マムン・タヒリさんを 研修報告の時に撮った
が それを保存した写真が開かない
← 仕方なくカレーズの会報より転写した
2004年に日本での一年間の研修を終え帰国 その後は
カンダハル州保険局公衆衛生担当官として活躍していた
そのタヒリさんは9月14日自爆テロの犠牲になってしまった
そのことを昨日公開した
自爆テロと聞くと自らが志願したかのようだが
そうばかりではない
薬を飲まされ意識がもうろうとしてしまった人や 精神障害の人
また何も知らない子どもなどに爆弾をもたせ買い物など
人が集まる場所に行かせる そこで犯人が遠隔操作で
爆発させるやり方が多いと言う
カレーズの会理事長レシャード・カレッドさんは語る
アフガニスタンの復興支援によって 期待に燃えた国民が政府に協力姿勢を示してきた
しかし援助金が政府高官や 軍の一部の「食い物になったことが明るみに出ると
国民の間には政府に対する不信と裏切りの思いが湧き立つようになった
衣食住に加えて医療や教育がままならないことにたいする不満が
治安の悪化の誘因となっている そのために
政府組織よりも反対勢力のタリバン残存組織に偏る行為にまで走っている
このような情勢の中で多額な助成金の使用方法が検証されずに
再度多額の援助金を認めることは大きな誤りに?がる確率が高い
戦場のような治安の悪い場所に戦闘部隊の後方支援とはいえ
自衛隊を派遣することは自殺行為だ
アフガン人の心理と掛け離れた活動は一般市民に信頼されずむしろ攻撃の対象となる
国際貢献を積極的に行うとするならば民間を中心とした
日本の特技である技術移転を中心にすべきである
インフラの整備として道路整備 農業や飲料水の確保 ダム等の建設
空港や汽車などの新設 結果的なこのような行為は日本の直接の貢献として
アフガニスタン国民に対する友情の賜として賞賛されることであろう
と会報に載っている
事情は計り知れないものがあるのだろうが人の命は尊い
それがいとも簡単に失われる状況 それをを作り出す情勢
生まれてから争うことしか知らないアフガンの若者は大国の被害者なのだ