ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

沈黙の合併

2007-08-03 23:59:59 | フォト日記

朝は雨だった 
月曜日の嵐のような降り方ではないが
かなり強く降った

家を出るときもまだ止む気配はなかった が
隣町までいくと道路は乾き 降った形跡がない
せみ時雨がやかましく鳴いていた

雨が局地的に降ることは珍しいことではないが
これほど狭い範囲に大雨が降るのは異常だ

昨夜テレビで Nステのフルタッチーが 地球温暖化と異常気象を指摘していた
自然からの警告が始まったのかもしれない 
危機感を持たないと 花も咲かない 鳥も鳴かない 沈黙の春になってしまうのだ

夜 合併説明会があった 来年の4月に隣の市との編入合併が決まっている
一足早く合併したK谷町は対等合併だったが合併後あまりいいことがないと聞いた
かって日本は戦争に負けた 負けたからアメリカが支援してくれた
そのおかげで戦後日本の復興は世界の手本となった
戦争に勝ったベトナムは 復興が10年遅れた
大きな市と合併する小さな町は 対等よりも編入のほうがいいのだと
危機感のもてない外野席の自分がいた


写真集「子どもは天才!」

2007-08-03 00:00:00 | 鑑賞

町内のYマ本正子さんは 写真家菅洋志のファンだそうだ
以前写真集を山ほど 貸してくれた
海外の子ども達や 日光東照宮の写真など 
感動物ばかりだった

そして先日 NHKの番組を録画したDVDと共に
1冊の写真集を また貸してくれた 
「子どもは天才!」 
菅先生が写真教室を開いた横浜市立盲特別支援学校で生徒に使い捨てカメラを渡し 
「好きなものを撮る」宿題を出した そのときの写真をまとめて本にしたのだ

帯部分に 「たとえ視覚を閉ざされていようとも 潤い豊かな感性は 
写真の中に自分の感性までも写し込むことができるのだ」と菅洋志さんは記載してある

菅さんは 子どもの写真を33年も撮り続けている写真家だ 
その傍らでは養護施設の子どもたちとの交流も続けて その子どもたちにも慕われているいる 
その人が感動するほどの写真を 初めてカメラを手にした子どもたちが撮ったのだ
雲の切れ間から差し込む太陽の光 川の向こうとこちらの対比 
逆光でレンズに光が当たり 茅の輪状態の中の電車 テクニックではない感性なのだ
豊かな感性を養わなければ 良い写真は取れないのだ 心に響く言葉だ

Yマ本正子さんは 「子どもは天才!」写真展案内を届けてくれた それによると
横浜:日本新聞博物館2階無料ゾーンで 8月26日まで 10時から17時 月曜休み