自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

神辺史跡巡りⅡ

2014-11-09 16:24:08 | Weblog
11月8日恒例の神辺観光協会主催「かんなべ浪漫」神辺史跡巡りが開催された。
毎年同じ企画なのに今年も定員を超えたらしい。
総勢80数人の人達と神辺の史跡7ヶ所を昼食を挟み6時間かけて尋ねる。


会長開催の挨拶

今回の実行委員長の熱弁と意気込み
後方の鬼が付くイベントとは関係ない


彼のやる気が移り3号車の案内係兼ガイド役担当も張り切った。
集合場所から脇本陣まで、準備運動を兼ねて歩いて貰った。


脇本陣又は西本陣と呼ばれる現存本陣
東本陣は火事で焼失


本陣専属のガイドもがんばり、時間オーバー、


絵まで使った説明 ええ話だった。 エ!


庭には


樹齢約450年の百日紅


NHKドラマで有名になった軍師官兵衛が
付けたといわれる黒田家の家紋がここ神辺本陣の屋根瓦に残る。


ガイドの方に聞くと創建以来瓦の吹き替えはないはずと


そして、本陣の関札の間を見れば襖に書がある。


作者 菅茶山の姪お敬の主人北条霞亭の弟碧山閑人
(後に阿部の殿様に召され江戸に移り大目付格儒官となる


我が自然がめったに説明等することはないが学のあるところを見せるため書を訳して見る。(うそー)

杜口風塵外    とこう、ふうはじんがいなるも
安心筆墨間    あんしんたるはひつぼくのかんなり

         くちをつぐんで人の世から逃れているけれども
         心がやすらぐのはきままに筆や墨と戯れることである。

至歳天下楽    歳いたりて 天下の楽
終日在几案    終日 几案に有り
         
         歳末にあたって楽しみといえば
         一日中机で学べることである

         庚辰 暢月・・・文政3(1820)年 陰暦11月

少し本陣に長居をしたので次の国の史跡 廉塾はサラーと流す。


真面目にメモをとる人が多い
ここも説明は長かった


雨漏りの修理もされていない廉塾の屋根


どうも持ち主と国・県・市の関係がうまくいっていないらしい
国の史跡をもったいない


家の中


書もあり、弓もある


本日の紹介前半は童謡・校歌作詩の先生


葛原しげる生家
こちらは多くの人の思いがかないただいま修理中


葛原文化会の案内人は時間を気にして短めの割愛の解説!

次回は茶山記念館、堂々川、大坊古墳、亀山古墳を掲載する予定。
乞うご期待。