自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

雪の堂々川

2016-01-20 20:59:51 | Weblog
春夏秋冬四季の彩りが見られる堂々川
春の桜と躑躅、初夏のホタルと青葉、夏の渓谷美と昆虫の飛翔、
秋の彼岸花と紅葉、冬の雪をかぶった砂留。
不法投棄が多発し、川原に木が繁茂していて散歩者もいない沿道を
10年かけて小学生とボランティアの地域住人が観光地に変えた物語は
結構人気があり、年に何回も講演依頼が入っているらしい。
アーそれなのに、それなのに12月から最近まで3回も
ゴミは捨てられるやら、道路脇で雑誌を燃やされるやら、一昔前に遡ったみたいだ。
ホタルの君の神通力が衰え始めた気がしないでもないが!

そのような愚痴はさらりと忘れ、白雪と遊ぶことにした18日。


朝9時前、空は青いが白い雪はまだ舞っている


以前から気になっていた大型蛾「シンジュサン」成虫、卵、幼虫はすべて発見
幼虫が「クロガネモチ」の葉を食べていたが蛹がこの木では見つからなかった。
ところが雪のおかげでそのさなぎを見つけることが出来た。
隣の木、リキュウバイにぶら下がっていた。


蓑虫みたいに風に吹かれてゆらゆら


堂々川までたどり着く前にすでに疲れが見え始めた。
国分寺の全景を南西の方角から見る。


赤い旗が目に飛び込む


わずか400メートル程の堂々川まで時間がかかること。


10年前に認定された福山地区3番目のラブリバー団体


看板の目の前に機能を失っている1番砂留がある。


手と足はかなり冷えてきている


予想より雪は少ないが車のワダチに入るとよく滑る。


2、3番砂留


所々で風が吹くと雪が舞う。



4番砂留を過ぎると


4番砂留

5番砂留


思いだしたように川の中に入ってホタルの幼虫を探した人がいた。
この行為、やっぱり馬鹿のすることであった。
長靴の底に傷があり水が浸入してきた。
馬鹿でも水の冷たさは分かるので川から上がった。
でも、長靴の水はどうにもならないのでそのまま歩く。

24日にはこのあたりの東の山の木や草を伐採してモミジを植える計画だが
かなり困難な作業になりそうだ。

国分寺を過ぎて800mようやく日本一の条件付き砂防堰堤へ到着。


東から西を見る


ここまで来たら後2つ登録有形文化財の砂留があるがさてどうするか?
悩むことはないすぐ帰ることを考えるべきだと人は思うだろうが
やっぱりこの人も人の子、冷たさには勝てず素直に帰ることにした。
雪道のくだりはよく滑る。
でも、転ばずに、「あれが御領遺跡の雪化粧だ」
と見える所まで降りてきた。


対面はマーメードゴルフ場


約90分の雪遊び
大変つめたいが、おも白ろう御座いました。