浅田次郎『マンチュリアン・リポート』(講談社・2010年9月)
治安維持法改正に反対して投獄された志津中尉だが、その主張が「あのお方」に認められ、特命により張作霖爆殺事件の真相を解明するべく、中国へと渡航することに……
というわけで、『中原の虹』の番外編というか後日談です。張作霖が本編『中原の虹』の主人公なだけに、爆殺事件は本編第3部のテーマとなるかと思いきや、今回の番外編のネタに持ってきましたね。今回はこの志津中尉の報告と、張作霖爆殺事件の当事者である×××(一応ネタバレ防止のために伏せておきます)の述懐が交互に進められるという形で話が展開していきます。正直、本編の『中原の虹』よりこっちの方がおもろいなと(^^;)
で、『蒼穹の昴』以来の主役である春児もちゃんと登場。宮仕えを始めてからはや30年ということですっかりいいおじさんになってますが、『中原の虹』終了後から今回の作品の間までに裏では色々と画策していた模様……
治安維持法改正に反対して投獄された志津中尉だが、その主張が「あのお方」に認められ、特命により張作霖爆殺事件の真相を解明するべく、中国へと渡航することに……
というわけで、『中原の虹』の番外編というか後日談です。張作霖が本編『中原の虹』の主人公なだけに、爆殺事件は本編第3部のテーマとなるかと思いきや、今回の番外編のネタに持ってきましたね。今回はこの志津中尉の報告と、張作霖爆殺事件の当事者である×××(一応ネタバレ防止のために伏せておきます)の述懐が交互に進められるという形で話が展開していきます。正直、本編の『中原の虹』よりこっちの方がおもろいなと(^^;)
で、『蒼穹の昴』以来の主役である春児もちゃんと登場。宮仕えを始めてからはや30年ということですっかりいいおじさんになってますが、『中原の虹』終了後から今回の作品の間までに裏では色々と画策していた模様……
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