何時だったか市の広報で見つけて申し込み、1ヶ月に1度だが
「万葉を読む会」に楽しく出席させてもらっている。
斎藤茂吉著「万葉秀歌」上巻がテキストで、講師はなくはじめは不安だったが、
行って見ると物知りの方々が多くて、いろんなことを教えて頂け、
1ヶ月が待ち遠しい様になって楽しんでいた。
ところが先月はひょんと失念し、ジムに出かけたら若い友人が
「あれ~今日は…」と私の予定を覚えてくれていて指摘されたが…
あとの祭り(^_-)-☆
その後、買い物中にその会の仲間の方に会い、最終日の今日の宿題を
聞かせてもらう。
今まで読んで勉強してきた上巻の中から、自分の好きな歌を5首
選んでくること… そんなわけでmamaGONの選んだ歌は…
春過ぎて夏来たるらし白妙の衣ほしたり天の香具山 持統天皇
以前米田雄郎の歌碑を訪ねて大和香具山の麓へ行ったことがある。
丘のようななだらかな小山が印象に残り、白い衣が結構インパクトがあり
好きな歌の一つ。おおらかなリズムが良い。
ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ
柿本人麿
この歌もゆったりしたリズムと広がる景色が見えるようで好きな歌。
吾はもや安見児得たり皆人の得がてにすとふ安見児得たり 藤原鎌足
諸手を挙げて喜んでいる…この時代のことは判らないが、大の男が歓喜して
得意になっている様子が繰り返し「安見児得たり」という表現に素直に出ていて、
思わず微笑みが浮かぶような歌である。
家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子
熊野古道を歩いた折り、有間皇子が19歳の若さで暗殺されたという場所を
訪れた。その背景を思うと心痛む歌だが、旅の途中の不自由さを
詠った歌としても充分に観賞出来る良い歌だと思う。
若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る 山部赤人
和歌の浦には子供の時からよく遊びに行った思い出がある。
磯でイソギンチャクを採ったり海牛を見つけたり…
そんな思い出も一緒にこの景色とリズムが好きである。
以上5首は私の選んだ歌。人気があったの額田王や山部赤人など…
額田王の歌のいじらしい女心が共感を呼ぶのか…
ちなみに11人中4人が男の人、後の女の人はほぼmamaGONの世代。
11月30日には講師が来て(猿丸太夫)の話を聞かせてくれる予定。
引き続き下巻の勉強もしたいな~
「万葉を読む会」に楽しく出席させてもらっている。
斎藤茂吉著「万葉秀歌」上巻がテキストで、講師はなくはじめは不安だったが、
行って見ると物知りの方々が多くて、いろんなことを教えて頂け、
1ヶ月が待ち遠しい様になって楽しんでいた。
ところが先月はひょんと失念し、ジムに出かけたら若い友人が
「あれ~今日は…」と私の予定を覚えてくれていて指摘されたが…
あとの祭り(^_-)-☆
その後、買い物中にその会の仲間の方に会い、最終日の今日の宿題を
聞かせてもらう。
今まで読んで勉強してきた上巻の中から、自分の好きな歌を5首
選んでくること… そんなわけでmamaGONの選んだ歌は…
春過ぎて夏来たるらし白妙の衣ほしたり天の香具山 持統天皇
以前米田雄郎の歌碑を訪ねて大和香具山の麓へ行ったことがある。
丘のようななだらかな小山が印象に残り、白い衣が結構インパクトがあり
好きな歌の一つ。おおらかなリズムが良い。
ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ
柿本人麿
この歌もゆったりしたリズムと広がる景色が見えるようで好きな歌。
吾はもや安見児得たり皆人の得がてにすとふ安見児得たり 藤原鎌足
諸手を挙げて喜んでいる…この時代のことは判らないが、大の男が歓喜して
得意になっている様子が繰り返し「安見児得たり」という表現に素直に出ていて、
思わず微笑みが浮かぶような歌である。
家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子
熊野古道を歩いた折り、有間皇子が19歳の若さで暗殺されたという場所を
訪れた。その背景を思うと心痛む歌だが、旅の途中の不自由さを
詠った歌としても充分に観賞出来る良い歌だと思う。
若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る 山部赤人
和歌の浦には子供の時からよく遊びに行った思い出がある。
磯でイソギンチャクを採ったり海牛を見つけたり…
そんな思い出も一緒にこの景色とリズムが好きである。
以上5首は私の選んだ歌。人気があったの額田王や山部赤人など…
額田王の歌のいじらしい女心が共感を呼ぶのか…
ちなみに11人中4人が男の人、後の女の人はほぼmamaGONの世代。
11月30日には講師が来て(猿丸太夫)の話を聞かせてくれる予定。
引き続き下巻の勉強もしたいな~