ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ITSSで、レベルに対する価格が書き入れられなかったことは、良かったと思う。

2005-03-11 11:55:08 | 開発ネタ
 いままでベンチャーの話をしてきたので、きょうは、普通のIT業界?の話
 またベンチャーの話はすぐにしますが、一息ということで。


 ITベンチャーでないソフト開発会社っていうのも多くある。
 で、今、ウィリアムのいたずらは、そういうところからお仕事をもらっているわけ。
 こーいう会社に流れてくる仕事は、こんなかんじ。

(1) 大手のハードメーカーとか、独立大手ソフトハウスがお仕事を取る
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(2) たいてい、その子会社にお仕事が分散される
      |
(3) 協力会社にお仕事が来る
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(4)ウィリアムのいたずらのようなフリーや、派遣の人たちにお仕事が来る。

(1)から(3)にお仕事が来ることもある。(2)を通すのは、口座の関係。
大手は、小さい協力会社とは、お取引をしない(口座がないという言い方をする)
そのため、管理会社として、(2)をおく。
 フリーの人で、(1)(2)から、お仕事をもらえる人は少ない、理由は。。。
わかりますね!口座の関係です。
 (3)が、ITSSで(最近は、情報処理試験でも)、出てくる、「協力会社」
ここに、中小下請けソフトハウスが入る(つまり、下請けとよばず、こういうきれいな
ことばでごまかすというわけだ)




 さて、ここで、社員がもらうお金の話。

 その日経コンピューターに書いてあったITSSの話だと、100万だと売上は
250万とみていたように、売上の40%(協力会社だと、無理して50%程度って
こともあるとおもうけど)を人件費としてはらって、だいたいOKなわけ。

 で、(2)の卸値は、管理代だけしか引かないと、90%、(3)へは他社なので
60%くらいと考えると
(1)の従業員は、売上の40%
(2)の従業員は、売上の90%*40%=36%
(3)の従業員は、売上の90%*60%*50%=27%くらい?
(4)のフリーは、売上の90%*60%*60%=32%くらい?
と考えると、大会社従業員>その子会社従業員>フリーSE>協力会社社員
の年収になり、協力会社社員は若手だから、まあ、そういう給料体系なのかな。。。
と、思ってしまいがちですが、ここに、大きな落とし穴があります。

(3)の給料は安いことはたしかです。しかし、フリーの場合、仕事が立て続けに
くるとはかぎりません。つーか、きません。
 結果として、(1)、(2)の従業員>(大きな差があって)>(3)=(4)
位の構図になります。だから、コンピューター会社の社員の給与で、400万とか
えー??そんなに払ったら、いったい、ソフトの費用って、イクラになるのよ??
っていう話がおこりえます。

 ちなみに、派遣には、相場があるようです。
 たとえば、JavaとSQLができれば、60万位とか。。。
 (「できる」のレベルと力関係によりによって、この金額、相当変わる)
 この金額は、いま、(2)の従業員と(3)の間くらいになるとおもいます。
 (上記の60万は、卸値です、従業員には、60万の何割かしか払われない。
  40万くらい??かな)

 ですので、ITSSでもし、値段を決めると、そういうのに、答える人は、
(1)、(2)中心でしょうから、現在の派遣の相場が上がる可能性があります。

 でも、散々述べているように、顧客との間で採る見積もりは、仕様を決める以前
に決まっているため、そんなに動きません。
 結局、(3)、(4)の労働強化もしくは、賃金カットにつながってしまいます。

 なので、値段がきまんなくって、よかったです(^^;)v

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