ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

プチ・ホリエモン現象ってのがあるらしい。やっぱりIT業界のIは、投資のIだよね

2005-03-02 16:04:49 | Weblog
 この記事によると、
  http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005022817.html

 プチ・ホリエモンというのが、増殖しているらしい。

 うーん、やっぱりIT業界のIは、投資(investment)のI
 ちなみにTは、トリック(trick)のTかな。

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ウィリアムのいたずらが行った場合の「コピーされるほど儲かるシステム」の見積もり

2005-03-02 12:29:55 | コピーされるほど儲かるシステム!
 ウィリアムのいたずらが行った場合の「コピーされるほど儲かるシステム」のちゃんとした見積もりをします。

 以下の手順で行います。




(あ)要素にわける
   (あ-1)まず、ユーザーの利用の仕方の絵を書く
   (あ-2)つぎに、その絵を実現するための技術を書く
   (あ-3)その技術を実現する手順の絵を書く
   (あー4)これで出来るのか読みきる。できなければ、修正

(い)手順、予算、期間は大体決まっていることが多い。
     →そこで、それを、並べる

(う)(あ)のシナリオどおりやって、予算、期間的に間に合うか、
   大丈夫かあ?って考える。

(え)(あ)や(う)で起きたリスクを他のものに置き換えられないか等、
    リスク回避の対応策を考える。

(お)で、大体システムが思いついたら、それは、RFPで言っている要望を
   満たしているか、もう一度確認する。




つまり、何回も、大丈夫かどうか確認しています。ここで、システムを読みきる作業をしています。ここでシステムが読みきれないと、プロジェクトは失敗してしまいます。

 ただし、このやり方は、規模的に読みきることが可能な規模の開発の場合です。
 数千万規模以下の開発の場合に使えます。「コピーされるほど儲かるシステム」はもちろん、この数千万円以下に属するので、この方法でも大丈夫でしょう。

 では、以下から、その内容です(あとは、純粋なコンピューターシステムのお話なので、コンピューター関係の人でないと、面白くないと思います)。



■■あ-1:まず、ユーザーの利用の仕方の絵を書く

 大雑把に言うと、こんな感じです。
(a)まず、日々、作品を作っていきます
(b)それをホームページで紹介します
 →紹介するページは、第11話で話したホームページ
(c)1つの作品としてまとまったら、作品を完成させます。

■■あー2:その絵を実現するための技術を書く

(a)は、ブログを使えば出来ます
(b)は、ブログで作った内容を、11話で話したホームページに変換すればできそう
 →たとえばブログをRSSで出力しHTMLに変換するソフトを使えばできそう
  (XSLTというのを使うと出来る。XSLTのフリーソフトとしてXalan等がある)
 →じつは、この方法では、大きな問題がある。そのどんでん返しは後で話します。
(c)は、7話のExcelファイルです。

■■あー3:その技術を実現する手順の絵を書く

(a)まず、ブログで作品を毎日作っていきます。同時期に2つの作品を並行して作ることも考えられるので、「カテゴリ」を使い、1作品1カテゴリとなるようにして記述します。

(b)そして、HPを作成します。ブログは、このHPの形式になっていないので、ブログの記事をXML(RSS)で取得して、そのXML(RSS)をXSLTを使ってHTMLファイルに変換します。
 その際、更新された作品(=カテゴリ)について調べ、その結果を書き出し、What's Newにします。また、infomationは、ブログのinfomathinカテゴリに書くことにし、BBsはブログのBBSにリンクします。

(c)(b)と同様に、ブログの記事をRSSで取得し、XSLTによってテキストに変換して、Excelに読み込みます。この部分をExcelマクロで書きます。




■■ あー4:これで出来るのか読みきる。できなければ、修正
 では、これでいいかどうか、読みきってみましょう。
 すべての入出力を読みきれるか(技術的に疑問点はないか)というと。。。
 あります。RSSに落としてくるところです。
 ということで、調べてみます。

 そうすると。。。先ほど書いたとおり、「じつは、この方法では、大きな問題がある」。どこかというと、RSSのホームページを呼び出しただけでは、すべての内容を取得できない(1ページ分くらい表示したら、終わってしまう)。

 ここで、取りうる対応は2つ
(1)RSSに、すべてのデータを取得する方法があるかもしれないので、調べる
(2)RSSリーダーのように、一定時間たったら、サイトを確認しに行き、最新の記事を保存しておく。そうすれば、手元にすべてのデータを持っていることが出来る。

 しかし、見積もりなので、調べている時間はない。こういうときはどうするか。時間がかかるけど、安全確実なほうで、見積もりをたて、受注するまでの間に調べる。時間がかかり、安全確実なのは(2)。だから今回(2)を選ぶ。


■■(あ)のまとめ

 これをまとめると、システムは、以下のようになります。

((a)は、既存のブログを使うだけなので省略)

(b)ホームページ出力時



(c)Excel出力時


 ここで、以下のように、プログラムとRFPの項目を関連付けます。
(1)プログラム1は、Excel、ホームページとも共通です。
  →Excel,ホームページ連携?

(2)プログラム2、プログラム3、ファイル1
  →自分の作品を発表できるページ

(3)プログラム4、ファイル2
  →7話のExcelファイル

■■(い):手順、予算、期間を並べる

 これは、13話で書いたとおりです。


■■(う):(あ)を(い)の中に当てはめて、大丈夫かあ?って考える。

 ギャンブルです。
 問題は、Excel,ホームページ連携の部分が、1週間でコーディングが終わるか?
 自分の作品を発表できるページはプログラム2本、ファイル1ファイル(といっても、このファイル、XSLだから、プログラム書いてるみたいなもん)の計3つを1週間(1プログラム2日!)で終わるか。。。
 終わらないとは言い切れない。でも、終わるとも言い切れない。ギャンブル。
(ギャンブル=リスキーを超えている)

■■(え):(あ)や(う)で起きたリスクを他のものに置き換えられないか

 問題は、ブログからとってきてしまうからです。
 もし、ブログを使わず、ユーザーが、自分のパソコンで、作品ファイルと更新し、それをアップロードするようにすればいいのです。
 そうすると、以下のようになります。

 こうなると、全体でプログラムを3本しか開発しない((あ)の考えでは、プログラム4本、ファイル2本、合計6本)ので、大幅に作業が減り、できそうな気がしてきます。

■■ (お):RFPで言っている要望を満たしているか

 満たしていません。
 (え)の案では、作品のExcelファイルとホームページを結びつける方法がありません。実は、これを自動でやると、難しいです。
 しかし、ホームページのHTMLファイルは、自分で手作業で作成するのだから、そのときに、Excelファイルをリンクしてくれればいいです。
 ということで、ここではわざわざ、システムを作る必要なし!ということで、「Excelホームページ連携」は、いらないということにしましょう。

  
■■ で、この意見を営業と調整すると

 で、この考えをもとに、営業と調整すると。。。多分、こっぱみじんに玉砕するでしょう。理由は、この次に書きます。 

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