『大宋少年志』第31~36話まで見ました。
韓断章は、実は契丹族ではなく、渤海の遺民の首領大延琳の遺児でした。遼国内で大延琳が渤海の遺民を率いて反乱を起こし、本物の韓断章が殺害された際に、父親の命令で韓断章にすり替わり、反乱鎮圧後は遼への復讐のために工作活動をしていたという次第。同じ渤海の遺民でも、主体的な形では陰謀の遂行者にはならず、「宋に生きている限りは宋の民」とかばってくれる友人に恵まれた小景と対照的な描写になっています。
韓断章は雲霓郡主を宋の貴顕と政略結婚させ、遼国内で彼女の兄の雲安親王に猜疑の目が向けられるようにし、遼宋両国間で不審感を煽り立てようとしておりました。しかし陰謀の道具にされそうになった雲霓は、和親を裁可した宋の皇帝の詔勅を一旦受け入れた後に自害を選び、遼宋の双方に顔を立てる形で陰謀をぶち壊します。その過程で劉生ら秘閣の学生からも死者を出したことで、陸観年の怒りを買い、韓断章は陸観年によって始末されます。そして彼は呂簡の忠告を受け入れ、秘閣の閉校を決意。
それから二ヶ月後。父親に小景との結婚を反対された王寛は、二人して趙簡を頼って邠州へと赴きます。趙簡は父親とともにその任地である邠州で暮らすようになっていたのでした。更に元仲辛の兄元伯鰭も邠州に赴任し、彼を付け狙う梁竹も潜入している模様。趙簡が病を抱えた父親を慮って結婚を考えていると知った元仲辛らも邠州へと向かいます。
邠州は西夏ともほど近いということで、西夏の商人が多く入り込み、宋の商人とたびたびトラブルを起こしておりました。再会した元仲辛と趙簡は、宋人と西夏の人との双方から信望を得ている武威軍都尉の秦無涯の息子を暴漢の魔の手から救い出し、彼の知遇を得ます。
一方、趙簡との結婚の件は、元仲辛の非嫡出子という身分から父親の王爺に反対されるかと思いきや、娘が好意を持っている人物なら割と誰でも良さそうな雰囲気です。しかし肝心の元仲辛自身は、自分との結婚が彼女を害することになる、ある目的のために今は結婚できないと、乗り気でない模様…… それでもということで無理やり趙簡の婿選びのための筆記試験を受けさせられますが、そこで彼と婿の座を競い合った邠州商会会長の林墨生が、屋敷の召使いともども皆殺しにされてしまうという怪事件が発生。その黒幕は……
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どうやら皆から信望を得ているはずの秦無涯の模様です。
そして趙簡にも今ひとり求婚者が現れますが、その正体は……
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牢城営の話で登場した西夏のスパイ丁二こと米禽牧北でした。現在は将軍となっていますが、趙簡への思いは捨てられなかったようです。というか「娘子」と今の時点から思い切り嫁扱いしています (^_^;)
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この米禽牧北が当年の祈川寨の戦いの大将であったということで、元伯鰭、そして梁竹は彼を討ち取って死んでいった兵士たちの仇をとろうとします。しかし現在は宋の客人ということで手出しはかなわず。彼は宋・西夏の友好の証として、宋の皇帝に趙簡との和親を認めてもらおうとしますが……
韓断章は、実は契丹族ではなく、渤海の遺民の首領大延琳の遺児でした。遼国内で大延琳が渤海の遺民を率いて反乱を起こし、本物の韓断章が殺害された際に、父親の命令で韓断章にすり替わり、反乱鎮圧後は遼への復讐のために工作活動をしていたという次第。同じ渤海の遺民でも、主体的な形では陰謀の遂行者にはならず、「宋に生きている限りは宋の民」とかばってくれる友人に恵まれた小景と対照的な描写になっています。
韓断章は雲霓郡主を宋の貴顕と政略結婚させ、遼国内で彼女の兄の雲安親王に猜疑の目が向けられるようにし、遼宋両国間で不審感を煽り立てようとしておりました。しかし陰謀の道具にされそうになった雲霓は、和親を裁可した宋の皇帝の詔勅を一旦受け入れた後に自害を選び、遼宋の双方に顔を立てる形で陰謀をぶち壊します。その過程で劉生ら秘閣の学生からも死者を出したことで、陸観年の怒りを買い、韓断章は陸観年によって始末されます。そして彼は呂簡の忠告を受け入れ、秘閣の閉校を決意。
それから二ヶ月後。父親に小景との結婚を反対された王寛は、二人して趙簡を頼って邠州へと赴きます。趙簡は父親とともにその任地である邠州で暮らすようになっていたのでした。更に元仲辛の兄元伯鰭も邠州に赴任し、彼を付け狙う梁竹も潜入している模様。趙簡が病を抱えた父親を慮って結婚を考えていると知った元仲辛らも邠州へと向かいます。
邠州は西夏ともほど近いということで、西夏の商人が多く入り込み、宋の商人とたびたびトラブルを起こしておりました。再会した元仲辛と趙簡は、宋人と西夏の人との双方から信望を得ている武威軍都尉の秦無涯の息子を暴漢の魔の手から救い出し、彼の知遇を得ます。
一方、趙簡との結婚の件は、元仲辛の非嫡出子という身分から父親の王爺に反対されるかと思いきや、娘が好意を持っている人物なら割と誰でも良さそうな雰囲気です。しかし肝心の元仲辛自身は、自分との結婚が彼女を害することになる、ある目的のために今は結婚できないと、乗り気でない模様…… それでもということで無理やり趙簡の婿選びのための筆記試験を受けさせられますが、そこで彼と婿の座を競い合った邠州商会会長の林墨生が、屋敷の召使いともども皆殺しにされてしまうという怪事件が発生。その黒幕は……
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どうやら皆から信望を得ているはずの秦無涯の模様です。
そして趙簡にも今ひとり求婚者が現れますが、その正体は……
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牢城営の話で登場した西夏のスパイ丁二こと米禽牧北でした。現在は将軍となっていますが、趙簡への思いは捨てられなかったようです。というか「娘子」と今の時点から思い切り嫁扱いしています (^_^;)
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この米禽牧北が当年の祈川寨の戦いの大将であったということで、元伯鰭、そして梁竹は彼を討ち取って死んでいった兵士たちの仇をとろうとします。しかし現在は宋の客人ということで手出しはかなわず。彼は宋・西夏の友好の証として、宋の皇帝に趙簡との和親を認めてもらおうとしますが……
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