待の声を沢山聞くことができました。

 さて、先日「わかやま新報」に私の執筆原稿が掲載されました。私が参加した事業仕分けとマニフェスト作成について書きましたので、是非お読みください。


1.事業仕分けの調査メンバーとして

 私は事業仕分けの調査チームの一員として、4月から実施されている事業仕分け第2弾で公益法人の調査を担当しています。密室で行われてきた予算編成過程を透明化し、税金の使われ方を国民が監視することで無駄遣いを根絶するのが事業仕分けの目的です。事業仕分けというと、蓮舫参議院議員などがマイクを持って鋭く追及する姿が有名ですが、彼らを支える情報収集や分析も同様に重要な役割です。私が厚生労働省と外務省の関連法人を担当することになったので、あらゆる方面から資料を集め、天下り官僚が多く、国費が多く投入されている法人、その法人と付き合いのある関連団体を訪問して、徹底的な調査を行いました。

 実際にヒアリングを行うと、外国人を対象にした研修事業や招へい事業にはかなりの割合で多くの問題があることがわかりました。ある法人は、外国人研修生に3ヶ月の日本語研修を受けさせ、その後、企業で3ヶ月から6ヶ月研修をさせるプログラムを実施していました。日本の優れた生産管理や組織の活かし方を学んでもらうために、累計で5千人以上に研修を実施しているとのことでした。

 しかし、実際に研修生を受け入れている企業に行って話を伺うと、海外の関連会社の従業員を日本の本社で研修させるためにこの制度が使われている例がたくさんあることがわかりました。そして、当の企業の方も、自分たちの関連会社であっても、毎年研修生を受け入れる理由はなく、できれば止めたいと考えているケースが相当数あることがわかりました。研修事業は、派遣する側もされる側も明確な目的意識がなければ成り立ちませんが、この法人では「組織の継続」が自己目的化し、研修事業自体を継続することがその手段になっているように思われました。しかし、国が実施するに足る特別な意義のない限り、私たちの貴重な税金を拠出する理由にはなりません。研修が社内研修のようになっている状況なら、なおさらです。

 天下り先を作り、継続することが目的化してしまうと、事業を継続することが目的になってしまいます。このような構造を見つけ出し、変えることが、税金の正しい使い方につながるはず。大変厳しい財政状況の中、国民の生活を守る財源を生み出すためにも、今後、あらゆる局面での「事業仕分け」を行う必要があると思います。


2. みんなで作るマニフェスト

 4月19日(橋本市:伊都郡)、4月25日(紀の川市、岩出市)、4月29日(海南市、海草郡)の3回にわたってタウンミーティングを実施しました。この夏に行われる参院選のマニフェスト作りにあたって、地域の声を聞き、反映させる目的で実施したのですが、予想を超えて多くの具体的な提言、意見を頂くことができました。

 地域の活性化については、和歌山に今ある良さを伸ばし、徹底的に独自性を追求してブランド価値を高めるべきとの意見を多く頂きました。農業の活性化を基盤としながら、保養型観光や、農村観光の開発に力を入れる、また、太陽光やバイオマスなど自然エネルギーの供給拠点にすることで過疎地域を活性化するのは、私も参加しているマニフェスト作成チームの地域成長戦略でもあります。和歌山2区には世界遺産があり、果樹地域など美しい景観にも恵まれています。政府の成長戦略をどのように和歌山の発展に応用するか、今後も皆さんと一緒に考えていきましょう。

 昨年の衆議院選挙で掲げたマニフェストは国民の皆様との約束ですから、実現する最大限の努力をするのは当然です。一方で、経済状況の変化や、当時は野党だったことで調査能力の限界もありました。実施を遅らせたり、規模や内容を縮小せざるを得ない政策もあるかもしれません。参議院選挙のマニフェストにおいては、昨年のマニフェストの何が実現し、何に着手したのか、また、優先順位をどうするのかなど、進捗状況と、その財源を明らかにする方向です。

 普天間基地の問題など、現政権には難問、課題が多くあることは事実です。しかし、古い政治に逆戻りさせることのないよう、私たちの挑戦へのご理解、ご支持を頂ければ幸いです。

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菅直人新総理誕生の意義

2010年06月05日 20時13分46秒 | 政治
 菅直人総理大臣の誕生によって、民主党らしさ、明るさが戻ってきたイメージを国民に与えていること、嬉しく思います。菅総理の大胆な人事が、民主党らしい自由闊達な党風を復活させる期待を与えているのかもしれません。

 本当に久しぶりに世襲ではない首相の誕生です。市民運動出身で3度の落選経験があり、
民主党の代表になってからも、順風満帆ではなかったかもしれません。しかし今回、満を持してエースの再々登板です。長く民主党の顔ですからフレッシュではないかもしれませんが、首相として菅首相の経歴は、新鮮だと思います。

 実は、私は「水中の会」という会のメンバーです。民主党では2度落選すると候補者としては公認されないので、2度目の選挙は背水の陣。しかし、必死の努力も叶わず2005年の郵政選挙で吹っ飛ばされ、水中に落ちてしまった人たちの会です。全員、様々なドラマを経て再び公認を勝ち取って、国会にたどり着きました。3度の落選経験がある菅総理もメンバーです。地盤、看板、カバンのない候補者にとって、国政への挑戦は本当に苦難の道ですが、そんな先輩がついに首相にまで上り詰めたことは歴史的な意義があると思います。

 私としては、政策調査会の復活が嬉しいです。私たち新人議員が地方の、そして世界の現場で人々の声を聞き、政策調査会で自由闊達な議論をして、国民が真に必要とする政策につなげる。そんな政治を実現することで国民の政治への信頼を構築できればと思っています。

 頑張ります! 


 写真:菅直人新総理と私


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菅直人新代表とともに

2010年06月04日 12時44分41秒 | 政治
 今、両院議員総会が終わりました。菅直人副総理・財務大臣が、民主党の新代表に選出されました。

 私自身が選挙に臨むにあたっての判断基準は、総理大臣という重責を担う準備が、より高いレベルで完了できているのはどちらの候補か、ということでした。2005年の総選挙で落選し、4年間、地域を歩き続けた樽床伸二候補の演説は心を打つものでした。しかし、日本という国家が危機に瀕している今、リーダーとしてより相応しいのは菅氏であると確信し、私は菅直人氏に投票しました。

 新人議員の力を適材適所で活用する全員参加の体制を構築する。政策調査会を復活させ、自由闊達な議論を行う民主党らしさを進化させること。地味で光が当たらない分野で地道に活動してきた多くの議員にもしっかり光のあたる体制を作るそんな決意を頼もしく聞きました。

 様々な挫折も経験した、市民の中から生まれたリーダーによる代表選挙を行えたことには大きな意義があったと思います。

 ともあれ、これでノーサイド。全員が力を合わせ、難局に挑む決意です。


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仕分け調査チームの打ち上げに鳩山総理大臣が来訪

2010年06月03日 01時36分46秒 | 政治
 今夜は、事業仕分けの調査メンバーの方々と打ち上げをしたのですが、鳩山総理が顔を出してくれました。

 今朝の衝撃的な辞任会見の日に鳩山総理とじっくりお話できたことは忘れることができないでしょう。真夏の選挙を一緒に闘い政権交代を実現した私たち新人議員に大きな期待を託して辞任を表明された鳩山総理。その責任に何としても応え、鳩山総理が身を捨てて託して下さった「徹底的にクリーンに、徹底的に闘う」集団へと変わらなくてはならないと、決意を新たにしました。

 私は、紛争解決の仲介役など、世界の平和に貢献でき、「総理大臣経験者」の価値を最大化できる役割を果たして頂きたいと申し上げました。Former Prime Minister や、Presidentの称号は、現役であった時以上に、国益を超えた地球益、人類益を守るのための交渉役に相応しいステータスです。鳩山総理にはほどの適任者はいないのではないでしょうか。

 
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鳩山首相辞任会見

2010年06月02日 10時53分45秒 | 政治
 今、両院議員総会から戻りました。鳩山総理、そして小沢幹事長も辞任すること。本来の、徹底的にクリーンな民主党に戻す。そして、国民の信頼を取り戻し、国民の生活を守る政治へと邁進する。そんな決意が語られました。小沢幹事長にも辞任を求め、了解を得たとのことでした。目頭が熱くなる思いで聞いていました。

 この事態は前向きに考えるしかありません。どう対応するのか。自分の信念に基づいて行動するのみです。

 近日中に代表選挙が行われることになります。党員・サポーターにも参加して頂き、政策論争、そして党としての未来へのビジョンを十分に議論できる代表選挙にしなくてはなりません。


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