友人が節分に「壬生狂言」を見たら面白かった…というので
今日は春の壬生大念仏会の公演に案内してもらった。
京都の「壬生」と言えば、すぐに思い出されるのは、新撰組の屯所が
あったということだが、一度この「壬生狂言」も見たいと思っていたところ。
まず阪急の大宮駅から歩いて10分ばかり…
お寺や大きな屋敷の続く細い道を行くと新撰組屯所の一つだった前川家に…
現在も住居なので見学はできないというが、ちょっとした土産や展示がある。
突き当りを左に曲がるともうひとつの屯所、八木家があり、門の前に
今の当主の経営する和菓子屋がある。
これが当時の八木家の離れで近藤勇たちが住んでいたところ。
八木家の門。ここから中は写真禁止。
大きな屋敷に上がり、芹沢鴨が殺された時の話や、その時の刀傷などを見る。
お隣が壬生寺。八木家に屯していた沖田総司がこの寺の境内で子供たちとよく
遊んだといわれる。
壬生寺境内にある池の中の島は、壬生塚と呼ばれ、幕末の新選組隊士の
墓などがある。
近藤勇の胸像と遺髪塔、八木家屯所で暗殺された芹沢鴨と平山五郎の墓など
大河ドラマで見た新撰組の役者たちの顔が次々と思いだされる(^_-)-☆
12時半開場、1時開演の壬生狂言、当日券のみのため早くから行列が
幾重にもあり順番待ちをする。
ここで思いがけなく大津支社のYさんに声をかけられる。
こんなところで…とお互いにびっくりする(^_-)-☆
12時半から順に中へ…
舞台は寺の本堂の傍らの半屋外のようなところ、観客席もその向かいに
しつらえられた別の建物の外…お天気は良かったものの風が冷たくて…
舞台の屋根のかわらがきれい
今日の演目は5つで「炮烙割」「土蜘蛛」「大原女」「紅葉狩り」ほか
土蜘蛛の蜘蛛の糸を拾い、芯の鉛を財布に入れておくとお金がたまるという。
3人ともゲットして早速財布へ…楽しみ(^_-)-☆
これらの狂言は「壬生大念佛講」という講があり、現在は、小学3年生から
60歳代の方まで、主に地元に住む約35名で構成されているらしい。
会社員、自営業などの本職を持ち、年を通して月に一度、日曜日に集まって
稽古を行っているという。
可愛い袴姿の子供たちまで参加し、太鼓を叩く子供や役を演じる子供がいて
演じる人々の「先達の精神を伝えていきたい」という思いが伝わる。
壬生狂言は700年前に起こり、壬生寺を興隆した円覚上人(1223~1311)が
仏の教えを説こうとしたが、集まる群衆の多さで聞き取れなかった。
そこで考えついたのが、わかりやすく身ぶり手ぶりの無言劇に仕組んだ
持斎融通念佛(じさいゆうずうねんぶつ)。
これが、壬生狂言の始まりと伝えられている。
近世からは、民衆の娯楽としても発展した。
「カンデンデン」と俗に呼びならわされる鐘と太鼓のお囃子。
そのリズムに乗せて演じられる素朴な無言劇は、洗練された能楽や狂言とは
一味ちがった味わいがあり、それぞれに見せ場があり飽きることなく3時間の
公演を見た。
でも時間の都合や寒さに我慢が出来なくて大原女まで見て途中で退場。
表情や手の動き、指の動きで面白みを出すという地味な狂言が
気の遠くなるほどの伝統の重みを背負っているというわけ。
寺を出て八木家の和菓子屋さんでお抹茶とお菓子で少し温まる(^_-)-☆
狂言の写真撮影は禁止なので、説明などと一緒にネットからお借りしました。
今日は春の壬生大念仏会の公演に案内してもらった。
京都の「壬生」と言えば、すぐに思い出されるのは、新撰組の屯所が
あったということだが、一度この「壬生狂言」も見たいと思っていたところ。
まず阪急の大宮駅から歩いて10分ばかり…
お寺や大きな屋敷の続く細い道を行くと新撰組屯所の一つだった前川家に…
現在も住居なので見学はできないというが、ちょっとした土産や展示がある。
突き当りを左に曲がるともうひとつの屯所、八木家があり、門の前に
今の当主の経営する和菓子屋がある。
これが当時の八木家の離れで近藤勇たちが住んでいたところ。
八木家の門。ここから中は写真禁止。
大きな屋敷に上がり、芹沢鴨が殺された時の話や、その時の刀傷などを見る。
お隣が壬生寺。八木家に屯していた沖田総司がこの寺の境内で子供たちとよく
遊んだといわれる。
壬生寺境内にある池の中の島は、壬生塚と呼ばれ、幕末の新選組隊士の
墓などがある。
近藤勇の胸像と遺髪塔、八木家屯所で暗殺された芹沢鴨と平山五郎の墓など
大河ドラマで見た新撰組の役者たちの顔が次々と思いだされる(^_-)-☆
12時半開場、1時開演の壬生狂言、当日券のみのため早くから行列が
幾重にもあり順番待ちをする。
ここで思いがけなく大津支社のYさんに声をかけられる。
こんなところで…とお互いにびっくりする(^_-)-☆
12時半から順に中へ…
舞台は寺の本堂の傍らの半屋外のようなところ、観客席もその向かいに
しつらえられた別の建物の外…お天気は良かったものの風が冷たくて…
舞台の屋根のかわらがきれい
今日の演目は5つで「炮烙割」「土蜘蛛」「大原女」「紅葉狩り」ほか
土蜘蛛の蜘蛛の糸を拾い、芯の鉛を財布に入れておくとお金がたまるという。
3人ともゲットして早速財布へ…楽しみ(^_-)-☆
これらの狂言は「壬生大念佛講」という講があり、現在は、小学3年生から
60歳代の方まで、主に地元に住む約35名で構成されているらしい。
会社員、自営業などの本職を持ち、年を通して月に一度、日曜日に集まって
稽古を行っているという。
可愛い袴姿の子供たちまで参加し、太鼓を叩く子供や役を演じる子供がいて
演じる人々の「先達の精神を伝えていきたい」という思いが伝わる。
壬生狂言は700年前に起こり、壬生寺を興隆した円覚上人(1223~1311)が
仏の教えを説こうとしたが、集まる群衆の多さで聞き取れなかった。
そこで考えついたのが、わかりやすく身ぶり手ぶりの無言劇に仕組んだ
持斎融通念佛(じさいゆうずうねんぶつ)。
これが、壬生狂言の始まりと伝えられている。
近世からは、民衆の娯楽としても発展した。
「カンデンデン」と俗に呼びならわされる鐘と太鼓のお囃子。
そのリズムに乗せて演じられる素朴な無言劇は、洗練された能楽や狂言とは
一味ちがった味わいがあり、それぞれに見せ場があり飽きることなく3時間の
公演を見た。
でも時間の都合や寒さに我慢が出来なくて大原女まで見て途中で退場。
表情や手の動き、指の動きで面白みを出すという地味な狂言が
気の遠くなるほどの伝統の重みを背負っているというわけ。
寺を出て八木家の和菓子屋さんでお抹茶とお菓子で少し温まる(^_-)-☆
狂言の写真撮影は禁止なので、説明などと一緒にネットからお借りしました。