『王の男』(イ・ジュンイク監督、イ・ジュンギ等出演、2006年、韓国)
『チャングム』の序盤に登場した暴君・燕山君がネタにされているという理由だけで鑑賞。物語は燕山君やその寵姫を笑いものにして人々の喝采を得ていた旅芸人のコンビがひょんなことから当の燕山君のお気に入りとなり、宮廷お抱えの芸人となるというものです。二人は表では聖人君子ぶりながら裏では汚職に励んだり弱い者を食い物にしたりする重臣たちを面白おかしくからかう芸を宮廷で披露しますが、それによって燕山君は重臣達の粛清を開始し、やがてその暴虐が止め処もなくエスカレートしていく……
燕山君と中性的なイ・ジュンギ演じる旅芸人・コンギルとの同性愛がテーマになっているらしいということで、二人のラブシーンを見せられたりするのかとやや不安な気持ちで劇場に入りましたが、意外にも冒頭でコンギルが悪いお大尽に手籠めにされそうになったほかはそういうシーンはなく、安心して最後まで見ることができました(^^;) 燕山君とコンギルの関係はいわゆる「やおい」的なものではないです。(相方の芸人のチャンセンが、コンギルが燕山君に手籠めにされたのではないかと疑うシーンはありますが……)
ラストシーンも思ったより後味が良かったですね。この映画、どうも題名から受けるイメージで随分と損をしているんじゃないかという気が……
『チャングム』の序盤に登場した暴君・燕山君がネタにされているという理由だけで鑑賞。物語は燕山君やその寵姫を笑いものにして人々の喝采を得ていた旅芸人のコンビがひょんなことから当の燕山君のお気に入りとなり、宮廷お抱えの芸人となるというものです。二人は表では聖人君子ぶりながら裏では汚職に励んだり弱い者を食い物にしたりする重臣たちを面白おかしくからかう芸を宮廷で披露しますが、それによって燕山君は重臣達の粛清を開始し、やがてその暴虐が止め処もなくエスカレートしていく……
燕山君と中性的なイ・ジュンギ演じる旅芸人・コンギルとの同性愛がテーマになっているらしいということで、二人のラブシーンを見せられたりするのかとやや不安な気持ちで劇場に入りましたが、意外にも冒頭でコンギルが悪いお大尽に手籠めにされそうになったほかはそういうシーンはなく、安心して最後まで見ることができました(^^;) 燕山君とコンギルの関係はいわゆる「やおい」的なものではないです。(相方の芸人のチャンセンが、コンギルが燕山君に手籠めにされたのではないかと疑うシーンはありますが……)
ラストシーンも思ったより後味が良かったですね。この映画、どうも題名から受けるイメージで随分と損をしているんじゃないかという気が……