自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

赤い実の熟れる頃

2016-01-07 20:52:08 | Weblog
暦の上では冬なんだが春より暖かい気温が続く。
備後の冬は赤い実を食べにヒレンジャクと名乗る渡り鳥がやってくる。
もう来るか、まだかいな!と待つている。


まさかヒレンジャク?


柿を食べていたのはムクドリのような気もするが
見たい会いたい人の為にヒレンジャクとしておくことにした。

鳥を呼ぶ赤い実、我が家にどのくらいあるか数えてみた。
本日の赤い実1号南天、多分20株はあるだろう。


赤以外に白実もある


同じく赤と白のコントラストは万両、この木は50本を超えるだろう。






千両、日が当たるところのものは実つきも悪い。


陰樹なのだろが陰でも実がならない木もある


マユミ




錦木も同じ様な実を付けるが今年は実がない。よってパス。


ピラカンサス
ヒレンジャクが好きな実の一つ


クコ、もう終わりなのだが頑張って実を付けている。



こちらは名前がわからない。




江戸の昔の事、タラヨウとクロガネモチが言い合いをし
どちらがお金持ちや寺・社に多くあるか競争した。
競争の結果を見たら、タラヨウは庄屋、お寺、神社に沢山植えてあった。
黒金持ち、名前はお金持ちと云うけれど黒が嫌われ庶民の木になった。

何でだろう!


クロガネモチ



タラヨウ


昔から、お天気と人の気持ちは空に聞けと言うそうだ。
空に聞いたら、ヨイショがうまければそれなりに好かれるようだと答えが来た。
ならば、故事にならい今年はヨイショを学んでみよう。

雲海の御領山

2016-01-04 20:29:48 | Weblog
おけましておめでとうございます。
3日遅れの新年のご挨拶をさせていただきました。
もう振り帰れば正月は4日、官庁や早い会社は出社している。
おとそ気分を振り払って堂々川へ向かせたのは最近はまっている雲海
8時30分を過ぎても一向に晴れない。

悪路を軽トラ4駆で登る。いつもの場所へ


太陽はかなり上にあるが霧は晴れない

30分近くこの場へいるが晴れてはくれない


いらいらしてきたから目的を変えて御領山を巡回した。
奇岩 大狐岩と村境石がある山頂


通称狐岩谷

少し下方には子狐岩


今は松が枯れて、下草も誰かが刈ってくれているから
狐に騙されて道に迷うことは無い。
十年ほど前、今だから白状するがここで30分程右往左往したことがある。
早く云えば、狐に騙されたのである。

その村境(昔の下御領村と上御領村の境)は山頂にあり東側斜面に古墳が14基もある。


御領遺跡住人のお墓?


眺めていたのは私以外に野鳥のシヨウト、鳥と同じ方向を見るのは初めてだ。


ショウト又の名をホオジロ



先般発刊した冊子「御領の古代ロマン 遺跡・古墳・砂留」
この冊子を少しPRすると神辺四万人の町の本屋さん2軒で50部も売れている。
もしお買い求めの意思があるなら  インターネット「金光教徒社」で検索
作者の一人がこの会社と仲が良いからサービスがよいはず!

元に戻って、冊子にも載る砂防堰堤「銭亀砂留」を横に見て、


明治期の築造か?


江戸時代決壊した大原池
63人を飲み込んだ土石流の基の池にある中山砂留


ようやく自前で写真を撮った


今までブログに載せていたのは「福山藩の砂留」から借用していたものである。
水鏡が綺麗な淀ケ池の東砂留


靄が湧き出て趣がある


約1時間間ぶらりぶらり、御領山の西半分を車で移動した。
今回も雲海が寄与してくれて無駄な時間を費やした。
たまには休まなくては!


1番砂留
広島県75番目の登録有形文化財


正月早々歴史遊びにおつきあいくださり感謝します。