自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

訪ねた家は

2012-05-05 21:43:00 | Weblog
今年のホタルの予想
堂々川の場合過去3年のデータから
ホタルが初上陸した日から45日目に光り出している。
今年も堂々川の流れの最下流福田池あたりが最初と予想する。
4月11日に上陸したから45日を加えると5月26日となる。
堂々川3、4番砂留及び新迫山砂留がそれから2~3日遅れて光る。
後はホタルのかってで彼らの思いで光るだろう。
ただし、6番砂留すぐ下は砂が大量に流れ出たから
数は昨年の10%程度になると思う。
もしもであるが堂々公園内で発生したホタルが
下流へ飛んでくるからその時期になると数は増えそうである。
堂々公園内で5月24日~28日まで数百人規模のイベントがあり
初めてのことゆえ、その影響がどのような形で出るか予想がつかない。

ホタルから離れて、ゴールデンウイークの3日ある家を訪問した。
特別の用事もないし、アポもとっていない。
門を入るとあっと驚く、花・はな・青葉



右を見るとつつじが



左を見てもつつじと紅葉




万両の紅白を並べて植えている。


チャイムを鳴らす前の出来事、さつきとつつじが10本もある。
家の人に断りもいれずに左の奥に中門がありそこをくぐると
歴史を踏んだ家であることが想像できた。






この家の事を聞こうと思ったが咲き始めたばかりの赤花シランが



早くチャイムを押して!
泥棒と呼ばれても私は「知らん」と言っているようだ。
そばのつつじもしろじらしく見つめる。



とどのつまりはカタツムリが毛虫に襲われ助けてーと悲鳴を上げたよう思えた。




今日はこの家の庭を勝手に許可を得ずに見せてもらったのだ。
黙って帰るのがベターとチャイムを押さずに失礼し、
後日、手土産を持って訪ねることにした。

堂々川の夜の生き物

2012-05-03 22:00:29 | Weblog
5月2日夕方までかなり強い雨が降った。


砂留を超えた水はどうどうと音を立て流れる


自然流で雨の特異日が5月3日と記憶していたので、
ホタルの上陸は明日も続くと勝手に決めていた。
しかし、良く調べてみると雨の特異日
3月30日 4月8日 6月28日 7月10日 9月15日 10月13日 11月17日
がここ10年の雨の特異日らしい。
晴れの特異日は10月10日と記憶していたがそれは東京オリンピック開催頃のもの。
今では10月10日は外れている。文化の日は今でも晴れの特異日として健在だ。
5月3日雨が降らないとなると ホタルの上陸はどうなる事かわからなくなる。


夜22時頃の神辺の夜空
雨はほぼ止んでいる


そんな思いが結局0時まで川に入らせたままにしていた。
4時間近く川にいれば色々な生き物に出合う。
それらを紹介する。
気味が悪いのもいる。君が悪いと彼らに言っても仕方がないが!
我慢して眺めて欲しい。
ホタルの上陸
平家ボタルの上陸だがここまで大量に10mほどの間で見たのは初めてだ。


石崖を登るホタルの幼虫
30秒ほど露出


数にして約50匹
カメラをバルブにしてレンズ開放
その間他の場所で観察していると
夜の道路を横断して居る幼虫、
何匹も交通事故にあっていたようだ。


発光物質と酵素が混じり道路がかすかに光っていた


急いで上陸しているホタルの保護
3匹緊急避難させた。
元の場所では平家の幼虫が上陸している場所近くでは
ダンゴムシがウロウロホタルを餌にするのか?




コンクリー壁を登り一休憩の幼虫


怖そうな蜘蛛が周囲を見回している


ハシリクモの仲間


この蜘蛛がホタルを捕食するのかはわからないが不気味である。
この近くの水中では
タイコウウチが餌を探している。




タガメのような角化した前足で活きた生き物をとらえ針を獲物にさし
消化液を出して肉を吸いとる。
近くの橋の下ではオオゲジが獲物を待っている。
このオオゲジ益虫らしいが見た目は怖い。
資料によればゴキブリ等を喜んで食べるらしい。

今回は羽化している最中のトンボ○△ヤンマがターゲットか?
でもオオゲジはトンボには触らなかった。
トンボは翅をヤゴから脱皮する時、失敗したらしく




翅が伸びない


ホタルは3匹助けたがトンボは助ける手伝いは出来なかった。

ホタル観察をしていると昼間には見えない多くの生き物に出合えた。
反省こんな観察をして誰が喜ぶのかな!
自然を自然が好きなだけなのだと言う人がいたがそれもある意味正解だ。