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博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『蘭陵王』その4

2013年11月08日 | 中国歴史ドラマ
『蘭陵王』第18~23話まで見ました。

雪舞が貞児の難病を治した功績により、宇文邕が北斉との停戦を提案。北斉側もそれを受け入れ、しばしの平和が訪れます。その間にいよいよ蘭陵王と雪舞との婚礼が行われることに。

一方、その蘭陵王の王妃の有力候補だった鄭児は、祖珽の一味と見なされての身分に落とされ、石窟寺院の建設現場で強制労働をさせられておりました。そこで仲間と信じた人間に陥れられたりして、すっかり人間が変わってしまいます。そして密かに建設現場より脱走し、蘭陵王府へと逃れて匿われることになりますが、折しも時は蘭陵王と雪舞との婚礼の前日。それを知った鄭児は雪舞が蘭陵王を奪ったと逆恨みし、彼女から蘭陵王の妃の地位を取り戻すことを決意。つまり鄭児はヤンデレさんになってしまったのです。

婚礼の後、蘭陵王は武成帝より国庫の赤字の解消を命じられ、そして夫が仕事をしている間に雪舞は密かに韓暁冬と傷兵村へと赴き、村人たちの自活を促すことに。ここで彼女が戦争で手足を失った村人のために義肢・義足や専用の農作業器具を発明したりしていますが、主役が何かを発明して周囲を驚かせるというのはタイムスリップ物によくあるシチュエーション。雪舞はやっぱり未来人の役回りなのではないかと思ってしまいますがw

しかしその隙を突いて、本来王妃でなるべきでない雪舞が王妃となったことで蘭陵王府に不幸が訪れるとか、韓暁冬が雪舞を横恋慕しているといった謡言を流したりと、鄭児が暗躍。その気配を察した韓暁冬が鄭児に警告したりしていますが、「韓暁冬さん、必要以上にヤンデレを刺激しちゃダメ!逃げてーーー!!」と思って見てたら、王府の使用人を辞めて村に帰ることになり、無事に逃げてくれましたw

そこで事態を察した皇太后が雪舞を助けるために蘭陵王府にしばらく滞在することになり、鄭児をよそに嫁がせようとしますが、皇太后の飲むお茶に肉桂を混ぜて昏倒させたり、雪舞に仮病を使わせて蘭陵王の気を引こうとする計画を暴き立てたりと、鄭児が雪舞側に勝ちっぱなしです。ヤンデレ無双です。もう誰も彼女を止められないのか(絶望) このあたりの描写を見てると、何となくジョースター邸で跡取り息子のジョナサンを陥れて不利な立場に追い詰めるディオを想像してしまいますw そして鄭児の目論み通り、蘭陵王と雪舞の夫婦仲がギクシャクしていきますが……
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