自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

カスミサンショウウオ

2011-04-19 11:01:17 | Weblog
さんしょ さんしょ さんしょの話は あのねのね
にこにこにっこり ね かあさん お耳へこっそり あのねのね

童謡「ないしょ話」は秘密にしたい内緒の話を歌にしてある。
ところで、自然の世界にカエルとレッドデーターブックに掲載されている両生類
カスミサンショウウオ(絶滅危惧種Ⅱ類)と日本赤ガエル(広島県準絶滅危惧種)が
住む場所は簡単にはオープンできない。
悪い人がいて自分だけのものにしたいと捕獲して、家に持ち帰り結局殺してしまうケース
住む場所を荒らして両生類が住めなくするケースなどがある。

4月8日以降ようやく降った雨で
雨後のタケノコと言うがタケノコが土を割って顔を出した。


不謹慎だが
活断層を見るみたい


タケノコが顔を出すのが分かる法則がある。
山椒のかぐわしい若葉が芽を出し、人の口に入る頃タケノコが生える。
昔の人は言いました。
ヤマブキの花が咲く頃、太田道灌が「オウタ同感」と言ったとか!
(ちなみに備後弁では合った、同じという言葉を「おうた」と言う。


実(蓑)の一つさえないと嘆いたヤマブキ
(ちなみにホタルの撮影中雨が降りだし濡れた)



白山吹


少し早くオチが出過ぎたが面白い!

ようやく本題に入るが先の土曜日
指導してもらっている先生とカスミを探しに山に入った。



3月にも同じ場所を探したが卵は見つからなかった。
今回は御領山数か所を会員仲間の情報を頼りに案内してもらい探した。
昨年発見したという場所ではすべて見つけられた。


カスミサンショウオの卵
孵化が近く親の姿に似てきた

昨年発見した場所の上流で
♂と卵を見つけたが卵の1部が水が少ないため死んでいる


保護を考えなくては
お役所仕事では保護は難しいのでボランティアを募集して保護を考えたいが
又余分な仕事を抱えるようになるから困った。
そぐそばでは日本赤ガエルが住み、オタマジャクシも順調に育っている。
最近カラスがオタマジャクシを狙ってこの場に来ている。






自然を保護するためにはないしょにしないといけない。
我々だって長いは無用、彼らの邪魔をしてはいけないからカエル。

昨晩のホタル。
見事な上陸光景を見せてくれた。今年のピークであったと思う。



ホタルの幼虫の上陸風景とホタルの光の予想は近々アップするので今日はこれまで!