阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

私の2009年と、2010年に目指す政治

2009年12月31日 22時28分32秒 | 政治
 2009年が終わろうとしています。本当に素晴らしい1年でした。何と言っても選挙による政権交代という憲政史上初の歴史を作る一員になれたのですから。本当に多くの方々に応援を頂いて、何としても政治を変える! 変えなければ! そんな思いをひとつにして大事業を成し遂げたのですから。これまでの経験や試練は、この瞬間のためにあったとさえ思います。本当にありがとうございました。

 しかし、衆議院議員に選んで頂いた瞬間から、痛いほど感じているのは嬉しさではなく、身が震えるような責任の重さです。そして、その思いはずっと続いています。政治家として、未来に対してどのように貢献ができるのか。ずっと考え続けています。

 和歌山を元気にしたい。私は「日本一のスローライフの県・和歌山」というのが和歌山の未来を考える上でのキーワードだと思っています。「スロー」とは、環境や平和、食の安全、また安らぎなどとも通じる言葉。私は、和歌山に今ある良さを「スロー」という言葉で前向きに受け止め、輝きを与えていきたいと考えています。

 この考え方については、近いうちに詳しく書きます。 

 そして、待ったなしの日本の未来。それは、どこまで徹底的に、新しい政治の枠組みを作ることができるか、そして、税金の使い方を変えることができるかに懸っているいると思います。そして、そのために、政権交代は絶対に必要なことでした。大きく落ち込んだ税収を回復するには成長戦略を示さなくてはなりません。私は、環境ビジネスを世界最高レベルに押し上げることこそ、日本の成長戦略の核になると考えています。

 そして、世界に対しては、自分自身の専門分野である「平和構築」に力を入れます。バングラデシュの和平協定の推進、ビルマ(ミャンマー)の総選挙、また、アフガニスタンに対する有効な支援の在り方など、国会で、そして可能なら現地で徹底的に追及します。前にも書きましたが、世界の紛争解決や民主化推進における「調停役」「仲介役」を果たせるような外交を目指します。

 また、世界の人権問題についての議員会館での連続勉強会も1月から始めます。

 2010年も徹底的に現場にこだわり、対話する政治を続けますので、皆さん、ご指導くださいね。

 これから、近くの神社まで自転車で行き、門前で初詣の方々に新年の挨拶を行います。寒そうですが、頑張ります。


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バングラデシュ報告(3)

2009年12月30日 00時23分15秒 | 政治
3.土地問題の解決

 私が強く感じたこと、それは、土地問題=人権問題で、この解決が最優先課題であることです。まずは土地の保有権について綿密で公平な調査を行うことでしょう。その上で、土地の権利について、できる限り公平な裁定と、土地の権利を放棄せざるを得なかった方々への補償が行われなくてはなりません。一方、土地は増えませんから、増え続ける人口を支えるには土地の価値を最大化しなければなりません。可能性のひとつは、チッタゴン丘陵の自然や文化を活かした持続可能な観光開発、そして地域の特性を活かしたスパイスやハーブの生育など付加価値の高い農業を生み出し、農業周辺に第二次産業、第三次産業の雇用を作ることでしょう。観光開発は、平和を創造し、文化や環境を守る一員としての参加者に積極的な役割を求めるのです。

 「かつては紛争があったけれど、今は、異なる民族がお互いの違いを認め、尊重し合って生きる地域」そんな地域の和平プロセスを支えることをテーマにした観光。紛争の歴史さえも観光資源するような逆転の発想があってもいいと思います。

 また、バングラデシュは勤勉な国民性と人件費の安さもあり、今、ユニクロをはじめとする日本の縫製工場などの進出ラッシュを迎えています。この地域が平和になれば、とりわけ勤勉な労働力として、先住民族が生きる可能性も広がるはずです。外務委員会の質疑、、国会を含む場での報告会の実施、そして、できれば他の議員を伴って署名を持っての再訪など、これからも和平プロセスの後押しを続けます。

 写真:カグラチャリ県の村で、先住民族とベンガル人入植者の両方に話を聞いています。


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バングラデシュ報告(2)

2009年12月30日 00時22分55秒 | 政治
2.政治家としてできることは?

 アワミ連盟は2008年の総選挙で圧勝し、政権交代を実現しました。1997年に締結された和平協定の実施をマニフェストで約束し、軍の撤退などを開始しましたが、和平プロセスは停滞しています。ジュマ・ネットは、世界各国のNGOと連携して和平協定の実施を求める署名を集めているのですが、佐藤さんたちは、それらの署名をバングラデシュのクシナ首相に手渡しする役を私に依頼してくれました。政治家としての役割を担うありがたい申し出だと思いましたが、現地を見ずして現地の和平協定推進を要望することなどできません。この時期は、海外に行くこの冬唯一のチャンス。17日から22日まで、急きょ現地に行き、できる限り多くの人々と対話することにしました。

最初はジュマ・ネットとともに活動する現地コーディネーターとふたりで行く計画を立てていましたが、現地の日本大使館が要人とのアポイントなどを担当してくださることになり、また、現地で活動するUNDP(国連開発計画)が、車両や通訳を提供してくれました。国会議員の視察とのことで、警察官車両のエスコートが着きましたが、私たちの活動に制約を与えるものではありませんでした。

 私の要望で、朝から晩までスケジュールをビッシリ埋めてもらいできる限り異なる立場の人と対話する機会を作ってもらいました。地域の様々なプロジェクトの担当者やカグラチャリ、ランガマティ、バンドルバンの3つの県知事、マルマ族、チャクマ族の二人の王様、また、チッタゴン丘陵省担当大臣に会うことができました。(ノーベル平和賞受賞者である経済学者、ムハマド・ユヌス教授にも会うことができました)さらに、多くの村々で、抑圧される側の多くの先住民族の方々、また、安住できる地を求めて入植した同じように貧しいベンガル人の方々からも話を聞くことができました。

 日本から初めて来た国会議員であること、そして、私自身がカンボジアやモザンビークで、先住民族の村に住んだ経験があることもあり、各地での対話ではとても話が弾みました。純朴でホスピタリティーにあふれた住民からは、あらゆる場所で花束や踊りなどで大変な歓迎を受けました。

 写真:花束で迎えてくれた子供たちと


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バングラデシュ報告(1)

2009年12月29日 23時58分20秒 | 政治
 少し遅くなってしまったのですが、バングラデシュの報告を書きます。

1.出張の目的とチッタゴン丘陵に住む先住民族

 17日から22日まで、バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯に行き、ベンガル人と先住民族の和平協定の実施を後押しすることを目的に政治対話と調査を行いました。

 チッタゴン丘陵は、私たち日本人に似たモンゴル系の先住民族の人々が住む地域です。多くは仏教徒で、竹でできた家に住み、丁寧で、謙虚で、とても働き者です。チャクマ族、マルマ族、トリプラ族など異なる風習や言葉を持つ11の民族があり、長らく慣習法に基づいて焼畑農業をおこなっていました。しかし、81年以降、バングラデシュ政府がベンガル人入植者を送り込み、彼らが定住した地域では、先住民族と土地を巡る争いが起こっています。軍の威光を背景に、ベンガル人入植者による殺人や焼き打ち、またレイプなどが頻発し、先住民族の人々は、恐怖と隣り合わせで生活しています。

 このような状況については、一応の知識はありましたが、強い問題意識を持つきっかけをくれたのは、ジュマ・ネット代表の下澤嶽氏と事務局の佐藤未希さんです。佐藤さんは私が日本外国語専門学校で教員をしていた時の教え子です。青年海外協力隊員としてバングラデシュで活動した後、ジュマ・ネットに参加。議員会館に現地の状況を説明に来てくれました。


 写真:孤児のための教育施設で僧侶と


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和歌山県病院協会との意見交換

2009年12月28日 01時46分18秒 | 政治
 今日は午後、和歌山県病院協会との懇談会に参加しました。

 和歌山1区の岸本周平議員、和歌山3区の玉置公良議員とともに、病院の経営者の方々と意見交換をしました。

 診療報酬の改定、事業税の特例措置の存続と社会保険診療報酬にかかる消費税非課税制度の廃止について、また、介護療養病床廃止の撤回や入院基本料の増額、また、医師数の増加と適切な配置システムの構築、さらに中医協改革などについて要望を受けました。

 私は、自分自身が紛争地域で活動経験があり、また、山岳少数民族の村など医療施設のない地域に住んでいたので、命と健康を守る医療活動の尊さを実感してきました。その一方で、私自身は健康そのもので医療とはあまり縁がなかったせいか、政治活動を開始した当初は、日本の医療を取り巻く状況については全くの無知でした。

 しかし、訪問活動などで日本の医療崩壊の現状を患者の視点から聞き、また、その改善のため、上記のような政策要望については医師や病院関係者からもよく聞くことですので、これではいけないといろんな資料を読んで勉強しました。今日は2時間、様々な角度からご意見を頂き、また、大蔵省主計局で厚労省に予算を付ける側にいた岸本周平議員の話も合わせて聞くことができたので大変勉強になりました。

 さて、私がかねてから疑問に思っていたことは、電子カルテの共有化など、ITを活かした医療情報の共有については病院関係者が積極的だとは思えなかったことです。大変な費用と医療事務作業が必要で、厚労省にとってはメリットはあっても、医師にとってはむしろ日常業務の足を引っ張ることになるそうです。

 だからこそ、政治の力で医療情報を共有できるシステム構築を行うことは絶対必要だと思います。

 今、地域医療システムの中では、患者の情報のネットワーク化が徐々に進んできています。しかし、歯科や介護から得た情報も含め、個人の医療・健康データが正しく蓄積されること、予防や将来の病気の予測も含めた情報が、全国どこの医療機関でも見られることが可能になれば、今より遥かに効果的な医療が実現できるはずです。また、そうなれば、結果的に医療費も削減できるでしょう。個人情報の守秘義務などハードルは低くありませんが、政治がリーダーシップを取って医療情報のIT化を推進する必要性を強く感じています。


 写真:本文とは関係ありませんが、花束で歓迎してくれたバングラディシュ・チッタゴン丘陵に住む子供たちです。

 
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鳩山首相との写真

2009年12月26日 01時24分42秒 | 政治
 総理公邸で撮った写真をようやくダウンロードしました。新人研修「6班」の仲間と一緒で、私は後列の真ん中です。一番平均身長が高いグループと言われていて、後列は全員180㎝以上ありそうです。私の左隣の福島議員は188cm、110kgとか。羨ましい!?


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橋本市の陳情案件を歩く

2009年12月25日 23時21分49秒 | 政治
 今日は、海南市での辻立ちの後、連合和歌山と会合、午後は橋本市の陳情案件を見てまわりました。木下市長以下10人以上の市の幹部の方々とまわりましたが、大変綿密な準備をされていて、案件の実現に賭ける思いが伝わってきました。

 1.河南広域農道 

 2.371号線バイパス

 3.京奈和自動車道

 4.紀ノ光台企業誘致

 などの作業途中の現場を見て、これまでの行程の経緯、完成するまでの課題や問題点などを伺いました。また、


 5.橋本市民病院の内科医不足

 6.果樹の戸別保障制度

 民主党は、決して公共事業を否定しているわけではありません。和歌山のように地理的なハンデがあり、インフラ整備が遅れた県では、他県との競争の土俵に上がるためにもインフラの基盤作りは必要です。

 一方で、対費用効果や、事業の透明性、公平性、緊急度などは厳しくチェックします。日本は欧米先進国と比べれば、社会保障費がGDP比で約半分であるのに対し、公共事業費は約2倍にも及んでいます。公共事業費が突出している状況を変え、「命と安心を守る」政策に税金の配分を大きく変えなくてはなりません。昨年比で9兆円も税収が減った現状を考えると、公共事業は優先順位をつける必要があります。徹底的に無駄を省く構造への転換も必要でしょう。

 一方で、農業や医療は、当然予算をつけて頂かなくてはならない分野です。

 「優先順位はどれも一番や!」と市長が言う通り、これまで手塩にかけてきた事業への思い入れもあって当然です。私としては、「和歌山が和歌山らしく輝くこと」「その上で必要な基盤整備」のバランスを考慮しつつ、できる限り予算化されるように、努力を続けて参ります。


 写真:木下市長(右)、瀧洋一議員と企業誘致の現場を視察


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バングラディシュ「チッタゴン丘陵」の平和構築

2009年12月17日 00時02分24秒 | 政治
 今日も陳情案件についての視察・議論に駆け回りました。

 今夜からバングラディシュに行きます。バングラディシュとビルマ、インドの国境地帯(「チッタゴン丘陵」)に住む山岳少数民族が抑圧・迫害を受けていて、この問題を解決するために、世界各国の人権NGOなどが活動しています。この問題解決を後押しするため、現地に入ることになりました。

 新たに政権に就いたアワミ連盟はこの問題の解決をマニフェストで約束しているので、反政府活動ではないスタンスで活動できるようになりました。

 ありがたいことに、この問題の解決を目指し世界中で集めている署名をバングラディシュの首相に届ける役を担わせて頂くことになりました。以前教員をしていた時の学生が事務局をしていることもあって、国会議員になった私に依頼がありました。素晴らしい機会だと思うので、2月か3月に行かせてもらうことになりました。

 でも、その前に、どうしても現地を知りたいと思うので、今日から6日間日本を離れ、「チッタゴン丘陵」に行くことにしました。日本の国会議員としては初めての現地入りだそうです。虐殺や人権問題の現場でインタビューするのと同時に、NGOや国連関係者、担当大臣や部族の「王様」!などにも会う予定です。

 カンボジアやモザンビークなど紛争地域で山岳少数民族の村に何年も住んで活動した経験を活かし、和平の推進に向けて成果を挙げられるよう、力を尽くします。


 写真:チャクマ族の王と。元大臣で最高裁判所裁判官も務めています。


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総理公邸での昼食会

2009年12月16日 01時56分12秒 | 政治
 今日は朝一番の飛行機で上京し、最終に近いフライトで帰ってきました。

 昼間は鳩山総理の招待で、総理公邸で昼食会を実施して頂きました。冒頭で挨拶した鳩山総理は、ユーモアあふれるスピーチで参加者を湧かせる、党内でいつも見せる(しかし、きっと外ではなかなか見せない)姿そのままでした。

 今朝、吊り革広告でみた週刊誌の見出しには鳩山政権が間もなく終わるようなことさえ書いてありましたが、私は鳩山総理は、どんなバッシングも、全く意に介さない強さを持っている人だと思います。「新しい公共」「友愛」そして無駄遣いの撤廃。鳩山総理の価値観を追及できる最高のポジションで、黙々と、時に飄々と、自分の使命を果たすために邁進されるはずです。

 私たち一年生議員への大きな期待も感じました。与党の一員として総理を支えることができるよう、頑張りましょう。


 写真:同僚の新人議員と総理公邸で。みんないい表情ですね!



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高野町での陳情対応

2009年12月15日 23時53分32秒 | 政治
 昨日は、中国から帰国したその足で高野町に向かい、陳情対応をしました。いつものように現場を見てまわりましたが、同時に、後藤太栄町長と意見交換をしました。意見交換と言っても、今回は、もっぱら後藤町長のあふれる思いを聞く側にまわりました。とにかく、高野山の独自性、希少性の価値を高めたい! そんな熱が伝わってきました。

 空海が生み出した世界遺産や高い精神性を活かした高野町の開発ビジョンについてはこのブログでも何度か書かせて頂きました。私は、自分の選挙区の中に高野山があることを本当に嬉しく思います。高野山を中心に「平和」「人権」「環境」「食の安全」など人類にとって普遍的なテーマを考える新しい観光開発を行うこと。それは地域全体への波及効果を生み出すと確信しています。

 写真:後藤町長とともに。


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中国で感じたこと

2009年12月14日 23時59分44秒 | 政治
 皆さん、こんばんは。13日夜、中国から帰国しました。

 キヤノン株式会社に在籍していた時、中国への複写機の輸出を担当していました。中国には10回ぐらい行っていますが、北京はちょうど20年前の12月上旬に出張で行って以来でした。

 中国はこの20年間に大きな経済発展を遂げましたが、同時に、都市と地方の経済格差は拡大し、ウイグルやチベット自治区には深刻な人権問題も存在していると私は感じています。限られた時間でしたが、議員外交の在り方を探る貴重なチャンス。また、中国共産党と民主党の政党間外交の機会でもあります。さらに、中国は建国60周年を迎え、民主党は政権交代を果たした記念すべき年。明日を担う中国共産党の若手とできる限り意見交換をして、日中の相互理解につなげたい。そんな思いで参加しました。

 人民銀行で経済政策について意見を交換したり、軍事施設を訪問した他、胡錦濤国家主席とも対面するなど、貴重な経験をさせていただきました。その中で一番心を動かされたのは、障害を持った子供たちの芸術団を訪問した時のことです。

 視覚障害を持った子供たちが楽器や歌に思いを託し、口が利けない、耳が聞こえない子どもたちは、踊りや表情に思いを託す。そんな子供たちのコラボレーションで演じられた京劇や「千手観音」、また様々な演舞には本当に感動しました。

 この芸術団は、北京パラリンピックの開会式で演じたり、世界中で公演し「ユネスコ平和芸術家」に指定されるなど、高い評価を受けています。障害を持っているがゆえに、それを前向きに乗り越えようとする力が人の心を動かすのですね。私がこれまで見た芸術の中でも最高レベルの感動でした。あまりにも心の琴線にふれたので、涙があふれそうになり、こらえるのに必死でした。でも、まわりの人たちも同じ表情で涙を流しているのを見て、こらえることができなくなりました。こんなことは、1993年4月、カンボジアでの仲間だった国連ボランティアの中田厚仁さんが射殺され、ご両親が庭の桜の一枝を持ってきたのを見た時以来かもしれません。

 カンボジアで障害を持った子供たちに音楽を教える学校を支援していたことが
ありますが、自立につなげるのは簡単なことではありませんでした。しかし、障害があるからこそ、アーティストとしての才能が輝く可能性があるとすれば、それを後押しするのも政治の役割だと思います。

 最後に、胡錦濤国家主席の印象は、強烈なオーラを持った指導者というよりも、究極の調整型リーダーのように思えました。動乱期をリードした毛沢東のようなカリスマから、13億を統治する上で必要な全体の調整型にリーダーの資質が移りつつあるというのが、握手した数秒間の個人的な印象です。


 写真:中国障害者芸術団の「千手観音」リードダンサーで先生の麗華さんと。中国では大変なスターだそうです。


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期待と夢を乗せて駆け抜けた赤い彗星-赤星引退

2009年12月10日 15時05分55秒 | スポーツ
 阪神タイガースの赤星選手が引退を表明しました。

 試合中の怪我から復帰すべくトレーニングを積んでいたと聞いていました。来期は当然開幕から試合に出るものだと思っていたので本当にショックです。しかし、命にさえ係わる頚椎損傷。これからの人生を半身不随で送らせるわけにはいきません。まだまだ未練はあると思いますが、「引退」の英断をした赤星選手、名選手らしい引き際でした。

 赤星が不在なら、2003年も2005年も優勝はなかったでしょう。首の激痛に耐え何年も試合に出続けた姿勢は立派としか言い様がありません。塁上で激しく交錯する盗塁は勇気が必要だったことでしょう。そして、引退の引き金になったダイビングキャッチ。内川選手の打球を選手生命を賭けてでも飛び込んで捕ろうとした勇気に阪神ファンのひとりとして、感謝の言葉があるのみです。

 期待と夢を乗せて駆け抜けた赤い彗星。指導者として戻ってくることを熱望しています。


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中国での活動

2009年12月10日 00時37分16秒 | 政治

 明日(10日)から4日間、中国の北京に行きます。

 民主党議員として中国、および中国共産党の幹部候補生と相互理解を深めること、また、軍や身体障害者の施設訪問を行う予定です。

 1989年6月4日、天安門事件が世界に放送され、私の人生も変わりました。北京には、その年の冬に行ったのが最後です。あれから20年余り。中国の変化をつぶさに感じるいい機会だと思います



最近の写真をまとめてアップしました!

2009年12月09日 00時01分54秒 | 政治

 最近のブログは文章だけで写真がありませんでした。今日まとめてアップし、最近のブログに添付しました。タイトルと合っていないものもありますが…。

 明日は駅立ちの後、東京に移動します。明後日からの中国出張(民主党訪中団)のパッキングをしなくては! 


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