博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

な、なんだってーーー!!?

2007年10月05日 | ニュース
例によって2ちゃんねるの武侠・古装劇関係スレを見てましたら、恐るべき情報を発見……

それはBSジャパンで10/7からドラマ『関羽』の放映が始まる……ことではなく、コニービデオからトニー・レオン、アンディ・ラウ版の『鹿鼎記』のDVDがリリースされることです。しかもノーカット版……↓
http://www.chinasoft.co.jp/catalog/1-dorama/roku/main.html

このメーカー、いつもは『三国志』とか安全パイの作品しか手を出さないくせに、突然大清帝国シリーズと銘打って『康熙王朝』・『雍正王朝』をリリースしたりと、たまにこういう冒険をしますね。

80年代TVB金庸ドラマシリーズの中で、『射英雄伝』や『神雕侠侶』ではなくこの作品に手を出したのは、トニー・レオン、アンディ・ラウの二大スターが共演しているから(更に言えば、それに加えてレスリー・チャンが主題歌を歌っているから)でしょうけど、日本の武侠ファンには『鹿鼎記』のウケが悪いというような事情は全く把握していないんでしょうなあ…… 個人的にはフェリックス・ウォン主演の『射英雄伝』をリリースしてほしいところですが。
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中国古装劇の危機?

2007年09月08日 | ニュース
「中国古装劇令観衆厭倦陥入空前低潮」
http://www.news365.com.cn/xwzx/whyyyl/200607/t20060725_1033357.htm

1年以上前のニュースなんですが、2chの武侠関係スレで紹介されているのを見て、興味深い内容だったので取り上げてみることに。

要するに当局が歴史ドラマや武侠ドラマなどの古装劇の放映枠を制限するという通達を出したものの、それ以前にそもそも同じような題材や設定、キャスティングで作品を粗製濫造してきたもんだから、視聴者に飽きられてしまって古装劇の視聴率は下がる一方だという内容です。

確かに最近、呉越の争いをテーマにした『臥薪嘗胆』・『越王句践』がほぼ同時期に放映されたり、『貞観長歌』と『貞観之治』が同じく同時期に放映されたりと(これに至っては題名まで酷似していて、どっちの作品がどう違うのか説明されてもよくわからないと思います……)、おかしいとは思っていたんですよね(^^;) 

日本の大河ドラマと同様、中国の歴史ドラマも舞台となる時代やエピソードは割と限られているようです。まあ、ある時代や題材のドラマがヒットしたら、二匹目のドジョウを狙って同じような作品が次々と作られるというのもあるんでしょうけど。胡歌主演の『射英雄伝』も、李亜鵬主演版から3年しか経ってないのにまたやるの?という感じで槍玉に挙がってますなあ。

それにしても『江山風雨情』ってそんなに視聴率取れてなかったのか…… 内容自体は見応えのあるものだったんですが。まあ、舞台が明末清初というのも思いっきりありがちなんですけどね。
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ハリー・ポッターと中華帝国?

2007年08月22日 | ニュース
よそさまのブログで取り上げられていた記事ですが、個人的にかなりヒットしたネタなので、うちでも取り上げることにします。

原作者は激怒!ニセ第8章「ハリーポッターと中国帝国」発見―上海市 (レコードチャイナ)

要するに『ハリポタ』のパチもんが上海で売り出されているという話なんですが、そのタイトルが『ハリー・ポッターと中国帝国』。内容は記事によると、「中身はハリーポッターの登場人物と中国歴史文学の有名人をごちゃ混ぜにして、そこに中国の武侠小説と西洋魔術の要素を取り入れた」というものだそうで、そうなると俄然、詳細なストーリー展開が知りたくなってくるわけであります(^^;)

以下、私が想像する『ハリー・ポッターと中国帝国』です。

復活したダンブルドアの口から、ハリーが実は岳飛、ヴォルデモートは秦檜の生まれ変わりで、二人は前世の因縁により戦う運命にあったことが明かされる。神仙や妖怪を次々と配下に収め、勢力を拡大するヴォルデモート。

天上の玉帝と西王母もこの事態を捨て置けなくなり、ハリーの助っ人として八仙を送り込むが、あろうことかそのうちの半数がヴォルデモートの配下となる。ハリーはやはり助っ人に駆けつけた孫悟空や 哪吒から九陽真功、乾坤大挪移といった絶技を授けられるが、一方のヴォルデモートも九陰真功と降龍十八掌を修得。そして更に『葵花宝典』を入手したことにより、最強の魔人へと変身した!ハリーは果たしてヴォルデモートを打ち破り、前世の因縁を断ち切れるのか!?

天界の神仙の存亡を賭けた戦いが、いま切って落とされる!!

まあ、実物を読んでみたら「俺の妄想の方が面白かったYo!」と嘆くことになるんでしょうけど(^^;)
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金庸先生来日ほか

2007年07月31日 | ニュース
八雲慶次郎さんのmixi日記によりますと、9月30日(日)に京都太秦映画村内の芝居小屋「中村屋」で開催される「国際クロスメディアシンポジウム 歴史創作の魅力を探る ~アジアンエンタテインメントの展望~」にて、金庸先生が来日・講演されるというとです。立命館大学映像学部などが主催で、立命館孔子学院も絡んでいるみたいですね。要参加申込とのこと。公式サイトはこちらです。

それと何気なくYahoo動画をのぞいていたら、いつの間にかドラマ『聊斎』の日本語版なんてのがアップされてました。オールスターキャストで制作された『聊斎志異』のドラマ版ということで、いつか日本でもDVDが出るんじゃないかと思っていたら、まだ一部分のみとはいえネット上で無料で見られるようになってしまうとは……(DVDはリリースされていないようなので、Yahoo動画オリジナルだと思います)

実はこの作品、DVDを購入したまま放ったらかしにしていたのですが、何だかもの凄く損した気分です(^^;) まあ、例によって圧縮版を安値で入手したので、そんなに元手はかかってないんですけどね……
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武侠版白雪姫と七人の子人?

2007年07月19日 | ニュース
「ジェット・リーの次回作はディズニーの超大作、白雪姫守るカンフー僧に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000001-rcdc-ent

このニュースによると、李連杰の次回作は米ディズニー・中国合作の映画『白雪公主与七武士(仮)』で、ナタリー・ポートマン演じる白雪姫を李連杰ら七人の少林寺修行僧が魔女の手から守るという内容になるとのことです。

私が時々世界の名作・古典やベストセラー小説を武侠物の世界に置き換えたらどうなるか妄想したりするというのはこのブログで二、三度触れたと思いますが、白雪姫の七人の子人を少林寺僧に置き換えるという発想は無かったよ!この設定を思いついた人に素直に脱帽です。どんな作品に仕上がるのか今から楽しみです。
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『宮廷画師郎世寧』日本語版DVDリリース

2007年07月16日 | ニュース
先日まで鑑賞していた『宮廷画師郎世寧』ですが、8月に日本語版DVDがリリースされるとのことです。

アマゾンの予約ページ
Yes Asiaの予約ページ(こちらは早々とパッケージ写真がアップされてます)

日本語版タイトルは『康煕 雍正 乾隆 清王朝三代に仕えた宮廷画師 朗世寧』で、発売元は『康熙王朝』『雍正王朝』の発売元でもあるコニービデオ。ノーカットDVD8枚組です。ということはまたそのうちBSジャパンやGYAOで放映されたりするんでしょうか。
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故宮のスタバ その後

2007年07月14日 | ニュース
以前、北京故宮内で開店しているスタバに撤去を求める声が強まっているというニュースを紹介しましたが、下にリンクした続報によると結局故宮内からの撤退が決まったようです。で、本日7/14をもって閉店した模様……

「『故宮のスタバ』ついに撤退=伝統ブランドを重視-北京」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070714-00000077-jij-int

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上海新天地リニューアル

2007年05月29日 | ニュース
昨日上海新天地から『CHAI』という雑誌が送られてきまして、この雑誌によりますと、難波の上海新天地がまたもやリニューアルしたようです。今まで7階にあった書籍・CD・DVD売り場が1階に移ったとのことですが、開店以来これが何回目のリニューアルなんでしょうか。最早年中行事と化した感がありますね(^^;)

DVD売り場は移転するたびに売り場が狭くなっているのですが、売り場面積と反比例して品揃えは逆に良くなっているような気がします。今回も品揃えがどう変わっているのか楽しみであります。また大阪に出た時にでものぞいてみますか。
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『笑傲江湖』と章子怡

2007年05月10日 | ニュース
「お金に目がくらんだチャン・ツィイー『縁切り宣言』に涙」

上の記事は『初恋の来た道』に出演後、仕事に恵まれなかった章子怡にドラマ版『笑傲江湖』出演の依頼が舞い込み、オファーを受けようとしたところ、張芸謀から怒られて泣く泣くこの話をあきらめることになり、かわりにアン・リー監督を紹介されて『グリーンデスティニー』に出演することになったという話です。

どこまで本当なのかよくわからない話なんですが、まかり間違えば章子怡と李亜鵬が共演する事態になっていたんですね。金庸ドラマで脚光を浴びる章子怡というのも見たかったような気がしますが(^^;)

しかし仮に彼女がオファーを受けていたとしたら、どの役をやらせるつもりだったのか気になりますね。岳霊珊ではもったいないような気がしますし、やっぱり任盈盈でしょうか。
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『北京ヴァイオリン』ドラマ版

2007年03月08日 | ニュース
陳凱歌監督『北京ヴァイオリン』のドラマ版がこの春からNHK-BS2で放映されるとのこと。

「NHK海外ドラマ 2007年春のラインナップ」
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/2007spring/index.html

4/5放映開始で全24話とのことですが、ここ10年近くNHKでは中国ドラマを放映していなかったので、随分唐突な感じがしますね。まあ、NHKが好みそうな題材ではあるんですけど……
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