『蘭陵王』第42~最終46話まで見ました。
謎の覆面の義士に扮した蘭陵王は、弟の安徳王や元の部下たちには正体を明かし、ともに庶民をいたぶる官兵を成敗したりしてますが、妻の雪舞にはなかなか正体を明かしませんw 雪舞は覆面の義士が夫とは知らないままに手助けをしようとしますが、却って蘭陵王を追っていた祖珽に捕らえられてしまいます。ついでに雪舞を助けに来た宇文邕も一緒に捕らえられ、祖珽に毒を飲まされて「解毒薬が欲しけりゃワシの言うことを聞くんだな!」と脅されますが、皇帝が相手だとこの手の脅しや人質の身の安全などあっさりスルーされるのが中華ドラマのセオリー。救出に駆けつけた蘭陵王とともに「そんなの関係ねえ!」と祖珽を斬殺してしまいます。
で、事ここに至ってようやく蘭陵王は雪舞に正体を明かし、生まれたばかりの赤子とともにしばし一家三人団欒の時をすごします。一方、宇文邕は祖珽の毒薬を解毒する術がなく、残された寿命があと三年と知らされ、生きている間に華北統一を成し遂げようと北斉討伐を決意。平陽の地で北周・北斉両軍の決戦となりますが、攻めこまれた高緯の方は軍営まで着いてきた鄭児のせいで勝機を逃し、それを斛律光に責められると自ら彼を殺害。その行いを非難した太師の段韶も投獄してしまいます。そしてどうせ北周に攻めこまれるならと、都の鄴城を綺麗さっぱり燃やしてしまって鄭児と二人民間へと逃れようと計画。
その鄭児はと言えば、段韶を公開処刑すると触れ回り、蘭陵王を鄴城におびき寄せようとしますが……
【総括】
日本語版DVDの発売が決定済みということで、結末の詳細については省略。このドラマについては一時期流行したタイムスリップ物の変形版みたいなもので、占い師の一族として予知能力や医術などを受け継ぐヒロインの雪舞が未来人の役回りで、序盤で雪舞の祖母が彼女と蘭陵王との出会いを阻もうとしたのは、彼女が蘭陵王と出会うことで、本来蘭陵王の鄭妃となるはずであった鄭児の運命を雪舞が乗っ取ってしまうことになり、歴史が改変されてしまうことを恐れていたからではないかと考えていたのですが、結末を見ると、単に雪舞が蘭陵王と結婚することで、彼女が××ことになる(蘭陵王と出会わなければそれが回避される)のを知っていたからだと思い当たった次第。
全体的に展開が早く、いい具合にツッコミ所もありと楽しめた作品なんですが、投げやりな最終話の展開だけはもうちょっと何とかならんかったもんかなと……
謎の覆面の義士に扮した蘭陵王は、弟の安徳王や元の部下たちには正体を明かし、ともに庶民をいたぶる官兵を成敗したりしてますが、妻の雪舞にはなかなか正体を明かしませんw 雪舞は覆面の義士が夫とは知らないままに手助けをしようとしますが、却って蘭陵王を追っていた祖珽に捕らえられてしまいます。ついでに雪舞を助けに来た宇文邕も一緒に捕らえられ、祖珽に毒を飲まされて「解毒薬が欲しけりゃワシの言うことを聞くんだな!」と脅されますが、皇帝が相手だとこの手の脅しや人質の身の安全などあっさりスルーされるのが中華ドラマのセオリー。救出に駆けつけた蘭陵王とともに「そんなの関係ねえ!」と祖珽を斬殺してしまいます。
で、事ここに至ってようやく蘭陵王は雪舞に正体を明かし、生まれたばかりの赤子とともにしばし一家三人団欒の時をすごします。一方、宇文邕は祖珽の毒薬を解毒する術がなく、残された寿命があと三年と知らされ、生きている間に華北統一を成し遂げようと北斉討伐を決意。平陽の地で北周・北斉両軍の決戦となりますが、攻めこまれた高緯の方は軍営まで着いてきた鄭児のせいで勝機を逃し、それを斛律光に責められると自ら彼を殺害。その行いを非難した太師の段韶も投獄してしまいます。そしてどうせ北周に攻めこまれるならと、都の鄴城を綺麗さっぱり燃やしてしまって鄭児と二人民間へと逃れようと計画。
その鄭児はと言えば、段韶を公開処刑すると触れ回り、蘭陵王を鄴城におびき寄せようとしますが……
【総括】
日本語版DVDの発売が決定済みということで、結末の詳細については省略。このドラマについては一時期流行したタイムスリップ物の変形版みたいなもので、占い師の一族として予知能力や医術などを受け継ぐヒロインの雪舞が未来人の役回りで、序盤で雪舞の祖母が彼女と蘭陵王との出会いを阻もうとしたのは、彼女が蘭陵王と出会うことで、本来蘭陵王の鄭妃となるはずであった鄭児の運命を雪舞が乗っ取ってしまうことになり、歴史が改変されてしまうことを恐れていたからではないかと考えていたのですが、結末を見ると、単に雪舞が蘭陵王と結婚することで、彼女が××ことになる(蘭陵王と出会わなければそれが回避される)のを知っていたからだと思い当たった次第。
全体的に展開が早く、いい具合にツッコミ所もありと楽しめた作品なんですが、投げやりな最終話の展開だけはもうちょっと何とかならんかったもんかなと……
相変わらず、大意しかわかりませんが(泣) 皇上のくせにメチャクチャ、フットワークの宇文さんのファンになりました(^w^)
しかし、またお約束の血を吹き出すシーンは……他に死に方ないのでしょうかね。
吾皇万歳万々歳――って、あの頃からあったんですか?
また、他のお話の紹介楽しみにしております。
私も実はオーソドックスなイケメンの蘭陵王よりはアクの強い宇文邕の方が(^^;)
血を噴き出す演出や「吾皇万歳万歳万々歳」は、「崖から落ちて死んだ人はいません」展開と同じく、中華ドラマのお約束ということで納得していただくしかw
「吾皇万歳~」は時代劇語・時代劇しぐさの一種でしょう。当時本当に使われたかどうかは別として、入れておかないと何となくサマにならないという…
臣下が皇帝に対して使う「奴才」もそのひとつですね。これも清朝に入ってからの言葉だと思うのですが、清以前の時代のドラマでも耳にします。
皇帝に対しては、「」もよく聞きますよね。皇后や妃たちなら皇帝の前では「臣妾」、普段は「本宮」。蘭陵王は、普段は「本王」、皇帝の前では「微臣」。雪舞は「民女」でしたっけ。
近頃は、NHKの【大河】でさえあれれ?ですけれど(^w^)
この年末に台湾に出掛けたら、【蘭陵王】の関連物、よく見かけましたよ。小説は読めないので、写真集を購入しました。歩歩…の九爺や四と十三の母后まで、出ているんですね。
プロフの画像は台湾ドラマ『包青天』の展昭の衣装を着たニャンコです。展昭のあだ名は「御猫」なので、ニャンコがニャンコのコスプレをしているというギャグになっているわけですw
>たぬきママさま
時代考証は……正史などで人物関係はある程度押さえているようですが、当時の風習などの風俗考証はたぶんやっていないと思います。そもそも中華圏の歴史物でそこまでこだわったものはほとんどありませんし……
「包青天」ですか、φ(..)メモメモ
台湾の時代劇って見たことないかも…
現代恋愛もののイメージが強くて…(^^;)
ドラマの中で「寒食節」が出てきて何だろう?と思ったのですが、これは鮮卑族というより漢族の風習ですか?
もう一つ、雪舞の祖母、楊林氏となってましたが、楊林が姓?それとも楊が姓で林が名前?いやいや、雪舞の父方の祖母だから、別姓のはず?ちょっとそこが気になってます。
>たぬきママさま
日本でもBSフジで放送が決まりましたね。日本語吹き替えですけれど…これで日本語の関連書籍とかも発売されるかも?期待しましょう。
9爺=楊堅はすぐにわかったのですが、徳妃=皇后は気が付きませんでした!
『包青天』は90年代の作品なんで、F4出演ドラマとかが流行する以前のものですね。
「寒食節」は漢族というか中国古来の伝統行事ということでいいのではないかと。そもそも『蘭陵王』の制作スタッフは鮮卑族の伝統とかそんなことまで考証していないと思います(^^;)
雪舞の祖母の「楊林氏」というのは、夫の姓と実家の姓を合わせて呼んだものですね。楊氏に嫁いだ林氏ということだと思います。ドラマでもたまーにそういう呼び方が出て来ます。