さっきのブログの、BCPについては、IT屋さんとして言いたい皮肉について。
インターネットはたしか、ARPAnetがもとになっていて、どっかが攻撃(災害なんかもおんなじことだけど)にあっても、通信できる形になっている。TCP/IPなら、他のルートでつながれば、いつも使っているルートがおかしくなっても、だいじょーぶ。
でも、インターネットを使って、会社間を結んでも、現在の主流は、サーバーにデータを集中させる。なので、結局、インターネットがつながっても、サーバーのデータが見れなければ、業務はできないっていうことになる。
もちろん、このために、現在は、東京と大阪の両方にデータをもつといったように、複数のデータを保持するという形が取られる。
しかし、この場合、たとえば、東京で地震があったとして、大阪がサーバーとして立ち上がれば、東京以外の人はいい。しかし、東京の人たちは、自分たちのサーバーが立ち上がるか、大阪のサーバーに接続できないと、作業は出来ない。だから、自分の部署だけが、復旧して、インターネットがつかえる環境になっても、サーバーが立ち上がらない限り、業務復活は出来ない。
では、インターネットのようにある部署が復旧したら、その部署だけでも、仕事ができるようにするにはどうしたらよいか?っていうと、その部署に必要なデータは、その部署内でデータを持つということになる。
簡単にするため、今、
東京に1課、2課、3課、大阪に1課、2課、名古屋に1課あったとする。
従来の持ち方だと、
東京に全データがあり
そのバックアップデータを東京と、大阪がもっているというイメージ。
この場合、アクセスは東京だけでいいので、効率的。
上記のように、部署ごとに持つとすると、
東京1課は東京1課のデータ
東京2課は東京2課のデータ
東京3課は東京3課のデータ
大阪1課は大阪1課のデータ
大阪2課は大阪2課のデータ
名古屋1課は名古屋1課のデータ
全体共通データは、東京で更新、各課にバックアップを配信
となるが、さあ、ここで、select文をかけたらどうなるか?
全部署に聞きに行かないといけないわけだが。。。
この問題を考えたデータベースに連邦型データベースというのがある。
サーバー側にselect文を発行すると、それぞれの支社のselect文に分けて、発行し、結果を集約して返してくれるというものなんだけど。。。
今、「連邦型データベース」でぐぐってみたけど。。
さいきん、そんなのやってる人いないみたいね。。
つーと、やっぱり、集中してDBをもつことになるので。。
インターネットを使っても、「自分の部署のネットは再開したけど、東京はダウン、大阪には、つながらないので、業務は出来ません」っていう状態になりそーだね。
まあ、地震が来たら、仕事なんかしちゃいけないよ!っていう意味だろーね
(そうなのか?)