ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

シンクライアントの場合、CADとかで、問題が起こるって、昔聞いた。

2006-04-21 19:55:52 | Weblog

 前のブログでも書いた、サーバー側に全てをやらせる場合の問題の話。

 シンクライアントなんかでも、それで問題があるという話を昔、あるセミナーできいたことがある。

 そのシンクライアントは(つーか、一般にそうなのかも知んないけど)、
・サーバーがわで全て処理する
・画面の内容を、クライアント側に送る
・キーやマウスの操作情報をサーバーにおくり、サーバーで処理する
→つまり、昔でいうダム端とおなじ。
ってなかんじなのだ。
 で、講師は、この優位性を説いていたわけなのだが、質問の時間に、ある人が、

「CADとか使うと遅くなりませんか?」

といっていた。




たしかに、この方法だと、画面が変化するたびに、画面データを送るわけで、さらにサーバーでは、何台分のクライアントのCAD操作を処理するわけで、さらに何台もの画面データを送るとなったら回線が・・・
 などと考えると、このサーバー一括処理というのは、CADやフォトレタッチなどでは、きつそうだ。

 ちなみに、講師はしどろもどろになりながら、たしかにCADなどでは、遅くなるが、そーあんまり使わないでしょ!といっていたが、それは、そーとーむりがある。

 お役所などで導入するとすると、CADのようなデータはかなり多いわけで(道路工事するときの図面。どこにガスがはいってて、どこに電話線が埋まっててみたいな図を役所は保管している)、CADデータは重要なのだよ。




 もちろん、この場合、CADデータを読み込み時に、クライアント側のメモリ領域に転送してしまい、保存するときに、サーバーに保存するようにすれば、処理はクライアントのメモリ領域内のファイルだけとのやりとりなので、スピードはうるわしく速くなるだろう。

 しかし、この場合、端末に仮想側にメモリのドライブを用意して(ってできるのか?)そことやりとりなどというように、あとからこのやり方をするとなると、結構、手を入れないといけない(CADのプログラムのほうも対応しないといけないかもしんない)

現実解としては、こーいうシンクライアントを導入せず、ファイル共有によって、ファイルサーバーにデータを保存し、クライアント側には、保存しないということが考えられる。
 これでも、クライアント側はディスクレスにできるので、シンクライアントに近いものができる。
 しかし、この場合、今度は作業ファイルも、サーバー側にあるため通信でやりとりするようになる。




 あ、そうそう、そんなこと書くと、いやー簡単ジャン!自分のところにサーバー立てて、ファイルはそこに保存し、そことやり取りすれば、いいじゃんっていうかもしんないけど、それは、自分のところにファイルを保存することになるのでシンクライアントにならない。

 
 っていうわけで、サーバーに全部の処理を任せるという考えは、破綻してしまう。
 ということで、適所適材にデータを置くということになる。
 それが、前のブログで書いたファイルをどこにどう置くかという戦略が必要になってくるっていうことだったりする(ちょっと話がそれたので、強引に結論に持っていきました)。




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iアプリとBREWの開発上の違い:ファイル編

2006-04-21 14:31:30 | ケータイ

ちょっと時間とお金に余裕ができたので、
「iモードJavaプログラミング504i対応版」
っていう本を買ってみた。

ぱらぱらとめくってみて、ちょっと感じたのは、

BREW2.1の場合、ファイルアクセスは
・IFileMgrからIFileで、自分のアプリフォルダの中のファイルの入出力
・IFileCpで、データフォルダへのファイル書き出しと読み込み

BREW3.1の場合、ファイルアクセスは
・IFileMgrからIFileで、自分のアプリフォルダの中のファイルの入出力はもちろん
・IFileMgr(ファイルはfs:/card0/pc)からIFileで、MiniSDカードへの入出力
・IFileMgrからIFileで、その他共通エリアへのアクセス
 →審査上の規制有(出さなきゃいけないメッセージなどあり)
・IDataFolderで、データフォルダへのファイル書き出しと読み込み

となっているが、この本では、iアプリのファイルアクセスの方法がよくわかんない。。

どうも、ここによると、ScratchPad領域というのがあり、そこへ書き込み、読み込みができるようだ。
 ただ、ここに書いてあることが、今もそうなら、ScratchPad領域というのは、BREWのファイルで書ける容量より、はるかに小さそうだ

 とすると、システム設計する際に、iアプリでやるとすると、ファイルをどこにどう置くかという戦略が必要になってくる。テキトーにファイルに保存してしまうと容量が足りなくなるし、ネットワークアクセスしてサーバーに必ずお伺いを立てると、アプリとしてのスピードが遅くなるし、パケ代の問題も出てくる(定額制なら関係ないけど)

 これは、シンクライアントの場合などでも、問題になりそうなので、他の機会に書こうと思う。

 ただ、もちろん、定額制で、回線速度が速くり、サーバーに十分なリソースがあれば、このような戦略は要らず、どーんと、サーバーと通信してしまえばいいわけですけど。。

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