『少年楊家将』第22~28話まで見ました。
遼の蕭太后は無辜の民を呪殺した罪で投獄されていた術師・天霊を召し出し、彼の推薦した蠱毒使い・夏侯戦を登用し、辺境の百水城への出兵を決意。耶律斜と夏侯戦は戦いの前に偵察のために宋の都に潜入。夏侯戦は見境なく蠱毒をまき散らし、京城の民を毒殺。実はこの夏侯戦、関紅の父親の仇であった。関紅は彼が都にやって来たのを知ると何度か仇討ちを試みるが、そのたびに返り討ちに遭い、密かに耶律斜に救われる。実は耶律斜は以前無理矢理関紅の家に居候して以来彼女に好意を抱いていたのである。彼女もその好意に気付いていたが、耶律斜が夏侯戦の仲間であることを知ると、彼に反発する。
これと前後して遼軍が百水城への出兵を開始し、勅命により楊家軍が出征して迎え撃つことになる。しかし楊家軍が到着した頃には既に夏侯戦が百水城内に蠱毒をまき散らしており、病毒が蔓延していた。楊家軍は内には病毒に冒された民衆の不満、外には遼軍の攻撃に悩まされる。そこへ都から関紅が到着。彼女は楊家軍に病毒が夏侯戦の蠱毒によるものであることを知らせる。楊四郎は出征前に羅姑娘が夏侯戦の蠱毒の解毒薬を作っていたことを思い出し、都に戻って彼女の解毒薬と援軍を求めることを提案する。五郎が囮となって遼軍の攻撃を惹き付けている間に四郎は敵の包囲を突破し、都に無事帰還する。
四郎は太宗に謁見し、援軍の派遣と羅姑娘の解毒薬の精製を求める。しかし群臣はそんな小娘が蠱毒の解毒薬を作れるはずがないと疑いを隠さない。四郎とともに出廷した佘賽花は自ら蠱毒を服毒したうえで羅姑娘の解毒薬を飲み、効果を実証しようとするが、なかなか薬の効き目が現れない。そこで宮廷に身を寄せていた隠士・崔応龍が彼女に茶を飲ませるとようやく解毒薬の効果が現れた。太宗は解毒薬の効果を認め、援軍の派遣と羅姑娘の従軍を承認。実はこの崔応龍、四郎の師父であり、また佘賽花の師兄でもあった。援軍は八賢王を総大将とし、楊四郎・羅姑娘に加えて佘賽花・崔応龍も従軍することになった。
その頃、百水城内では楊家軍の兵士にも病毒が蔓延し、また遼軍の流言を信じた民衆によって楊業が刺されるという事件がおこる。また都からの援軍も遼軍の攻撃に阻まれてなかなか百水城に辿り着けない。そこで崔応龍は百水城への方角に向けて大風を呼び寄せ、羅姑娘の粉薬を風に乗せて城内へと飛ばすことにした。城内に粉薬が届くと瞬く間に病毒が治まった。援軍が近づいているのを知った楊家軍は遼軍への猛攻撃を開始し、援軍と呼応して遼軍を撃破。関紅は楊五郎の協力を得て父の仇・夏侯戦を討ち果たす。
遼の宮廷では戦いは土壇場で敗北に終わったものの、天霊の罪を許し、彼を国師に任じて耶律斜とともに宋との戦争を指揮させることとする。実はこの天霊は崔応龍と同門でともに道術を学んでいたが、天霊が師父を殺害した後、崔応龍は師父の仇討ちのために別の武術家に弟子入りし、佘賽花と兄妹弟子となったのである。
一方、楊七郎は天牢から脱獄してから四郎の師である崔応龍への弟子入りを果たし、百水城での戦いの頃は山中で師父の留守を守っていた。彼はある日山賊の頭領の娘・杜金娥と出会い、彼女が死んだ小琳とそっくりであるのに驚く。杜金娥は素性を隠して金持ちの家に嫁入りしようとしていたが、七郎は彼女の結婚相手が別の女性を妊娠させていたことを知ると、こんなの結婚してもロクな目に遭わないと思い、婚家に彼女が山賊の娘であることを暴露し、結婚を破談にさせてしまう。
実は遼軍の国師となる天霊は物語の序盤からチョコチョコと登場していたのですが、このパートから出番が増えます。この天霊を演じているのは張紀中の金庸ドラマでお馴染みの巴音さんです。この天霊のライバルとなる崔応龍はこれまた『射英雄伝』の丘処機役でお馴染みの周浩東さん。しかし今回は冷静沈着で万事に控え目という役柄で、丘処機とは性格がまるで違います(^^;)
この天霊と崔応龍の設定は原典の呂洞賓と鍾離権を意識しているような感じですね。原典では二代目の楊六郎の代に八仙の一人である呂洞賓が遼軍に味方して散々楊家軍を苦しめますが、楊家軍にもやはり八仙の一人である鍾離権が味方に付き、呂洞賓と対抗するというエピソードがあるとのこと。さすがに神仙を物語に持ち込むのはナンなので、人間の術師に設定を置き換えたということなんでしょうか。
遼の蕭太后は無辜の民を呪殺した罪で投獄されていた術師・天霊を召し出し、彼の推薦した蠱毒使い・夏侯戦を登用し、辺境の百水城への出兵を決意。耶律斜と夏侯戦は戦いの前に偵察のために宋の都に潜入。夏侯戦は見境なく蠱毒をまき散らし、京城の民を毒殺。実はこの夏侯戦、関紅の父親の仇であった。関紅は彼が都にやって来たのを知ると何度か仇討ちを試みるが、そのたびに返り討ちに遭い、密かに耶律斜に救われる。実は耶律斜は以前無理矢理関紅の家に居候して以来彼女に好意を抱いていたのである。彼女もその好意に気付いていたが、耶律斜が夏侯戦の仲間であることを知ると、彼に反発する。
これと前後して遼軍が百水城への出兵を開始し、勅命により楊家軍が出征して迎え撃つことになる。しかし楊家軍が到着した頃には既に夏侯戦が百水城内に蠱毒をまき散らしており、病毒が蔓延していた。楊家軍は内には病毒に冒された民衆の不満、外には遼軍の攻撃に悩まされる。そこへ都から関紅が到着。彼女は楊家軍に病毒が夏侯戦の蠱毒によるものであることを知らせる。楊四郎は出征前に羅姑娘が夏侯戦の蠱毒の解毒薬を作っていたことを思い出し、都に戻って彼女の解毒薬と援軍を求めることを提案する。五郎が囮となって遼軍の攻撃を惹き付けている間に四郎は敵の包囲を突破し、都に無事帰還する。
四郎は太宗に謁見し、援軍の派遣と羅姑娘の解毒薬の精製を求める。しかし群臣はそんな小娘が蠱毒の解毒薬を作れるはずがないと疑いを隠さない。四郎とともに出廷した佘賽花は自ら蠱毒を服毒したうえで羅姑娘の解毒薬を飲み、効果を実証しようとするが、なかなか薬の効き目が現れない。そこで宮廷に身を寄せていた隠士・崔応龍が彼女に茶を飲ませるとようやく解毒薬の効果が現れた。太宗は解毒薬の効果を認め、援軍の派遣と羅姑娘の従軍を承認。実はこの崔応龍、四郎の師父であり、また佘賽花の師兄でもあった。援軍は八賢王を総大将とし、楊四郎・羅姑娘に加えて佘賽花・崔応龍も従軍することになった。
その頃、百水城内では楊家軍の兵士にも病毒が蔓延し、また遼軍の流言を信じた民衆によって楊業が刺されるという事件がおこる。また都からの援軍も遼軍の攻撃に阻まれてなかなか百水城に辿り着けない。そこで崔応龍は百水城への方角に向けて大風を呼び寄せ、羅姑娘の粉薬を風に乗せて城内へと飛ばすことにした。城内に粉薬が届くと瞬く間に病毒が治まった。援軍が近づいているのを知った楊家軍は遼軍への猛攻撃を開始し、援軍と呼応して遼軍を撃破。関紅は楊五郎の協力を得て父の仇・夏侯戦を討ち果たす。
遼の宮廷では戦いは土壇場で敗北に終わったものの、天霊の罪を許し、彼を国師に任じて耶律斜とともに宋との戦争を指揮させることとする。実はこの天霊は崔応龍と同門でともに道術を学んでいたが、天霊が師父を殺害した後、崔応龍は師父の仇討ちのために別の武術家に弟子入りし、佘賽花と兄妹弟子となったのである。
一方、楊七郎は天牢から脱獄してから四郎の師である崔応龍への弟子入りを果たし、百水城での戦いの頃は山中で師父の留守を守っていた。彼はある日山賊の頭領の娘・杜金娥と出会い、彼女が死んだ小琳とそっくりであるのに驚く。杜金娥は素性を隠して金持ちの家に嫁入りしようとしていたが、七郎は彼女の結婚相手が別の女性を妊娠させていたことを知ると、こんなの結婚してもロクな目に遭わないと思い、婚家に彼女が山賊の娘であることを暴露し、結婚を破談にさせてしまう。
実は遼軍の国師となる天霊は物語の序盤からチョコチョコと登場していたのですが、このパートから出番が増えます。この天霊を演じているのは張紀中の金庸ドラマでお馴染みの巴音さんです。この天霊のライバルとなる崔応龍はこれまた『射英雄伝』の丘処機役でお馴染みの周浩東さん。しかし今回は冷静沈着で万事に控え目という役柄で、丘処機とは性格がまるで違います(^^;)
この天霊と崔応龍の設定は原典の呂洞賓と鍾離権を意識しているような感じですね。原典では二代目の楊六郎の代に八仙の一人である呂洞賓が遼軍に味方して散々楊家軍を苦しめますが、楊家軍にもやはり八仙の一人である鍾離権が味方に付き、呂洞賓と対抗するというエピソードがあるとのこと。さすがに神仙を物語に持ち込むのはナンなので、人間の術師に設定を置き換えたということなんでしょうか。