阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

大切なことは『国民投票』で決めよう!-原発、そして日本の未来について中高生が国会で議論します

2012年08月23日 13時53分11秒 | 政治

 日本の歴史上、『国民投票』が行われたことはありません。しかし、原発の在り方など日本の未来を左右する政策は、諮問型国民投票で決めるのが相応しいと思い、このブログでも再三提案をしてきました。みんなの声を聞く政治、大切なことは自分たちで決める制度を実現することは、民主主義を鍛える可能性にもつながります。

 福島第一原発の事故を受け、その後の処理や大飯原発再稼働のプロセスなど、多くの国民が政府の原発政策に疑問を持ち始めています。首相官邸前では、脱原発・再稼働反対を求めてデモが毎週行われています。これは、「国民の声が届く政治」を求める強い意志表示と言えるでしょう。憲法改正が必要な国民投票ではなく、法的拘束力はないけれど議員立法で実現が可能な諮問型国民投票を実現することで、国民の将来について、みんなで議論する、教室で、カフェで、居酒屋で、みんなが真剣に話し合う、そんな政治文化、そして制度を作ることが可能になります。新しい首相をつくる民主党代表選挙の候補者にも諮問型国民投票の実施し、原発の未来を問うことを求めていきます。

 この度、日本の未来を担う若者は、原発について、また、「国民投票」についてどのように考えているのか、国会議員にその声を届ける機会を作りました。約50名の中高生によるディスカッションに耳を傾けることで、国民の声を聞く政治の在り方を考えていきたいと思います。

 発起人の私、そして、クラブ・ワールドピースジャパン代表の高校生、富樫泰良君が主旨を説明した後、「みんなで決めよう 原発国民投票」事務局長の今井一氏が進行役を務め、中高生が約60分、議論をします。その後、参加した国会議員がコメントし、質問を受けることになっています。熱い議論を期待しましょう!

 参加ご希望の方がいれば、「みんなで決めよう 原発国民投票」事務局(http://kokumintohyo.com/)までご連絡ください。


【日 時】 8月31日(金)11:00~12:30
【場 所】 衆議院第2議員会館 1階 多目的会議室







昨日は、皆さんに来て頂き、打ち合わせを行いました。

 

毅然とした態度で、フェアな解決を求めるべき-竹島・尖閣問題について

2012年08月21日 17時31分26秒 | 政治

民主党は昨日、韓国・李明博大統領による島根県竹島上陸、そして天皇陛下への謝罪要求発言に抗議する国会決議の原案をまとめました。

私は2009年8月の当選以来外務委員会に所属していますが、外務大臣はこれまで竹島に関して「不法占拠」という言葉は使いませんでした。経済や文化における重要なパートナーとしての韓国に対する一定の配慮ゆえだったと思いますが、私は不満でした。しかし、与党民主党が、韓国政府による竹島占拠を「不法」とし、「一刻も早く停止することを強く求める」と明記して、国会決議を行う姿勢を示したことは大きな前進だと思います。衆参本会議における採決をできる限り早い段階で行うことで強い意志を内外に示すべきです。

それぞれの国民が自分なりの愛国心を持つことは素晴らしいことです。自国への愛国心を持つと同時に他国の国民の愛国心を理解することも同じように重要です。また、日本が韓国を侵略・併合し、文化やアイデンティティーを踏みにじる政策を取ったことについては猛省する必要があると思います。一衣帯水の隣国として、できる限り友好的な二国間関係を築くことを私も強く求めています。

しかし、現在の領有権問題は切り離して考えるべきでしょう。双方の主張に隔たりがある場合、公正な解決を目指し、国際司法裁判所に判断を委ねることは有効な解決方法だと思います。有効な手を打つことなくこれらの問題を先送りしてきた自民党政権とは一線を画し、今回日本政府が、日韓両国で国際司法裁判所に共同付託する提案書を韓国外務省に提出する方針を決めたことは、日本外交におけるタイムリーヒット。もし、韓国が提案を拒否した場合は、単独提訴し、韓国に合意を求めれば良いのです。韓国は認めないかもしれませんが、本当に正当性があるなら応じるよう、国際社会に働きかけるべきでしょう。竹島の領有権に関して日本の主張の正当性を示し、国際法に基づく判断を求め、その結果についてはどんな結果も受け入れる。断固とした姿勢でフェアな解決を求めることで、国際社会に対する問題提起を行う方法を私は支持します。李明博大統領による今回の暴挙を、この問題を解決する転換点にすべく、断固闘うべきです。

私たちは、香港の活動家らによる沖縄県・尖閣諸島上陸事件についても「極めて遺憾で、全く受け入れることはできない」として強く抗議し、日本政府が中国政府に対し、再発を防止するための適切な対応を求める決議案も作成しています。この件での国会決議も過去に例がありません。看過できない対応については断固抗議し、フェアな解決を求める姿勢。領有権を巡る問題に関しては今後も続けていくべきです。

週末は新しい秘書と訪問活動を続けました

2012年08月06日 13時24分26秒 | 政治

 8月1日から新しい秘書が私のチームに入ってくれました。テレビ和歌山で21年間アナウンサーをしていた経験があり、幅広いネットワークを持っている貴重な人材と一緒にこの週末も訪問活動を続けました。多くの方々から「どっかで見たことあるわぁ」と言って頂くなど、テレビを通して親しみを持たれていたことを実感しました。

 今日は海南駅での早朝活動の後、会社を中心に訪問活動をしました。昼過ぎには東京に発ちます。





写真上下:かつらぎ町の桃農家です。今はシーズン最後の「川中島」の収穫で皆さん大忙しです。