『漢武大帝』第9~15話まで見ました。
息子の劉栄が皇太子となったことで早くも皇后気取りの栗妃。景帝の姉館陶長公主にも偉そうな態度を取ったことで彼女の怒りを買い、栗妃の兄を騙して栗妃を皇后に冊立するよう上奏させ→景帝激怒→劉栄を廃太子にして臨江王に冊封、栗妃を廃妃のコンボで栗妃母子を政治的に葬ってしまいます。宮廷はまっこと恐ろしか所です……
太子廃位で景帝の弟劉武(梁孝王)がいよいよ自分に太子の地位が回ってくる番だと策動し始めたのを見て、景帝は改めて聡明な質の十男の劉彘を皇太子に冊立。彼を劉徹と改名し、儒者衛綰を師として帝王教育を開始します。すなわち本編主役である所の後の武帝であります。
しかしそうなると前太子の劉栄が目の上のタンコブだということで、景帝の意を承けた酷吏郅都がささいなことから劉栄を捕らえ、自殺に追い込みます。しかしそれが景帝の母の竇太后の怒りを買い。景帝はやむを得ず郅都を中郎将から匈奴との最前線である雁門の太守へと左遷。晁錯の件と言い、景帝が部下にすべての責任を押っつけるシーンが目立ちますなあ……
そして4年後、劉徹少年は杜淳へと成長しました(^^;)

『大旗英雄伝』で鉄中棠を演じていた人です。この人、特に人気があるという話も聞いたことがないのですが、去年から今年にかけて放映された『敵営十八年』や『走西口』といった中央電視台の政治ドラマの主演に抜擢されてます。やっぱり父親で俳優の杜志国の七光りなんでしょうか……
で、この劉徹青年がいっちょまえに儒学と黄老の学との間の矛盾に悩んだり、匈奴に対する漢の弱腰ぶりに憤ったりしております。
今回のツッコミ所
○勉強の合間に春画を眺める皇太子劉栄。……この時代にもこんなものがあったのかよ!しかしこの手の猥褻物は発掘などで発見されても発掘報告などではスルーされてしまうと聞いたことがあるので、いっぺんその手の図録で調べてみる価値がありそうですね(^^;)
○子供たちの中でも最もかわいがっている劉武を皇太子に据えようとする竇太后に対し、空気を読まずに君主の位の兄弟相続が歴史上どんな惨劇を生んだかという話を延々と続け、皇太后を卒倒させた袁盎。……しかしそんな彼も劉武の手の者に暗殺されてしまいますが。
○郅都を追い詰めたり、儒者の轅固生を豚と対決させたりと暴走が止まらない竇太后。……史実通り黄老の学を愛し、儒学を排斥しようとしますが、このドラマの『老子』の扱われ方って、どうも相田みつをの詩とか自己啓発系ビジネス書みたいな感じなんですが(^^;) まあ、実際そんなもんだったのかもしれませんが。
息子の劉栄が皇太子となったことで早くも皇后気取りの栗妃。景帝の姉館陶長公主にも偉そうな態度を取ったことで彼女の怒りを買い、栗妃の兄を騙して栗妃を皇后に冊立するよう上奏させ→景帝激怒→劉栄を廃太子にして臨江王に冊封、栗妃を廃妃のコンボで栗妃母子を政治的に葬ってしまいます。宮廷はまっこと恐ろしか所です……
太子廃位で景帝の弟劉武(梁孝王)がいよいよ自分に太子の地位が回ってくる番だと策動し始めたのを見て、景帝は改めて聡明な質の十男の劉彘を皇太子に冊立。彼を劉徹と改名し、儒者衛綰を師として帝王教育を開始します。すなわち本編主役である所の後の武帝であります。
しかしそうなると前太子の劉栄が目の上のタンコブだということで、景帝の意を承けた酷吏郅都がささいなことから劉栄を捕らえ、自殺に追い込みます。しかしそれが景帝の母の竇太后の怒りを買い。景帝はやむを得ず郅都を中郎将から匈奴との最前線である雁門の太守へと左遷。晁錯の件と言い、景帝が部下にすべての責任を押っつけるシーンが目立ちますなあ……
そして4年後、劉徹少年は杜淳へと成長しました(^^;)

『大旗英雄伝』で鉄中棠を演じていた人です。この人、特に人気があるという話も聞いたことがないのですが、去年から今年にかけて放映された『敵営十八年』や『走西口』といった中央電視台の政治ドラマの主演に抜擢されてます。やっぱり父親で俳優の杜志国の七光りなんでしょうか……
で、この劉徹青年がいっちょまえに儒学と黄老の学との間の矛盾に悩んだり、匈奴に対する漢の弱腰ぶりに憤ったりしております。
今回のツッコミ所
○勉強の合間に春画を眺める皇太子劉栄。……この時代にもこんなものがあったのかよ!しかしこの手の猥褻物は発掘などで発見されても発掘報告などではスルーされてしまうと聞いたことがあるので、いっぺんその手の図録で調べてみる価値がありそうですね(^^;)
○子供たちの中でも最もかわいがっている劉武を皇太子に据えようとする竇太后に対し、空気を読まずに君主の位の兄弟相続が歴史上どんな惨劇を生んだかという話を延々と続け、皇太后を卒倒させた袁盎。……しかしそんな彼も劉武の手の者に暗殺されてしまいますが。
○郅都を追い詰めたり、儒者の轅固生を豚と対決させたりと暴走が止まらない竇太后。……史実通り黄老の学を愛し、儒学を排斥しようとしますが、このドラマの『老子』の扱われ方って、どうも相田みつをの詩とか自己啓発系ビジネス書みたいな感じなんですが(^^;) まあ、実際そんなもんだったのかもしれませんが。