ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

紙きり職人のわざ

2007-01-05 00:00:00 | 鑑賞
すんぷ夢ひろばの演芸場で、柳家松太郎師匠の紙きり技に酔いしれた。一枚の紙を軽妙な話術とともに切っていく。恵比寿、大黒なんでも切る。今回この寄席で観るのは2度目だが以前観た時は、注文を聞き客にその場でプレゼントしていたのでうらやましかった。今回は注文を聞いた時には即座に手を上げようと心しての観覧だった。最初に切った恵比寿様は、10分の1秒送れて先客の手に渡った。次は、注文をとった。早速手を上げたら、同時にあげた人のなかから 3番目に指名された。最初の注文「花嫁」次が「今年の干支亥」私は「ネズミ」といった。次々に切り、ネズミの番になった。師匠は「自分の干支ですか」「今までに高価な干支を何か持ってますか」と尋ねた。」「そうです」「持っていません」とお答えすると、「じゃー少し丁寧に切りましょう」と時間をかけて切り込んでくれた。切りながら「ネズミは働き者で、みんなに良い顔をするので誤解されやすい」「願掛けネズミで片方の目を開けてあり願いがかなったら両目開ける。ただし願をかけるときは何かを絶つことが条件だ」と話された。正月早々縁起物の白ネズミが私のところへやってきた。 早速額装して家に掛けておくことにする