自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

雪の渡り鳥

2010-03-09 12:11:41 | Weblog
「合羽からげて三度笠・・・」歌の文句ではかっこ良いが
今朝は朝から雪なので寒さをこらえて雪の堂々川へ
薄手のジャンパーは溶けた雪水が浸み通る



青鷺君の案内で雪の堂々川へ行く


参道入り口の水準点が17.5mの国分寺
雨交じりの雪が降る


日本一の砂留群の雪姿を下流から紹介していく


明治15年完成の0番砂留


「あんたも好きねー、よりによって雪の中を」と先導のサギが囁く
「うるさい詐欺をするより良い趣味だろう」そこで会話は途切れてしまう
ここからは国の登録有形文化財の砂留が続く


水浸しの1番砂留


百瀬川と言われていた江戸時代前期頃の瀬がここでいくつかみられる
このような瀬が100もあったから百瀬川と呼ばれていたようだ
しかし江戸時代にはここの道は獣道でひとが通ることは困難だった



3番砂留、4番砂留の雪姿
ホタルの幼虫は寒さには強いが暑さには弱い
30℃になると過半数のホタルはさようならと言いだす
そのホタルがたくさん飛ぶところ


3番砂留

4番砂留


砂留を綺麗に見せるために彼岸花をたくさん植え始めているところ
ここに白の彼岸花を植える計画をしている。日本一を祝して紅白の彼岸花群生地にしたい
球根を提供してくださる方がおられればコメントください


5番砂留


前回子供たちが思い出を作った6番砂留(堂々公園堰堤)


この場所の水準点が90m
ここと国分寺参道を比較すれば
堂々川の急流度がわかっていただけるはずだ


最後が鳶が迫砂留
江戸時代この堰堤の上に池があったなんて想像できますか
砂で埋もれて最終的には決壊しその後砂留が作られたと想像している



あらら、もうひとつ有形文化財があるはずだという人がおられるだろうが
あの砂留は山の中にあるのでもし不法投棄でもされたら
拾うのが大変であるからできるだけ隠すことにしている
つまり、さわらぬ神にたたりなしということでしょうか