阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

私たちの未来は私たちの手で! 路上から発信を続ける瀧洋一を県政に!

2011年03月31日 15時49分26秒 | 政治

メールマガジン第3号 私たちの未来は私たちの手で! 路上から発信を続ける瀧洋一を県政に! 

 4月10日に行われる和歌山県議会議員選挙の公示日(4月1日)が迫りました。橋本市選挙区より瀧洋一氏さんが民主党公認で立候補予定です。橋本市議会議員として活躍されてきた瀧さんは市議会きっての政策通でもあり、市民の皆さんの要望を市議会において伝える役割に全力で取り組んできました。

 また、林間田園都市駅、橋本駅での駅頭活動を6年間休まずに続けてきました。マイクを使わず1時間あまり迫力満点の演説を続ける瀧さんは、希代の路上政治家と言えるでしょう。地域主権を推し進める政府と連携した政策を打ち出し、「私たちの未来は私たちの手で!」と元気な和歌山の実現を目指しています。

http://blog.goo.ne.jp/dpj_taki/ (たき洋一奮戦記~私たちの未来は私たちの手で!)

 厳しい逆風にもめげず、あえて民主党の旗を高く掲げ、日々闘っている瀧さんの苦労、そして心意気には頭が下がります。こんな人こそ、政治家として、また人間として真に信頼できると実感しています。私たちは大変難しい局面でバトンを引き継ぎました。政権交代に思いを託してくださった方々の期待に十分お応えできていない面があるのは申し訳ない限りですが、民主党政権になり、税金の使い方は地方に、そして社会保障や成長産業の育成を優先する方向へと大きく変わっています。これは政権交代がなければあり得ないことでした。また、様々な無駄を生み出す構造の改革を含めた政権交代の成果も、少しずつ生活の中で実感して頂けるのではと思います。そんな中、和歌山県と中央政府をつなぐキーパーソンの役割を期待されるのが瀧洋一さんなのです。

 今、政府は東日本大震災で傷ついた日本を立て直すため、全力で復興活動に取り組んでいます。その教訓を和歌山県の防災対策に活かす上でも、県議会に民主党議員を増やすことは重要だと思います。

 私たちの暮らしのために橋本から元気な和歌山実現を目指す瀧さん。民主党として瀧さんをしっかりサポートし、連携して元気な和歌山を創っていきます。是非、応援してください。



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4度目の被災地入り-石巻市でヘドロにまみれて

2011年03月29日 18時03分53秒 | ボランティア

 この週末(26日夜~27日)は津波による被害が最も苛酷であった地域のひとつである宮城県石巻市に行き、7人の同僚国会議員とともに被災者の生活再建活動を行いました。26日の23時過ぎに東京を出発。早朝に石巻市に到着した後、石巻市ボランティアセンターに登録し、終日活動。日付が変わる5分前に帰着しました。

 私たちが担当した地域は旧北上川に近く、付近は壊滅状態でした。道路の周辺には大破した車や家屋の一部が散乱。その中で何とか全壊をまぬがれ、被災者の方が住んでいるお宅を担当させて頂くことになりました。ヘドロ(重油と海水、さらにゴミが混在した汚泥)に埋まったタンスやソファ、冷蔵庫などの家財道具の搬出作業を終日行いました。一階部分は沼地のようになっており、被災者の方々は最近まで屋根伝いに移動し、水やおにぎりなどを受け取っていたそうです。家屋の内外にヘドロが堆積しており、不衛生極まりない状況でした。私たちも全員ヘドロまみれになりましたが、16時にボランティアセンターに帰着・報告する必要があり、限られた時間の中、全員で力を合わせ、様々な工夫を重ねて作業を行った結果、一階部分と玄関周辺などはある程度清掃が完了しました。

 今回お手伝いした被災者の方は「後は自分たちで頑張るから、きれいになったらまた来て下さいね」と温かく送り出してくださいました。しかし、大きく破損し水や電気などのライフラインが復旧していない家で、延々と復興作業を続けなくてはなりません。同様の家は無数にあり、避難所で暮らす人々との微妙な心理的な壁もあるように感じました。とにかく、自衛隊や行政では手が回らない部分のサポートとしてボランティアの支援は絶対に必要だと確信しました。

 今回のようなマンパワーを必要とする家屋は、おそらく石巻市だけでも膨大な数になると予想されますが、人手は全く足りていません。ボランティアセンターの機能が向上すれば、今後は同種のボランティアへの参加呼びかけも活発になるでしょう。従ってボランティアセンターの機能強化のためのサポートも必要と感じました。私にとっては震災発生後4度目の現地入りでしたが、自宅で生活を続ける方の実情を体感したことには大きな意味があったと思います。


 今回の活動はボランティアに徹し、民主党であること、国会議員であることは一切明かさずに活動しました。先ほど、岡田幹事長に報告したのですが、何よりも継続的に活動することが必要であり、そのためには次回以降はこちらの所在を明確にした上で信頼関係を構築することと方針を決定しました。

 今夜から高橋昭一議員とともに再び宮城県、岩手県に入ります。夜通し交代で運転し、各地のボランティアセンターとも話をした上で、今週末以降も同様の貢献を続ける体制構築を行ってまいります。31日は重要な採決がありますので、明日の未明には帰ってきます。


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メールマガジンの開始-未曾有の大災害への対応

2011年03月24日 20時49分05秒 | 政治

 先日、第一回のメールマガジンの内容をお知らせしましたが、承認される前に大震災が
起こったので、公開を控えていました。今日、新たにメールマガジンをスタートしましたので、
内容をお知らせします。


 皆さん、是非、お読みください。




こんにちは。民主党 衆議院議員 阪口直人です。

この度、新たにメールマガジンを発行することになりました。
これまでも、「民主号外」やブログ、ツイッターなどで私自身の活動や民主党政権の
政策について発信してきましたが、私自身の発信力はまだまだ弱いと感じています。
従って定期的にメールマガジン(FAXニュース)を発行し、皆様のもとに私の思いを
直接届けます。よろしくお願いいたします。

なお、本メールマガジンは、「まぐまぐ」で自動配信しております。是非、下記アド
レスにアクセスして頂き、ご登録をお願い申し上げます。

http://archive.mag2.com/0001264456/index.html

阪口直人
お問い合わせメールアドレス: sakaguchinaoto912@yahoo.co.jp


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阪口直人メールマガジン「もう、ほっとけやん!」


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東北関東大震災への対応に奔走!

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未曾有の大災害が発生しました。犠牲になった方々、被災された方には心からの哀悼
とお見舞いを申し上げます。
震災発生直後から、与党議員として何ができるか、スマトラ沖津波などの災害復興支
援に現場で関わった経験をどう活かすかという
二つの問題意識で行動してきました。

まず行ったのは、今、救える命を救うためのサポートです。
民主党幹事長室に立ち上がった災害対策本部を通し、自衛隊を出動させての救命・救
援の要請、水やガソリンなどの物資の要請などを地域ごとに収集し、首相官邸に伝え
る役割に徹しました。
一方、14日には山形県に行き、後方拠点としての物流や輸送の状況について要望を
ヒアリングしました。
物資の集積所としての機能を強化するためには夜間の時間帯を使ってもっとフライト
を増やすべきとの要請を受け、党の災害対策本部を通して政府に伝えたところ、普段
は一日一便しかない山形空港の東京・羽田間のフライトを一日20便に増やすことが
翌日に決まりました。緊急時における政治主導のひとつの成果の形だと思います。

また、有志議員とともに「災害ボランティア室」を立ち上げ、物資や人を被災地、避
難所に送るためのマッチングを行っています。

今、多くの避難所から、命に直結する生活物資の困窮が伝えられています。
18日には、町田市の社会福祉法人「協働学舎」が、トイレットペーパーや燃料を提
供してくださったので、トラックに乗せて頂き、
茨城県大洗町、そして鉾田市に救援物資を届けてきました。
届けた物資には特別な意味がありました。
これらの物資は全て障害者の方々が作ったリサイクル品なのです。
8000本近いトイレットペーパーは国会の古紙から作られたもので、軽油の代替品
約800リットルは、給食などの廃油から作られたものでした。
また、トラックを動かす燃料も、その代替品を使ったものだったので、この活動は究
極の自己完結だったと思います。
21日には北茨城市と高萩市で支援物資の搬入を行い、26日夜からは宮城県松島町
で清掃・復旧作業を行います。

被災者の方々を支える募金活動も続けています。お互いを支え合う社会への確かな手
応えを感じ、本当に感動しています。
このような思いを受け止めながら、支援の枠組みの構築、そのための立法措置など政
治家本来の仕事にも全力で取り組んでまいります。

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
これからも情報発信してまいります。
阪口 直人 



阪口直人公式ホームページ →
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沢山の善意と、政治家の責任-障害者が作ったリサイクル物資を搬入

2011年03月19日 21時26分46秒 | 政治
 地震が発生して一週間が経過しました。多くの避難所から、命に直結する生活物資の困窮が伝えられています。避難所によって物資の供給が片寄ってしまうのは、情報が十分に把握されていない現状では止むを得ない面もありますが、できる限りそのギャップを埋めなければなりません。私は災害発生直後、おもに茨城県の議員や行政と連絡を取り、救援要請を政府につなげる役を担っていました。私が最初に受けた連絡は、茨城県大洗町の役場が津波によって水に浸かり、消防車や救急車による救援活動が行えないので自衛隊の出動を要請するものでした。直ちに自衛隊が入り、迅速に活動を行ったと報告を受けましたが、茨城県は、宮城県や岩手県に比べると津波の被害は小さいので物資の供給が遅れているとの報告を何度も受けました。

 ちょうど、町田市の社会福祉法人「協働学舎」が、トイレットペーパーや燃料を提供してくださるとのことだったので、トラックに乗せて頂き、茨城県大洗町、そして鉾田市に救援物資を届けてきました。議員会館を出発したのが夜8時。搬入作業と短いヒアリングをして戻ってきたのは、夜中の2時過ぎでした。震災の影響で道路には凹凸が目立ち、未だ大型トラックは通行できない場所もある中、長時間の運転、そして物資の提供をしてくださった「協働学舎」には心から感謝を申し上げます。

 昨日届けた物資には特別な意味がありました。これらの物資は全て障害者の方々が作ったリサイクル品なのです。8000本近いトイレットペーパーは国会の古紙から作られたもので、軽油の代替品約800リットルは、給食などの廃油から作られたものでした。また、トラックを動かす燃料も、その代替品を使ったものだったので、昨夜の活動は究極の自己完結だったと思います。

 善意を寄せてくださる方の中には外国人もいます。自身が経営する日光のホテル「アジアンガーデン」に400人の被災者が避難できるよう無償で場所を提供するとの申し出が知人のバングラデシュ人からありました。もっとも、移動のための交通手段が確保できず、私もあらゆる手を尽くしたのですが、上手くいきませんでした。しかし、昨日ようやく交通手段が確保でき、受け入れが可能になりました。今、原発に対する不安もあり、多くの外国人が日本から出て行こうとしています。一方で、こんな時こそ、お世話になった日本人に恩返ししたいと考えてくださる方もいるのですね。本当にありがたいことです。避難所では入浴することは殆ど不可能ですが、ここでは温泉に入れるそうです。


「アジアンガーデン(Asian Garden)」ホームページ


 今日の午後はJR和歌山駅前で募金活動を行いました。和歌山には大勢の人が集まる場所がなく、また、被災者の救済を、大声で必死に訴えていた高校生の方々など、幾つものグループが同時に募金活動を行っていたので、歩いている方々に比べて募金活動をしている人はかなり多かったかもしれません。でも、私が持っていた募金箱だけでも1時間半ほどの間に数万円を集めることができました。歩けるようになったばかりの幼児から、お年寄りまで、様々な思いを込めて浄財を託してくださいました。心から感謝申し上げます。

 未曽有の大災害の中、お互いを支え合う社会への確かな手応えを感じるのは本当に感動的です。このような思いを受け止めながら、支援の枠組みの構築、そのための立法措置など政治家本来の仕事にも全力で取り組んでいきます。


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国家の危機に際して-国会議員として、人として

2011年03月18日 18時49分51秒 | 政治
 震災発生直後から、「与党議員として何ができるか」「災害復興支援に現場で関わった経験をどう活かすか」という二つの問題意識で行動してきました。とにかく緊急事態なのでツイッターを通して情報発信を続けていた一方、ブログで報告する時間的余裕はなかったのですが、この間の活動と問題意識について書きたいと思います。

 まず行ったのは、情報収集および要望・要請の整理を行い、それを執行能力のある組織に伝えることでした。民主党は政権与党なので、震災直後に幹事長室に立ち上がった災害対策本部を通して、救命・救援の要請、水やガソリンなどの物資の要請などを収集し、伝える役割に徹しました。自衛隊の出動、給水車の派遣、民間機の増便の要請など数えきれない要請を受け、幹事長室経由で首相官邸に伝えましたが、多くは驚くほど迅速に対応されました。(もっとも、届けられた声は氷山の一角。原発事故を含む被害の大きさは想像を超える深刻さです)

東北関東大地震対策に関する緊急要請事項をお知らせください(阪口直人のツイッター)


 また、山形県に行き、後述のボランティア支援体制の確立とともに、物流や輸送の状況についてもヒアリングしました。夜間の時間帯を使ってもっとフライトを増やすべきとの要望を受け、民主党の災害対策本部を通して政府に伝えたところ、普段は一日一便しかない山形空港の東京・羽田間のフライトを一日20便に増やすことが翌日に決まりました。緊急時における政治主導のひとつの成果の形だと思います。全員の必死の思いがバチバチと火花を上げてぶつかり合うようなやりとりでした。

 私は2006年12月に発生したスマトラ沖津波の被災者生活再建活動に携わった経験がありますが、津波の被災地は震災の被災地とは全く違います。まるで原爆の爆心地のように全てが破壊され、一般の人は近づくこともできません。また、再度の津波など、二次災害の発生も予断を許しません。従って、最初の段階では、自衛隊、警察、消防の活動を優先し、地元議員を除いては、国会議員の現地入りも自粛してきました。

 一方で、圧倒的な善意の輪が全国に広がっています。少しでも役に立ちたい。ボランティアしたいという声が民主党にも次々と寄せられてきました。従って民主党の中に「災害ボランティア準備室」を立ち上げ、善意を持った方々の力を最大限活かすシステムの構築に力を注いでいます。

 ボランティアといっても様々な種類があります。災害援助活動NGOで実績を積んだプロ集団もあれば、生活再建に関わる技能を持った方々、一方で、特別な技能を持っているわけではないけれど、あふれる善意とエネルギーを持った方もいます。

 大ざっぱに言えば、災害支援活動のエキスパート集団を政府与党として支え、技能のある方には避難所などで活躍して頂き、エネルギーのある方には避難所への物資供給を行うための後方拠点の構築、援助物資の整理・仕分け作業を担って頂くことを基本にしています。ボランティアに必要なことは必ずしも「現場」に行くことではなく、「地味な場所であっても本当に必要とされる作業を自己完結でやり抜く」こと。現場に行くことよりも、現地をよく知る方が現場で効果的に活動するための後方支援が一番求められています。また、募金活動や被災者を受け入れる役割なども担って頂ければありがたいです。ボランティア準備室としては、この点を踏まえながらの活動を開始したところです。詳細はまた、このブログにもアップします。



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救える命を救う責任-巨大地震・津波対策を最優先に

2011年03月12日 11時05分12秒 | 政治
 昨日から、東北沖大地震の災害対策に全力を注いでいます。私はスマトラ沖大津波の復旧・生活支援活動を現地で行った経験があり、与党の国会議員だからできることに焦点を絞って活動することを決断。最初の激しい揺れに見舞われたのは、和歌山に帰ろうと地下鉄に乗った瞬間でしたが、3分近くに及ぶ不気味な揺れを凌いだあとは、民主党本部の震災対策本部に向かい、同僚とともに、現地の議員と連絡を取って現状を把握し、要望・要請を首相官邸につなげる役割を担うことになりました。私は茨城県を担当することになり、同時にツイッターでの情報収集・発信をしながら、次々に寄せられる要請を対策本部に伝えました。

 皆さんから情報が寄せられれば首相官邸につなげますので、国の役割として行うべきとの要請については、引き続き私のツイッターにご連絡ください。昨日は、自衛隊の出動要請や、ライフラインが遮断された方々への原発の安全情報、避難情報の提供手段についてなどを伝えました。遠慮なくご連絡ください。


 東北沖大地震対策に関する緊急要請事項をお知らせください(阪口直人のツイッター) 


 それにしても、想像を絶する甚大な被害が時を追うごとに明らかになってきます。阪神大震災の救援活動に参加した時は、壮絶な被害を受けた地域とそうでない地域がはっきりしており、ある程度支援対象を絞ることができました。しかし、津波被害は違います。まさに全てを飲み込んでしまい、被災地に近づくことさえ困難です。ライフラインが麻痺し、漆黒の闇と恐怖の中で苦痛と寒さに震えている方々の命を救う。当面の政治の目的は、この一点を最優先して動くべきでしょう。今日は地元日程をキャンセルし、引き続き情報のつなぎ役に徹します。



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メールマガジンの開始-広報・発信力の必要性

2011年03月09日 10時19分00秒 | 政治
メールマガジン「もう、ほっとけやん!」を開始します。

これまでも、「民主号外」やブログ、ツイッターなどで私自身の活動や民主党政権の政策について発信してきましたが、私自身の発信力はまだまだ弱いと感じています。従って定期的にメールマガジン(FAXニュース)を発行し、皆様のもとに私の思いを直接届けます。よろしくお願いいたします。

下記が第1回目の内容です。


民主党への批判と広報・発信力の重要性

統一地方選挙の候補者を応援していると、民主党に対する批判の声がきわめて大きいことを痛感します。候補者は中央の政権運営に対して直接責任はないにも関わらず、正々堂々と民主党の旗を立て、政権与党の一員として責任を果たそうと頑張っているのに、本当に気の毒に思います。しかし、その批判は民主党からの正確なメッセージが発信されていないことに起因するものも少なくないと思います。

 批判は2つに大別されます。

 1)政権交代の期待、約束を守っていない
 2)内輪もめをしている場合ではない

 民主党の政権運営、国会運営が未熟であることは私も痛感しており、歯がゆく申し訳ない思いに駆られます。一方で、自民党長期政権のうちに作られた様々な機能不全、無駄を生み出す構造を1~2年で抜本的に改善することは不可能です。また、少子高齢化、人口の減少、さらに900兆円にも及ぶ財政赤字があり、政策を実現する上での制約要因になっています。日本の財政収入はピーク時には年間60兆円ありましたが、私たちが引きついだ昨年、財政収入は37兆円でした。構造改革でムダを省きながら景気対策、デフレ対策を行う。こんな矛盾したことも厳しい財政的制約の中で実行しなければなりません。厳しい状況ですが、政権交代の成果をひとつずつ積み上げていけるように努力を続けるしかありません。

今、マニフェストについては達成状況や実現可能性について抜本的に見直しているところです。マニフェストの中の公約数は179項目。

 “天下りあっせんの廃止”など ---- 実施済みが35項目。
“子ども手当の支給開始”など ---- 一部実施ないしは着手済み129項目
“郵政の民営化見直し”など  ---- 未着手15項目

 具体的な成果については今後、報告してまいります。厳しい制約要因の中、マニフェスト実行に全力で取り組んでいますが、それが、生活実感につながるには、もう少し時間を頂ければと思います。

一方、内輪もめのイメージについては、普段グループに関係なく政策実現に力を合わせているので、中にいるとあまりピンときませんが、残念ながら一番イメージを悪くしている要因に思えます。私は小沢一郎元代表は、日本一誤解されている人だと思います。政治資金規正法を十分に研究した上で、法に抵触しないようにギリギリのところで活動資金を集めていたと思いますが、当時と今では「政治とカネ」に対する倫理の基準が違い、また民主党自体もより厳しい態度で自らを律することを党の基本方針としているため、どうしても党内で考え方、処遇の仕方に違いが生まれます。しかしそれが、内輪もめの印象を国民に与え、汗水流して政策に真摯に取り組んでいる姿が見えなくなっているとすれば、本当に残念です。この点については一日も早く解決し、国民の生活が第一の考えのもと、一致結束して頑張っている姿を見せるだけです。

 写真:イスラエル大使が来訪。中東情勢、日本の外交方針について意見交換をしました。


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凛冽の意気-甲子園制覇4回、名将・尾藤野球の真髄

2011年03月07日 21時41分30秒 | スポーツ
 箕島高校を4度の全国制覇に導いた名将・尾藤公監督が逝去されました。昨日、橋本市内を挨拶まわりしている時に訃報を聞いたのですが、私は今でも箕島高校の校歌が歌えるほど、箕島野球、尾藤野球に魅了されたひとりです。また、尾藤監督に縁のある方々に、個人的にお世話になり、尾藤監督の人となりを伺う機会が多かったこともあり、若すぎるご逝去を心から残念に思います。

 あまりにも有名な星陵高校との延長18回の死闘、私は試合開始から最後まで観ていました。当時は、夜8時から友人-今は日本銀行に勤めている佐藤聡一君と一緒に7.3キロほど走ることを日課にしていたのですが、どうしても途中でテレビの前から離れることができず友人に電話したら、お互いに試合に熱中していて、終わってから走ったのを覚えています。

 私にとっての尾藤野球の真髄は、その年の選抜で再三見せたセカンド前へのセーフティーバントです。キャプテンの上野山選手をはじめ本当に面白いように相手守備を撹乱する戦法と、決まるたびに尾藤監督がベンチで見せた笑顔。特別に選手を集めたわけではない地方の公立高校が春夏連覇を成し遂げた一番の要因は、選手自身に創意工夫させて戦法を生み出した尾藤監督の懐の深さにあったのではと思います。

 私の下津地区でのもっとも熱心な支援者は、私とは遠縁になる山下勇氏で、山下氏は尾藤監督と箕島高校でバッテリーを組んでいたピッチャーでした。黙々と確実に支援の輪を広げてくださいました。

 郵便局長会で奥様ともどもお世話になっているのが島本啓次郎氏。法政大学が江川卓投手を擁して4連覇した時の4番バッターで、読売ジャイアンツや近鉄バッファローズなどプロ野球選手としても活躍されました。選抜優勝投手の島本講平氏の実弟でもあります。

 保険でお世話になっているのが東裕司氏。77年の選抜優勝投手です。定時制に通いながら、朝は新聞配達、昼間は仕事をしていたとテレビで紹介されていましたが、決して大きくはない身体で全身を使って投げるそのフォームが印象的でした。

 さらに79年の春夏連覇のエースで延長18回を投げ抜いた石井毅氏には「民主スクール」で講師を務めて頂き、野球を通した地域活性化について語って頂きました。

 皆さん、社会人としても立派な活躍をされていることが、野球を通して人間を磨く、尾藤野球の真髄を表しているように思います。

 名将・尾藤監督の冥福を心からお祈り致します。

 
 写真:尾藤監督の最高傑作。ライオンズのエース&監督として名球会入りした東尾修投手の野球殿堂入りパーティにて。東尾氏は尾藤監督の野球殿堂入りに力を尽くしたいと言っていただけに残念です。



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岡田幹事長とアウンサンスーチーさんの電話会談

2011年03月04日 00時31分09秒 | 政治
 今日は岡田幹事長とアウンサンスーチーさんが電話会談を行いました。21時30分から約45分間の会談でしたが、私も同席させて頂き、先ほど記者会見を終えて議員会館に戻ってきました。


アウンサンスーチー氏と岡田幹事長の電話会談(民主党ホームページ)

アウンサンスーチー氏の電話会談 (岡田克也幹事長ブログ)

アウンサンスーチー氏と岡田幹事長の電話会談(TBSニュース)


 日本政府にとってのカウンターパートは現政権(軍事政権)ですので、民主化を求めて闘うアウンサンスーチーさんと日本政府が現政権を飛び越えて政治レベルで対話するには様々なリスクがあります。一方、外務大臣を務め、今は政権与党において党運営のトップの地位にいる岡田幹事長は対話を行う上での最高の相手だと思います。実際に岡田幹事長は、外務大臣時代、これまでの政権よりもかなり踏み込んで民主化実現に向けた強いメッセージを繰り返しています。従って、前回、私がアウンサンスーチーさんと話した際にもっとも実現したいと考えていたことのひとつは、岡田幹事長との電話会談の実現でした。今日、お二人が直接対話を行い、信頼醸成につながる意見交換ができたことは、非常に意義のあることだと思います。

 私自身も、今回の対話に基づいた電話会談を近いうちに再び行いたいと考えています。


 写真:電話会談後の記者会見の様子です。



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「『農業力』の強化を考える議員連盟」の設立

2011年03月03日 23時37分28秒 | 政治
 今日は「『農業力』の強化を考える議員連盟の設立総会を行いました。

 現在、日本の農業を取り巻く環境は非常に厳しい状況です。「農業では食べていけない」「後継者がいない」との声が多く寄せられる一方で、「儲かる」農業を営んでいる方々、農業を基盤にして地域の活性化に貢献している事例、また、農業に参入して大きな収益をあげている企業も数多く存在します。農業は成長産業としての可能性が大きな分野でもあります。成功事例や戦略を共有し、できる限りの現場視察の機会を設けて、地域の農業力強化に貢献することを目的とします。和歌山の「農業力」強化につながる活動にしていく決意です。深夜国会などで告知が遅れ、実は1日半前に案内文をポスティングしたのですが、議員22名、秘書が22名参加してくださる盛況でした。

 内閣府特命担当前大臣(消費者及び食品安全担当、経済財政政策担当)で農水省の官僚だった荒井聰会長のもと、近藤洋介事務局長を玉木雄一郎衆議院議員と私が事務局次長として支えてまいります。農林水産業と様々な工夫をパッケージにして成長産業を作ることが目的ですから、農林水産省だけでなく、経済産業省や外務省の担当分野に横串を刺す視点、何よりも現場の視点やアイディアを重視した活動を行っていきます。

 

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鳥インフルエンザへの対応、再び

2011年03月01日 22時20分31秒 | 政治

 平成23年度予算案が衆議院本会議で可決されました。昨日は地元・海南市で講演の予定があったのですが「禁足」指令のためキャンセルし、国会周辺で待機。結局、午後1時開始の本会議は午後6時30分、11時、そして午前2時から3回に分けて開催され、予算が成立したのは明け方近い本日の午前3時40分過ぎでした。

 予算案への国会対応と共に、昨夜は奈良県五条市で発生した鳥インフルエンザ対応に追われていました。五条市に隣接する和歌山県橋本市は、養鶏農家が多く11か所の農場(約28万羽)が移動制限区域に入ることになってしまいました。本会議の合間に電話に張り付き、様々な関係者と連絡を取り合いながら現状把握、そして要請の対応に努めました。今回は即座に現地に行くことはできませんでしたが、与党の国会議員として、物理的な拘束の中でベストを尽くすことを考えました。 


 本日の夕方、農林水産省・消費安全局動物衛生課の調整官から受けた現状説明は下記の通りです。補償措置を中心にヒアリングをしましたので、参考に概要を記します。

 2月28日に鳥インフルエンザが見つかった奈良県五條市では、3月1日に午後3時の段階で2万5千羽の殺処分が終了。現在、埋却地をめぐって調整中。
 鳥インフルエンザ発生場所から10キロ圏内には、和歌山県の一部も入り(橋本市を含む地域)、11コの農場(28万羽)が移動制限区域内に入ることとなる。


鳥インフルエンザ発生による家畜伝染病予防法に基づく農業者への補償措置について


①鳥インフルエンザ発生農家

 殺処分した家畜・汚染物品に対しては、家畜の所有者へ評価額の4/5を直接交付する。

(内訳:現在、国が支払い額の4/5を負担し、県が1/5負担する事になっており、県が負担した1/5のうち、4/5を特別交付税という形で国が負担することになっている。農家の負担はなし。県への負担は非常に低いが、3月4日に閣議決定予定の「家畜伝染病法」によって5/5を国がすべて負担することになる)

 死体や汚染物品の焼埋却に要した費用には、都道府県もしくは、焼埋却を行った所有者へ1/2の負担金がでる
 (内訳:国費分以外の県が負担した費用は、特別交付税という形で国が費用の4/5を負担する。農家の負担はなし)


②移動制限区域内の農家

都道府県が移動などの禁止・制限に起因する売り上げの減少額または、飼料費などの費用の増加額に相当する額を交付する場合、国が1/2を負担する。
(内訳:国費分以外の県が負担した費用については、県に対してその4/5を特別交付税という形で支払う)

 卵は、ウィルスが表面に付着していることがあるかもしれないが、洗って出荷すれば問題ない。もし、出荷が遅れ、卵の価値が下がった場合、通常の価格との差額分(売り上げの減少額)に関しては、国からの交付対象と    なる。また、卵の保管費、荷役費、郵送費、焼埋却費などの増加額も国の交付対象となる。
 改正が予想される家畜伝染病予防法では、鳥は対象に入っていたが、牛や豚は対象外であったため、口蹄疫の問題が浮上し、改正案では牛と豚を含める予定。

その他
 口蹄疫と高病原性鳥インフルエンザ発生に関しては、殺処分を行わなければならないため、すべて手当金の交付対象となる。
 経営支援対策として、国から融資を行う
 家畜や物品の評価額を決めるのは、県から3人以上の家畜伝染病に関して知識のある評価者が担当する。

 なお、2月15日に鳥インフルエンザが発生した紀の川市では卵の出荷再開は2月19日。移動制限区域は同日10キロから5キロに縮小され、今のところ3月14日に解除見込みとのことです。



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「スタジオ民主なう」で中林美恵子衆議院議員をインタビュー

2011年03月01日 21時53分03秒 | 政治
 「スタジオ民主なう」の収録を終え、高橋昭一衆議院議員と一緒に食事をして議員会館に戻ってきたところです。今日は私がアンカーマンを務め、民主党国際局で私の同僚でもある中林美恵子衆議院議員をインタビューしました。 中林議員は米国連邦議会の予算委員会の補佐官として10年間勤務した経験を持つ国際派です。米国議会に国家公務員として勤務した経験に基づいて、米国と日本の議会制度の違い、ねじれ国会を打開するための知恵や議会制度改革について伺いました。また、一緒にアジア政党会議に参加した視点で議員外交の在り方について、またプロの政治家としての外交交渉について等について面白い話を聞くことができました。

 

「スタジオ民主なう」2011年3月1日 第1部

「スタジオ民主なう」2011年3月1日 第2部


 
 彼女の歯切れのいい話し方に比べれば、私の話し方があまりにもゆっくりで恥ずかしいのですが、是非、ご覧ください。





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