昨日のお話のうち、
今回のエントリにあります、
>4.人の流れのうち、業務の役割の流れ
>5.人の流れのうち、インセンティブの流れ
が分かり難かったので、もう少し詳しくご説明いただけないでしょうか?
というコメントがありました。
するどい!
この分け方、放送大学大学院の、この先生「だけの」分け方だと思うんですよ!
で、そこに感動したんですけど、なんにも説明してないでした。
実際、その講座(経営システム1)でも詳しくやってなかったんだけど、
たぶん、こういう意味と、私が感じていることを説明します。
分析するとき、人、物、金の分析は、すると思うんです。
つまり、ユースケースで、業務を描いた後、その業務が、成立するかどうか(情報不足とかが、ないかどうか、物が流れてるかどうか)を確認します(この確認には、DFDを書くと図形的に分かるけど、UMLでは、かかない)。
で、そこで、ユースケースのアクター(実際には担当者になると思うけど)を持ち出して、担当者の観点から、その業務をまとめなおすという行為をする、これをアクティビティ図で表現したり(スイムレーンを部署とか、担当者にする)、シーケンス図にする(アクターを1つのクラス、オブジェクトと捕らえて表現してしまう)とか、清水建設が提唱するLFDとか、古来から、いろんな表現方法があるので、何で表現してもいいんだけど、そういう表現方法で記述し、実際、担当者レベルで見て、なにをやっているのかを作成し、それを担当者にヒアリングで確認するということは、やると思います。
っていうか、ここまでなんですよね。
ここで分類しているのは、物と人の業務の流れと、それに付随する情報の流れだけです。
でも、実際には、ビジネスなら、物が流れる時、ふつう、お金も流れているので、このあと、お金の流れを確認する必要があります。
つまり、それぞれの物に対して、このお金は、どういう形で支払われるのか?ということを確認するという作業です。
この辺について、UMLも、それ以前の考え方でも、(お金の回収も業務だから)あまり強調されていないので、効率的な確認方法は無いと思います(知らないだけかも)。
地道に確認するしかないかも。
で、今までは、ここで終わりなんだけど、ちょっとまって、って考えたのが、放送大学の先生の偉いところ!
アクターは、業務を行ったんだよねえ。
っていうことは、そのアクターに、お金払わなくっていいの?っていう考え方。
これは、社会的に考えると、「学歴社会から成果主義」とかいう話から入るんだろうけど、まあ、そこは省略。最近の場合、アクターが働いた分に対して、お金を払うというケースが出ている。
社外の人に対してなら、キックバック(リベートっす)とか、割引、マルチ商法とか(って、いいのかな?まあ、それまがいのもんとか)
社内の人に対してでも、成績によって、インセンティブを払うとかいう場合がでてきた。
そうすると、そのアクターごとに、
1.行われた(全ての)仕事に対して、インセンティブを与えなくていいのか?って考える必要がある。
2.そして、インセンティブを与えるとなったら、そのインセンティブの管理方法
(記録方法、支払方法)を考える
→(これは動的な側面、UMLなんかが得意)
3.とともに、インセンティブだけをまとめて考え(データ構造のような静的な側面)、
そのインセンティブが成立するかどうか、矛盾がないかを確認する必要がある
ここまで考えないと、最近の成果主義に基づいた、ドライな社会でのビジネスモデルは成立しない。
たぶん、こういうことが、言いたかったんだと思います。
しかし、インセンティブをめぐる管理方法と、そのインセンティブの整理、矛盾の発見方法は、まだあんまり考えられていないと思います。
実務上では、
(1)ラダー(ある量を販売すると、上のステージにいき、有利なインセンティブになる)制度がある場合、今月分を集計してからラダーに照らし合わせるのか?先月の成果を元にラダーを決めてから計算するのか?とか、
(2)対象が二重にかかっていいのかどうか?
(この商品を売ったら、10%のキックバック+合計1億円の売上の人は5%割引っていったとき、1億円販売し、かつ対象商品を売った人は、どっちの割引?それとも合算?)とか、
(3)インセンティブの支払い時期と方法、カウント時期など
で、部分的にはOKなんだけど、全体で見るとおかしいという矛盾が起きることがあります。
(SEに指摘されるまで、気づかない営業もいるほど)
このへんを、効率よく見つけられる手法って。。。ないんですよね。
(私が知らないだけかも)、成果主義や会計でもABC分析が入ってくると、問題になると思うけど。
今回のエントリにあります、
>4.人の流れのうち、業務の役割の流れ
>5.人の流れのうち、インセンティブの流れ
が分かり難かったので、もう少し詳しくご説明いただけないでしょうか?
というコメントがありました。
するどい!
この分け方、放送大学大学院の、この先生「だけの」分け方だと思うんですよ!
で、そこに感動したんですけど、なんにも説明してないでした。
実際、その講座(経営システム1)でも詳しくやってなかったんだけど、
たぶん、こういう意味と、私が感じていることを説明します。
分析するとき、人、物、金の分析は、すると思うんです。
つまり、ユースケースで、業務を描いた後、その業務が、成立するかどうか(情報不足とかが、ないかどうか、物が流れてるかどうか)を確認します(この確認には、DFDを書くと図形的に分かるけど、UMLでは、かかない)。
で、そこで、ユースケースのアクター(実際には担当者になると思うけど)を持ち出して、担当者の観点から、その業務をまとめなおすという行為をする、これをアクティビティ図で表現したり(スイムレーンを部署とか、担当者にする)、シーケンス図にする(アクターを1つのクラス、オブジェクトと捕らえて表現してしまう)とか、清水建設が提唱するLFDとか、古来から、いろんな表現方法があるので、何で表現してもいいんだけど、そういう表現方法で記述し、実際、担当者レベルで見て、なにをやっているのかを作成し、それを担当者にヒアリングで確認するということは、やると思います。
っていうか、ここまでなんですよね。
ここで分類しているのは、物と人の業務の流れと、それに付随する情報の流れだけです。
でも、実際には、ビジネスなら、物が流れる時、ふつう、お金も流れているので、このあと、お金の流れを確認する必要があります。
つまり、それぞれの物に対して、このお金は、どういう形で支払われるのか?ということを確認するという作業です。
この辺について、UMLも、それ以前の考え方でも、(お金の回収も業務だから)あまり強調されていないので、効率的な確認方法は無いと思います(知らないだけかも)。
地道に確認するしかないかも。
で、今までは、ここで終わりなんだけど、ちょっとまって、って考えたのが、放送大学の先生の偉いところ!
アクターは、業務を行ったんだよねえ。
っていうことは、そのアクターに、お金払わなくっていいの?っていう考え方。
これは、社会的に考えると、「学歴社会から成果主義」とかいう話から入るんだろうけど、まあ、そこは省略。最近の場合、アクターが働いた分に対して、お金を払うというケースが出ている。
社外の人に対してなら、キックバック(リベートっす)とか、割引、マルチ商法とか(って、いいのかな?まあ、それまがいのもんとか)
社内の人に対してでも、成績によって、インセンティブを払うとかいう場合がでてきた。
そうすると、そのアクターごとに、
1.行われた(全ての)仕事に対して、インセンティブを与えなくていいのか?って考える必要がある。
2.そして、インセンティブを与えるとなったら、そのインセンティブの管理方法
(記録方法、支払方法)を考える
→(これは動的な側面、UMLなんかが得意)
3.とともに、インセンティブだけをまとめて考え(データ構造のような静的な側面)、
そのインセンティブが成立するかどうか、矛盾がないかを確認する必要がある
ここまで考えないと、最近の成果主義に基づいた、ドライな社会でのビジネスモデルは成立しない。
たぶん、こういうことが、言いたかったんだと思います。
しかし、インセンティブをめぐる管理方法と、そのインセンティブの整理、矛盾の発見方法は、まだあんまり考えられていないと思います。
実務上では、
(1)ラダー(ある量を販売すると、上のステージにいき、有利なインセンティブになる)制度がある場合、今月分を集計してからラダーに照らし合わせるのか?先月の成果を元にラダーを決めてから計算するのか?とか、
(2)対象が二重にかかっていいのかどうか?
(この商品を売ったら、10%のキックバック+合計1億円の売上の人は5%割引っていったとき、1億円販売し、かつ対象商品を売った人は、どっちの割引?それとも合算?)とか、
(3)インセンティブの支払い時期と方法、カウント時期など
で、部分的にはOKなんだけど、全体で見るとおかしいという矛盾が起きることがあります。
(SEに指摘されるまで、気づかない営業もいるほど)
このへんを、効率よく見つけられる手法って。。。ないんですよね。
(私が知らないだけかも)、成果主義や会計でもABC分析が入ってくると、問題になると思うけど。