博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『臥薪嘗胆』その6(完)

2008年01月06日 | 中国歴史ドラマ
『臥薪嘗胆』第35~最終第41話まで見ました。

越から捧げられた美女西施と鄭旦に溺れる夫差。伍子胥は相変わらず越に用心しろと夫差に諫言し続けますが、夫差の怒りを買ってとうとう自殺に追い込まれるハメに……



上の画像は雷鳴が轟く中伍子胥が夫差から与えられた剣で自決する場面ですが、ここだけ切り取ってみるとまるで白のガンダルフみたいですね(^^;) 「わしが死んだら、呉が越に滅ぼされるのが見えるように目玉を刳り抜いて門に架けるのじゃ!」というお馴染みのセリフも出て来ます。

そう言えばこのドラマで伍子胥がこれ見よがしに白髪になっているのは、ひょっとして彼が楚から逃亡する時に苦悩のあまり一晩で白髪になったという話に基づいているのでしょうか。

その合間に越では呉を打ち破るべく着々と準備を進めます。夫差が呉軍の主力を率いて黄池の会盟に赴いた隙を突き、句践自ら呉へと進軍。急報を聞いた夫差は諸侯との会盟もそこそこに呉へと引き揚げますが、時既に遅く、呉の王城は越によって陥落したのでありました。

夫差は王宮に籠もって自決しようとしますが、その時、どこからともなく死んだはずの伍子胥が自分を責める声が…… それは果たして伍子胥の亡霊が発したものなのか、それとも夫差自身の幻覚のなせる業なのか?夫差は伍子胥の批難に発憤し、思い切って自ら句践に降伏することにしますが……

【総括】

というわけでやっとこさ完結です。

このドラマはBGMにクラシックを使ってみたりして雰囲気だけは高級感にあふれているのですが、正直なところ肝心の話の中身が退屈そのもので、かといってこれまで触れたように時代考証が凝っているわけでもなく、途中で何度か見るのをやめようかと思いました(^^;) そこを我慢して何とか最後まで見る気にさせたのは、ひとえに主役の陳道明と胡軍、そして数々の愛すべき爺たちといった男優陣の魅力に負うところが大きいです。

ここ1~2年ぐらいで中華圏で放映された呉越物のうち、陳坤主演『争覇伝奇』はマクザムから日本語版DVDがリリースされ、陳宝国主演『越王句践』も日本のテレビ局が放映権を取得したとのこと。で、この作品だけ何で買い手がつかないんかなあと思ってたのですが、全編通してみてその理由が何となくわかりました……
コメント (2)
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