博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大明風華』その1

2020年02月20日 | 中国歴史ドラマ
見たいドラマが山積みの中、明王朝物ということでちょっと気になった『大明風華』に手を付けてみることに。今回は第1~4話まで鑑賞。

ヒロイン若微は明の建文帝に仕える御史大夫景清の長女として生まれましたが、永楽帝によるクーデター靖難の変により、両親は非業の死を遂げ、妹とは生き別れになり、自分はその昔景清に恩を受けたという武官孫愚に引き取られ、その一人娘孫若微として生きることに。妹の方は宮廷女官胡尚儀に引き取られ、その養女胡善祥として生きることになります。


そして10年後。『ラスト、コーション』以来となる湯唯演じる孫若微は、義父や仲間たちとともに反政府組織に身を投じ、永楽帝暗殺のために日夜力を尽くしておりましたが、計画はダダ漏れで暗殺は失敗、孫愚とともに商売人の親子ということで捜索を逃れようとします。


そこへ永楽帝の愛孫で後の宣徳帝朱瞻基が錦衣衛に扮して捜査に訪れます。もちろん周囲には身分を隠し、「黄大人」と名乗っています。特務の一員と暗殺未遂事件の重要容疑者として出会った朱瞻基と孫若微ですが、朱瞻基の方は若微が気になるようで……?


宮廷では病弱で頼りない太子朱高熾(後の洪熙帝)をその次弟漢王がちくちくと追い詰め、太子の地位を返上させようとせっせと頑張っておりますが、どことなく星野仙一を思わせる面立ちの永楽帝↑はそんな魂胆などお見通しで、太子はあくまで朱高熾であると重臣たちの前で宣言し、漢王の野心を挫きます。


で、今回は永楽帝の夢の中で朱元璋が登場したあたりまで。この朱元璋の顔、本放送時に物議を醸したということですが、CGで作り込んでいるようです。特殊メイクの模様。

ヒロイン姉妹は後に2人とも宣徳帝の后妃となるということで(一応お断りしておくと2人が姉妹で景清の娘というのはこのドラマの創作です)、このドラマ要するに明王朝版『宮廷の泪・山河の恋』ということなんでは……とイヤな予感がするのですが、終盤の土木の変を楽しみにもう少し見続けてみることにします。

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4 コメント

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Unknown (さとうしん)
2020-02-24 08:48:09
「美人無涙」は取り敢えず于正ファンなら間違いなく楽しめる作品とだけ…
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Unknown (静香山人)
2020-02-23 09:17:06
あと「美人無涙」ですが、これもそんなアレな作品なんでしょうか?まだ見てないですけど。
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Unknown (さとうしん)
2020-02-20 21:59:31
まあ作り物っぽいのがダメなんでしょう。
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Unknown (静香山人)
2020-02-20 21:06:29
朱元璋の顔、明らかに画像(不細工な方)を意識していますね。でもそんなにアレですかね?
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