ベンチャー企業に勤務したり、コンサルに入ったりして、思ったこと。
ベンチャーののシステム設計を受け持った場合、注意する点があります。
それは、外見的にはできそうなんだけど、よーく考えるとできないシステムっていうのがある。それを、そのまま通してしまうと、あとで大変になる。
とくに、UMLなんかをつかうとき、ユースケースはかけるけど、実際に作れないなんていう場合がある。そのチェックのためにも、シナリオでの確認や、データでの裏とりが必要。
どうして、こんなことが起こるかというと、ベンチャーの構成要員が原因することが多いと思う。
ITベンチャーは、概して、以下の3種類ないしは4種類の人で構成されることが多い
(1)社長、幹部などの、「夢追い人」
(2)いそがしくて、何をやっているのか把握できない開発(雑用に近いことも)
(3)ITには、あんまり関係ないかんじの営業などの人
(4)きれいどころの広報、秘書、受付のおねーさま(ない場合もある)
この場合、(1)の夢追い人が、思いつきで、システムや事業プランをぶち上げる場合が、結構ある。スピード重視ということで、世間もそういうことに対し、批判どころか奨励しているふしもある。
で、(2)の営業とかは、その夢追い人のアイデアを実現させようとする。
ここで問題になるんだけれど、この間、だれも頭を使って考え抜いていない。
ベンチャーでなければ、アイデアを一度寝かせて考えるということをするんだけど、その過程がない。そこで、表面的にできそうとなると、それをビジネスモデル、システムにしようちしてしまうことがある。
その状態で開発に来ると。。。一見出来そうなんだけど、で、ユースケースは引けるんだけど、実際には、お金がなかったり、スケールが問題だったりする。
ネットを使ったビジネスで、電話回線数(電柱の問題)とか、物販でのキャンセル対応とか、銀行引き落としにしようと思ったら、振込依頼書の送付が必要だったりとか。。
この点、後手に回って、開発が後付けすると、システムがぼてぼてになったり、場合によっては、はじめのビジネスモデルができなかったりする。
シナリオを書いて、日付を入れていくと、気づくことが多いんだけどね。
で、じつは、その道のプロは、それを避けるために、まったく別な方法をとっていたりする。
ちょとちがうけど、似たような話で、ワールドレコーズという日テレの番組で、ロボットバトル選手権というのがある。
そこで、角田信朗 氏 が出ていたのですが、ロボットの扱い方が違うのです。
他の人はすぐにパンチをだすのですが、角田氏は、まず、ロボットを座らせて、腰を低くしてから、パンチをうちに行きます。
一見すると、腰を低くする動作は無駄です。でも、他のロボットを見ればわかるのですが、他のロボットは、パンチを撃った前後に不安定になり、倒れやすくなります。
角田氏は、格闘家なので、そのことを知っているのでしょう。そのため、一見、無駄に見える、座らせるという動作をいれて、腰を低くし、重心を落としてから、撃ちに行っています。
ベンチャーの開発も同じで、同業のプロなら、目的のことを行おうとする前に、(一見無駄に見えながらも)自分の防御をしてから、攻めに回るのに、ベンチャーの場合、それが見えないで、イケイケで攻めちゃう危険があります。
この場合、結局、後のフォローが大変になり、社員が辞めるなんていうことになりかねませんね(たとえば、無謀なサービス提供でクレーム処理に終われ、社員が辞めるとか)
ベンチャーののシステム設計を受け持った場合、注意する点があります。
それは、外見的にはできそうなんだけど、よーく考えるとできないシステムっていうのがある。それを、そのまま通してしまうと、あとで大変になる。
とくに、UMLなんかをつかうとき、ユースケースはかけるけど、実際に作れないなんていう場合がある。そのチェックのためにも、シナリオでの確認や、データでの裏とりが必要。
どうして、こんなことが起こるかというと、ベンチャーの構成要員が原因することが多いと思う。
ITベンチャーは、概して、以下の3種類ないしは4種類の人で構成されることが多い
(1)社長、幹部などの、「夢追い人」
(2)いそがしくて、何をやっているのか把握できない開発(雑用に近いことも)
(3)ITには、あんまり関係ないかんじの営業などの人
(4)きれいどころの広報、秘書、受付のおねーさま(ない場合もある)
この場合、(1)の夢追い人が、思いつきで、システムや事業プランをぶち上げる場合が、結構ある。スピード重視ということで、世間もそういうことに対し、批判どころか奨励しているふしもある。
で、(2)の営業とかは、その夢追い人のアイデアを実現させようとする。
ここで問題になるんだけれど、この間、だれも頭を使って考え抜いていない。
ベンチャーでなければ、アイデアを一度寝かせて考えるということをするんだけど、その過程がない。そこで、表面的にできそうとなると、それをビジネスモデル、システムにしようちしてしまうことがある。
その状態で開発に来ると。。。一見出来そうなんだけど、で、ユースケースは引けるんだけど、実際には、お金がなかったり、スケールが問題だったりする。
ネットを使ったビジネスで、電話回線数(電柱の問題)とか、物販でのキャンセル対応とか、銀行引き落としにしようと思ったら、振込依頼書の送付が必要だったりとか。。
この点、後手に回って、開発が後付けすると、システムがぼてぼてになったり、場合によっては、はじめのビジネスモデルができなかったりする。
シナリオを書いて、日付を入れていくと、気づくことが多いんだけどね。
で、じつは、その道のプロは、それを避けるために、まったく別な方法をとっていたりする。
ちょとちがうけど、似たような話で、ワールドレコーズという日テレの番組で、ロボットバトル選手権というのがある。
そこで、角田信朗 氏 が出ていたのですが、ロボットの扱い方が違うのです。
他の人はすぐにパンチをだすのですが、角田氏は、まず、ロボットを座らせて、腰を低くしてから、パンチをうちに行きます。
一見すると、腰を低くする動作は無駄です。でも、他のロボットを見ればわかるのですが、他のロボットは、パンチを撃った前後に不安定になり、倒れやすくなります。
角田氏は、格闘家なので、そのことを知っているのでしょう。そのため、一見、無駄に見える、座らせるという動作をいれて、腰を低くし、重心を落としてから、撃ちに行っています。
ベンチャーの開発も同じで、同業のプロなら、目的のことを行おうとする前に、(一見無駄に見えながらも)自分の防御をしてから、攻めに回るのに、ベンチャーの場合、それが見えないで、イケイケで攻めちゃう危険があります。
この場合、結局、後のフォローが大変になり、社員が辞めるなんていうことになりかねませんね(たとえば、無謀なサービス提供でクレーム処理に終われ、社員が辞めるとか)